ビリビリッ

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

高里の個展のお知らせです。

 

来週金曜日から南青山のギャルリーワッツさんにて、

 

新作絵画と合わせまして、

 

少数しか刷れませんでしたが、

 

作品集「ビリビリッ」を出版いたします。

 

 

 

今回の新作絵画は、

 

「ビリビリッ」に掲載されている絵画を元に制作されています。

 

要するに、作品集の作品をビリビリッ破いて、

 

貼って、剥がして、ビリビリッして、描いて、

 

を繰り返して出来上がった絵画作品となっております。

 

すなわち、作品集の絵画はすでに存在しておらず、

 

新しい絵画の素材となって生まれ変わっているということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この数年、夜な夜なビリビリッと試行錯誤を繰り返し、

 

ようやく日の目を見ることができます。

 

作品集「ビリビリッ」の制作にご尽力くださいました荒澤さま、

 

大変お世話になりました。ありがとうございます。

 

本当にお疲れさまでした。

 

 

 

絵画についてや作品集「ビリビリッ」についてなど、

 

諸々ご紹介したいところですが、

 

実際にご覧いただきたく思っております。

 

お時間ございましたら是非お立ち寄り下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高里千世 個展「ビリビリッ」

 

2023.9.29 fri  – 10.4 wed   12:00 – 19:00

 

sat & sun  12:00 – 18:00

 

Lastday  12:00 – 17:00

 

 

 

ギャルリーワッツ

 

港区南青山5-4-44 ラポール南青山#103

 

03-3499-2662

 

https://www.wa2.jp

 

instagram @galeriewa2

 

 

 

specialsource HP内on lineページにて、

 

作品集「ビリビリッ」の販売を予定しております。

 

A4サイズ、166ページのフルカラーになります。

 

遠方の皆さまにも是非ご覧いただきたいと思っております。

 

詳細は後日onlineページにて掲載いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

視界のない山旅

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

9月を迎えました。

 

まだまだ暑くてどうしようもないくらいバテバテな日々が続きます。。

 

 

 

展示の際にたまに聞かれることのひとつに、

 

「一番好きな山」があります。

 

私はシンプルに花に会いに行きますので、

 

北アルプス白馬岳、北海道の大雪山のどちらかになるかと思いますが、

 

次に行くのなら迷わず大雪山かなといつも思っています。

 

しかしこの大雪山はなかなか相性が悪いのでしょうか、

 

未だに一度も山旅の道中にて、満足のいく晴天に恵まれたことがありません。

 

 

 

1回目は旭岳温泉からの入山で、白雲岳避難小屋にて幕営の予定でしたが、

 

悪天候のためロープウェイが運行していないという事態に見舞われてしまい、

 

翌日旭岳のみの登山となってしまいました。

 

雨中の行軍となり、大雪山の厳しさを肌で感じました。

 

2回目は層雲峡からの入山でしたが、

 

またしてもロープウェイが強風のため大幅に出発が遅れ、

 

黒岳石室まで到着するのがやっとの状態、

 

翌日も天候回復は見込めず、白雲岳への縦走を諦め下山しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルプスや八ヶ岳でも同様のことは少なからずありますが、

 

直前に天候を見極めることができるため、

 

かなりの確率で晴天に恵まれます。

 

かたや、北海道となりますと、

 

車ではなく飛行機となりますので、事前に予約が必要になります。

 

大雪山で高山植物が開花している最盛期は、

 

6月最終週から7月第一週までのおよそ10日間しかないのに加えて、

 

近年では蝦夷梅雨と呼ばれる天候不順が重なることもあり、

 

決行を決意するには非常に難しい山旅となっています。。

 

 

 

水や食料を販売している山小屋が黒岳にしかなく、

 

バイオトイレも黒岳にしかありませんので、

 

それ以外では携帯トイレを携行して、下山まで持ち歩かなくてはなりません。

 

エキノコックス感染症やヒグマの危険性だけではなく、

 

真夏でも吹雪になるほど気象の変化が激しいこともあります。

 

 

 

大雪山では工程に合わせた水を携行する必要があり、

 

水の分を軽くするために、デジタル一眼カメラの併用を止め、

 

当初の2回は中判のフィルムカメラのみで入山しましたが、

 

悪天候では防水パックの肥やしにしかならず、

 

1.5kgの鉄のかたまりを背負っていただけとなりました。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒天の2回の山旅は厳しいものでしたが、

 

植物観察に関しての成果はなかなかのものがありました。

 

未だ見ぬ種を求めて3回目は旭岳温泉から入山し、

 

デジタルカメラを併用するため幕営はせずに黒岳石室に泊まり、

 

白雲岳赤岳から旭岳に戻るロングルートの工程で向かいました。

 

 

 

やはり厳しいのか相性が悪いのか、

 

終始ガスに覆われ、温暖化の影響なのか、

 

チングルマも綿毛に変わり始めてしまっていました。。

 

10時間を超える長い工程の最後に、

 

一番キツい登りを持ってきたのは大失敗と思ったのも束の間、

 

濃いガスが消え、ついに青空のもと大雪山最高峰の旭岳山頂に辿り着きました。(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高山植物を含めた山麓からの種の豊富さは、

 

北アルプスの白馬岳に軍配が上がるのかもしれませんが、

 

高山植物の種類や希少種の豊富さ、

 

お花畑の圧倒的な規模の大きさスケール感では、

 

大雪山ほど学ぶことの多い山はありません。

 

 

 

詩人大町桂月の有名な一節、

 

「富士山に登って山の高さを知れ、大雪山に登って山の広さを知れ」

 

残念ながらとにかくいずれの工程も視界がなく、

 

大雪山の広さは微塵も感じられませんでしたが、、、、

 

次回こそはと、思いを馳せるここ数年です。

 

 

 

 

 

 

 

薄雪草

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

それなりの標高がある登山口で33℃。

 

しんどい猛暑日の登り。

 

風が吹き抜ける場所に出ると、

 

薄雪草の群落が涼しそうに揺れていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ULの奥義とは

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

このところ暑さにやられているのか、気圧の上下動が激しいからなのか、

 

朝からだるくて体が重いです。

 

 

 

昨今の登山業界を席巻する「UL」。

 

ultra lightという意味で、

 

必要最低限の荷物だけパッキングして山へ向かうスタイルです。

 

登山における重量を減らせるアイテムは、

 

ザック、シューズ、ポール、テントやシュラフなどなど、

 

キリがありませんが、カメラなども当然軽くしたいものです。

 

いくらUL装備を充実させても、

 

重い一眼レフにでっかいレンズをぶら下げては本末転倒です。

 

 

 

カメラのことはさておき、

 

UL化はなかなか難しいものです。

 

軽くすれば良いというものではありません。

 

何でもそうですが、必ず得手不得手があります。

 

 

 

人気のULザックを使ってみると、

 

8kgまでOKとあったのが、4kgで1時間背負ったら肩が痛くなるとか、

 

汗で背中がびしょびしょになって重くなるなど、

 

重いけれど機能性に優れたザックでは考えられないことが次々と起こります。

 

軽くするために調節機能を削除しているため、

 

重くなると肩のパットが浮いてしまい、

 

紐一本で背負っているのと同じになってしまいますし、

 

背中も汗に対しての対策はされていませんから当然のことです。

 

それらは我慢してでも軽くしましょう、

 

というのがULということなのです。

 

確かにどんなに機能性が高くても、

 

2〜3kgにもなってしまうと、それだけで重いですから。

 

ザックに関しては、ショルダーハーネスを調整する、

 

ストラップが付いているものが必須で、

 

夏山では背面パットと背中が密着しない構造のものも、

 

必須になると思います。

 

 

 

シューズは高山ならソールが硬いものが必須です。

 

岩場ではトレランシューズなどのようなものは、

 

余計に歩数が必要になりますのでかなり疲弊します。

 

柔らかい靴は低山、もしくは脚力が十分でないと厳しいです。

 

硬いとは言っても、アイゼンを付けられるような硬くて重いものはオーバースペックです。

 

片足の重量が700gを超えないものがバランスが良いと思います。

 

 

 

そんなこんなでUL化に勤しむ訳ですが、

 

理想的なものはなかなか見つかりませんね。。

 

薬とか健康食品とか、それこそ食べ物でもそうですね。

 

ひとつで全部賄えるものなんてありません。

 

いろんなものを幅広く浅く摂り入れる方が、

 

案外体に良かったりするのかもしれません。

 

ULも状況に合わせて使い分ける方が、

 

多くの引き出しを得ることに繋がるのかもしれません。

 

 

 

以前月山で修験道の方たちの後を登りましたが、

 

木の棒とホラ貝以外何にも持っていないように見えて、

 

ずっとナントカセイジョウと大声で唱えながら歩を進めていました。

 

息も切らさずです。

 

あれこそが本物のULなのかなと思いました。

 

重量を伴う物体ではないものの方が、

 

ずっと重く感じるのかなと。

 

いやはや、奥が深いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バテない方法

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

この夏の暑さで、すでにグロッキーです。

 

水分を1日4リットルくらい摂っても、

 

なかなかトイレに行かないということは、

 

全然足りてないということなのでしょうか。。

 

 

 

盛夏の登山でも、水分摂取は最も重要です。

 

ただ水だけを摂るのも良くないですし、

 

ポカリスエットなんかだけを摂取するのも良くないといわれています。

 

僕らはボトルに沖縄の天日塩をひとつまみ入れて飲んでいます。

 

精製塩に比べて天然塩はミネラルバランスが良いらしく、

 

これを教えてもらってからは、日常でもなかなか良いような気がしています。

 

 

 

しかし、1日5時間以上の登山工程がある場合は、

 

水分摂取だけでは全然バテます。

 

出発前に鶏肉を摂るのがベストだと思ってますが、

 

何でもいいからたくさん食べるに越したことはないかなと思います。

 

行動中も30分おきくらいでナッツやおにぎり、

 

ゆで卵や枝豆なんかを食べると違います。

 

8時間以上の行程になると、とんでもない量の行動食が必要になるかと心配しますが、

 

道中に必ず、山小屋があるルートを選ぶようにしています。

 

荷物が重くなると最悪ですから。

 

山小屋ではカレー1択ですね。

 

ラーメンはやめました。

 

過剰な塩分摂取は、疲弊している胃に負担がかかり過ぎるようです。

 

とは言うものの、しっかり食べても水分摂っても、

 

結局はバテバテで下山するんですが。。

 

 

 

登山でバテてしまうと、なかなか立ち直ることができません。

 

バテるほど眠りが浅くなるように思いますし、

 

疲労感も消えないのかなと思います。

 

これは登山に限らず、日常でもそうですね。

 

しっかり身体を休ませないまま、

 

騙し騙しなんとかやってきましたが、

 

登山でバテているのではなく、

 

日々の疲れが溜まったまま登山に行くからバテるのだと、

 

ようやく分かった今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

シュヴァンクマイエル

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

大ちゃんの山びこがアトリエに入ってくる虫を食べて、

 

次第に通りがかる生きものまで全部食べるようになってしまって、

 

最後には大ちゃんも食べられてしまいそうになる夢を見ました。

 

冷や汗ものでした。。

 

 

 

先日ヤンシュヴァンクマイエル展を観に恵比寿に行ってきました。

 

小泉八雲の怪談をテーマに描かれたコラージュ作品が、

 

たくさん展示されていました。

 

20年くらい前に買った本に載っている、

 

大冒険物語のコラージュ作品と同じようなアプローチの作品でした。

 

観ることができてとても嬉しかったです。

 

シュヴァンクマイエルといえば、

 

映像作品が大変人気があったと思いますが、

 

今でもすごい人気でした。

 

平日の14時過ぎでも多くの来場者で賑わっていました。

 

 

 

 

 

 

香川の皆さまありがとうございました

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

+106さんでの2人展は無事会期を終えました。

 

ご来場くださいました皆さまありがとうございました。

 

今回で個展、三人展、個展、二人展と四回目の展示となりまして、

 

諸々心配なことが多かったのですが、

 

変わらず足を運んでくださいましてありがとうございます。

 

次回は2025年を予定しております。

 

香川の皆さま、+106さん、引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

さて、2023年はあっという間に7ヶ月が過ぎようとしています。

 

日照り熱々、エアコン冷え冷え、作業蒸し蒸し、

 

日照り熱々、エアコン冷え冷え、作業蒸し蒸し、

 

この負のループから早く脱したい日々が続いております。。。

 

 

 

展示の予定といたしましては、

 

10月7日から名古屋駅のhaseさんで二人展、

 

11月にatelier galleryにて個展、自然礼賛を開催する予定となっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

+106

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

+106さんでの二人展が6月24日土曜日より始まりました。

 

今回はフレームの作品をはじめ石ベースの立体作品、

 

TARO賞で出展した朝顔と椿のリメイク作品を出展しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大ちゃんは山びことsteel objectシリーズを出展しています。

 

steel objectは彫刻やアクセサリーなどの台としても良いですが、

 

ただそっと置くだけの物体として制作しています。

 

こちらのシリーズは作家さんからも好評ですので、

 

近くon lineでもアップしていく予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

– Morison Kobayashi & Daisuke Nakamura Exhibition –

 

会期:2023年6月24(土)- 7月16日(日)11:00-18:00

 

*7月3・4・5・10・11・12日はcloseですのでお気をつけください

 

会場:+106 香川県高松市屋島西町2453-20

 

Instagram : plus106

 

 

+106のお二人、

 

そして香川の皆さま、

 

この度もどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

慰霊の日

 

 

 

 

 

 

 

1945年焼け野原だった首里。

 

2023年もお城はないけれど、

 

のどかな雰囲気に包まれている。

 

 

 

たくさんの人たちが命を絶たれたこの町も、

 

南風原も糸満も名護もやんばるもどこもかしこも、

 

平和を願った人たちが今を作ってくれた。

 

今日は慰霊の日。

 

平和を願うすべての人のために祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜明け前の登山口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重いザックを担いで稜線まで登らない、

 

登山口での車中泊日帰り登山。

 

荷物も軽い、ご飯もおいしい、トイレも臭くない、

 

星空も綺麗。

 

山中での幕営が1番良いのですけれど、

 

なかなかそうも言っていられなくなってきました。。

 

軽いって素晴らしいなと思う今日この頃の登山です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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