節分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

節分を迎えました。

 

セツブンソウが咲く頃となりました。

 

小さいので、よーく近づかないと分かりません。

 

花弁に見える白いのは萼片で、しべに見える黄色いものが花弁です。

 

きれいな青紫のは雄しべの葯になります。

 

根生葉は後から伸びてきます。

 

きれいな花ですね。

 

 

 

この季節の山は、梅さえもまだまだですので、

 

このセツブンソウ以外にはバイカオウレンとロウバイくらいでしょうか。

 

限られた山域に行かないと見れませんが。。

 

 

 

花の楽しみは非常に少ないのですが、

 

静かな山歩きができる冬もいい季節です。

 

さて、春を迎える花も開き、明日から春になりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

節分草

 

Eranthis pinnatifida Maxim.

 

キンポウゲ科セツブンソウ属

 

 

 

本州関東以西の主に石灰岩地の林内に自生する日本固有種です。

 

また、開発などによる生息地の減少が止まらず、

 

準絶滅危惧種NTに指定されている希少種になります。

 

昔は3月に入ってから開花する花でしたが、

 

温暖化が進む昨今では、その名の通り節分の頃に咲くようになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

自然礼賛2021 高野半鐘蔓

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

この作品は自然礼賛展に出展する高野半鐘蔓になります。

 

つる性植物はいろいろな飾り方ができて好きです。

 

今回は鉄で花器を制作しました。

 

花器はいくつか制作したのですが、

 

なかなか難しくていいものが全然できませんね。。

 

鉄製花器と茶の花の展示も来年あたりどうかなと思って、

 

いろいろ試行錯誤しています。

 

鉄製ですので、そもそも水は入れない前提ということで、

 

もっと大胆に作ったらどうかなと思ったりしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高野半鐘蔓

 

コウヤハンショウヅル

 

Clematis obvallata Tamura var.obvallata

 

キンポウゲ科センニンソウ属

 

絶滅危惧種IA類CR

 

 

 

落葉する木本のツル性植物で、近畿地方の一部地域に自生していますが、

 

CRということですので、野生絶滅の一歩手前という希少種です。

 

名まえは高野山からきています。

 

この植物はフレームに入れても良さそうだったのですが、

 

つる性植物はこちらの方がいい感じかなと思いました。

 

 

 

 

 

自然礼賛2021「絶滅危惧植物」は、

 

ateliergallery にて、11月6日から21日の会期で予定しております。

 

予約制につきましては、次回少しでもお伝えできればと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

small plants

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

5月に入りました。

 

爽やかな風が心地の良い季節です。

 

ジャスミンも咲き始めました。いい香りです。

 

 

 

IDEE TOKYOさんでの展示は予定通り行なわれそうです。

 

ギャラリースペースを併設したデザインプロダクトを扱われているお店です。

 

東京駅の構内ということもあって、営業は時間を短縮して続けられています。

 

閉められているところが多い中、何とも言い難いですが、

 

難しい世の中ですね。

 

 

 

今回「small plants」と題しました。

 

小さめなフレームの作品を多く作りました。

 

冒頭の画像のように、根っこを少し細かく作っています。

 

あんまり作り込み過ぎると、難しいことになってしまうので、

 

大きく影響しないところあたりだと思います。

 

 

 

小さい作品が多いということもありまして、

 

出展数もフレーム作品で35点ほどと多くなりそうです。

 

その中で、初めて制作する種は10種ほどになります。

 

ショウジョウバカマ、センボンヤリ、スワスミレ、オオジシバリ、

 

ウリクサ、ミヤマハコベ、スワタチツボスミレ、デワタチツボスミレ、

 

チングルマ、ナガバノタチツボスミレです。

 

スミレは種が多いので、初物は多くなりますね。

 

絶滅危惧種は少なくなりました。3種くらいでしょうか。

 

 

 

会期中、作品のリストはIDEE TOKYOさんのホームページでご覧いただけます。

 

お問い合わせはIDEE TOKYOさんで受け付けていますが、

 

スペソーでもお受け致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「small plants」

 

会期:2021年5月14日(金)〜6月15日(火)

 

会場:IDEE TOKYO

 

グランスタ東京B1Fスクエアゼロエリア48番

 

在廊日:5月15日(土)、22日(土)

 

 

 

※DMの表は立体作品のアズマイチゲ、裏のスミレは谷川岳で撮影しました。

 

 

 

 

 

hase

 

 

 

紅花一薬草 size: w201 h282 t44/ 1.7kg

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

11月を迎えました。

 

晴れる日が多くなるといいですね。

 

 

 

今週末から始まります名古屋haseさんでの2人展、

 

作品は僕も中村も18点ずつ出展することになりました。

 

今期haseさんでは作家さんの在廊は基本されていないということで、

 

僕らも在廊はしない予定になっています。

 

久しぶりに新東名に乗って名古屋に行けるなぁと思っていましたが、

 

この状況ですので仕方ないですね。

 

名古屋近郊の皆さんにお会いできないのは残念ですが、

 

お時間ございましたらお立ち寄り下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白花蛇苺 size: wh282 t44/ 2.2kg

 

 

 

 

 

 

 

 

山びこ オンネ

 

 

 

 

 

 

 

山びこ ラン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高里はアートワークや来春の個展の準備があって今回は出展しませんが、

 

高里が描いた上柿絵梨子さんのCD「unclouded 」を、

 

今展のBGMとしてかけていただきます。

 

CDの販売もございますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

モリソン小林と中村大介

 

「金属植物と山びこ」

 

会期:2020年11月7日(土)〜14日(土)12:00〜18:00

 

※11月9日(月)はお休み

 

会場:hase

 

名古屋市中村区名駅5-10-7 花車びる中館1F

 

052-414-5465

 

hasegallery@gmail.com

 

 

 

 

 

 

 

 

山苧環

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

連日の猛暑日です。太陽の陽射しが焼けるようです。

 

いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

今回の「Flora of metal」では、

 

高山植物以外の植物も制作しています。

 

高山植物といっても、定義としては森林限界(中部地方の山岳地帯では標高2500M)以上、

 

高山帯に自生する植物のことをいいます。

 

実際は高山植物に比べて、山に登頂する前のアプローチで見られる植物の方が多いのが実情です。

 

山苧環も標高2000Mくらいまでの樹林帯に見られますが、

 

すぐそばにはゴゼンタチバナやリンネソウなど、

 

高山植物に分類されている植物が自生していますので、

 

高山植物といっても差し支えなさそうに思えてしまう植物の一種です。

 

この山苧環が標高を上げていくと稜線上では紫色だけの花になり、

 

背丈も低いものになります。これは深山苧環と呼ばれている種で、

 

山苧環の高山型になります。

 

高山植物は約2万年前の最終氷河期が終わる頃に、

 

高山に逃れていった種たちです。

 

徐々に低地に順応して生き延びる種も存在しますが、

 

ほとんどは順応できずに上へしか逃げ場がありません。

 

高山植物だけではない、こうした山麓から亜高山帯までの植物たちも、

 

いずれは今の自生地では生息できないようになります。

 

 

 

さて、山々では長かった梅雨も開けて登山シーズン真っ盛りとなっています。

 

僕らは展示の準備もあって、今年の夏山登山はまだです。

 

すでに高山植物は終わってしまいました。。。

 

今年は盆明けから秋にかけて、山麓の植物や、

 

高原の植物などに会いに行こうかなと思っています。

 

大ちゃんはアルプス、アルプスと鼻息が荒いのですが。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山苧環

 

Aquilegia buergeriana Miq.

 

キンポウゲ科オダマキ属

 

北海道、本州から四国九州に分布

 

亜寒帯の山地の林縁に自生

 

size: h587 w282 t44/ 4.0kg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

morison kobayashi exhibition

 

“Flora of Metal”

 

IDEE SHOP Roppongi

 

2020.7.31 fri – 8.31 mon

 

107-0052 港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウンGLLeria 3F 03-5413-3455

 

https://www.idee.co.jp

 

 

 

無印良品 銀座

 

2020.7.31 fri – 8.24 mon

 

104-0061 中央区銀座3-3-5 03-3538-1311

 

https://shop.muji.com/jp/ginza/

 

 

 

ご来店をご予定くださっております皆様へ

 

感染防止対策をされました上で

 

体調にご無理のない範囲でお越しください。

 

平穏なひとときをお過ごしいただけましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

白山風露と高嶺郡内風露

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

六本木ミッドタウン3階のIDEEさんにて、

 

「Flora of metal」が始まりました。

 

 

 

30日の設置から1日までの3日間でしたが、

 

とても過ごしやすい場所ですね。

 

会期中にまた何度か在店したいなと思いました。

 

初日は渋滞にはまってしまいまして、

 

到着が30分遅れてしまいました。

 

ご来場された皆さま、お店の皆さま、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。。

 

ミッドタウンは入り口がいくつかあるようで、

 

その辺りの詳細も併せてお伝えしておかなければいけませんでした。

 

また、六本木と銀座での同時開催となりますので、

 

それぞれに出展する作品の画像などを、

 

事前に告知しておくべきだったと思いました。

 

何かと配慮が足りずにすみませんでした。

 

次回以降に対策していきます。

 

どうぞご了承下さいませ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も高山植物を多く制作していますが、

 

高山帯に咲くゼラニウムを二つ作りました。

 

一般に広く知られている園芸種のゼラニウムはフウロソウではなく、

 

テンジクアオイ属の植物で、同じ科ではありますが少々違う種になります。

 

 

 

ハクサンフウロは、加賀白山の名を冠する高山植物の中では代表的な種のひとつです。

 

高山に限りますが、北アルプスから中央アルプス、南アルプスに八ヶ岳、

 

そして東北に広く分布しています。

 

一方のタカネグンナイフウロは、自生地がハクサンフウロよりも限られるため、

 

なかなか目にする機会が少ない種になるかと思います。

 

北アルプスというよりは、南アルプスや八ヶ岳で見かけるイメージがあります。

 

フウロソウは背丈も高めのものが多く、

 

花弁もわりと大きくて鮮やかでたくさん付くので、

 

登山道脇では離れていてもすごく目立つ植物です。

 

葉が大きく切れ込んで5裂以上になり、末広がりに立っていますので、

 

株同士の間隔が絶妙に空いていて、それが綺麗な立ち姿を際立たせています。

 

梅雨明け前後の一斉に咲く高山植物群の中では、

 

少し趣きが異なる種である分、

 

8月の晩夏を迎えても咲き残っていて、

 

遅い夏山を迎えた登山者たちにとっては、

 

ありがたくて愛おしい気持ちにさせてくれる花です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白山風露

 

Geranium yesoense Franch et. Savat var. nipponium Nakai

 

本州中部より東北地方の亜高山帯から高山帯に分布

 

花弁は桃色ですが、白色に近い桃色から紫に近いものまで幅があります。

 

世界で400種以上あるフウロソウ属で、日本に自生している種は十数種ですが、

 

その中でも特に知られている種になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高嶺郡内風露

 

Geranium eriostemon Fisch ex. DC. var. reinii Maxim. f. Onoei Hara

 

本州中部地方に分布

 

日本に自生しているフウロソウ属は、近年の人為的な開発や気候変動のため、

 

多くの種が絶滅を危惧されています。

 

僕らも高山植物の保護などのボランティア活動に参加していますが、

 

高山だけではなく、幅広く希少種を保護する活動が必要になってきています。

 

文明、文化を広く安心して後世につないでいくためには、

 

限りある自然の小さな力のない生きものたちが、

 

それらの大きな役割を担っているということに、

 

多くの人々が気づき始めたというだけではなく、

 

自分たちでできることを始めているということに、

 

今さらながらに気づかされる昨今となりました。

 

僕らもできることを少しずつですが、続けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

morison kobayashi exhibition

 

“Flora of Metal”

 

IDEE SHOP Roppongi

 

2020.7.31 fri – 8.31 mon

 

107-0052 港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウンGLLeria 3F 03-5413-3455

 

https://www.idee.co.jp

 

 

 

無印良品 銀座

 

2020.7.31 fri – 8.24 mon

 

104-0061 中央区銀座3-3-5 03-3538-1311

 

https://shop.muji.com/jp/ginza/

 

 

 

ご来店をご予定くださっております皆様へ

 

感染防止対策をされました上で

 

体調にご無理のない範囲でお越しください。

 

平穏なひとときをお過ごしいただけましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

琉球小菫

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

梅雨が続いています。

 

水分がたまって身体が重いと感じる今日この頃です。。

 

 

 

今週金曜日から始まります「Flora of metal」。

 

一応、今のところ開催される予定です。

 

今回は小さめのA4サイズの作品を、

 

銀座店で4点、六本木店で7点出展する予定です。

 

冒頭の画像は年明けに沖縄に帰省した際に、

 

首里城へ行った時に撮影したフィルム写真です。

 

その時に良く見つけたリュウキュウコスミレも、

 

今回A4サイズで出展します。

 

今年のウンケーには帰れるかなと思っていましたが、

 

この様子では無理ですね。。

 

沖縄のみなさんの健康長寿を願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

琉球小菫

 

スミレ科スミレ属

 

沖縄県に広く分布。稀に白花が見られます。

 

ニービシが吹く頃あたりから咲き始めますが、

 

なかなかその頃に帰省することはありませんので、

 

大抵は年始に見かけることが多いです。

 

国際通りの路地を少し入れば、街中でも見られます。

 

首里城からハンタン山を下って、円覚寺跡を過ぎた辺りで猫がいました。

 

その猫のすぐそばに咲いていた株をモチーフに作りました。

 

かわいい猫でした。いや、スミレでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

morison kobayashi exhibition

 

“Flora of Metal”

 

IDEE SHOP Roppongi

 

2020.7.31 fri – 8.31 mon

 

107-0052 港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウンGLLeria 3F 03-5413-3455

 

https://www.idee.co.jp

 

 

 

無印良品 銀座

 

2020.7.31 fri – 8.24 mon

 

104-0061 中央区銀座3-3-5 03-3538-1311

 

https://shop.muji.com/jp/ginza/

 

 

 

ご来店をご予定くださっております皆様へ

 

感染防止対策をされました上で

 

体調にご無理のない範囲でお越しください。

 

平穏なひとときをお過ごしいただけましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

anemone L.

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

前回もお伝えしました通り、atelier galleryの本年中のお休みが決まりました。

 

物件が延期や変更となっていまして、

 

スケジュールを合わせるのになかなか厳しい状態が続いております。

 

夏の東京と秋にも名古屋haseさんで展示を控えているため、

 

atelier galleryで展示する作品が用意できない状況となっております。

 

この感じですと、来年夏の自然礼賛までオープンできないのではないかと思われます。

 

こんなに開けないで大丈夫なのか、とご心配いただいていますが、

 

さすがに大丈夫ではありません。。

 

予約制となってもご来場いただけるようなウルトラCがございましたら、

 

是非ご教授くださいませ。。

 

 

 

 

さて、「Flora of metal」です。

 

一輪草、二輪草、三輪草をひとつの作品にしてみました。

 

春の妖精、スプリングエフェメラルの代表的な種です。

 

イチリンソウ属はアネモネです。

 

リンネさんが名づけましたので、anemone L.という作品になります。

 

山に入る時期と山域が合えば、一度に全部見ることができます。

 

一、二、三と標高が上がっていきます。

 

アルプスまで行かなくても関東近郊でも見ることが出来ます。

 

4月、5月くらいです。今年は残念でしたけれど。。

 

近年少しずつ減っていると聞いていましたので、

 

来年は株が増えているといいなと思う今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Anemone L.

 

一輪草、二輪草、三輪草

 

size A3ヨコ:w399 h282 t44/2.9kg

 

「Flora of metal」六本木MIDTOWN 出展作品

 

 

 

それぞれに特徴があって存在感もある花たちです。

 

二輪草と三輪草は二輪と三輪と決まっているわけではありません。

 

一輪や三輪の二輪草もあり、二輪や四輪の三輪草もあります。

 

面白いのは一輪草でも非常に稀ではありますが、

 

二輪や三輪のものがあるというところです。

 

大抵は白花がひとつで、他は緑花です。

 

花と云っても萼片のことで花弁ではありません。

 

 

 

白詰草もそうですが、異形のものが放つオーラには、

 

見つけたものを幸せにする、

 

なにかしらの要素があるに違いありません。

 

 

 

 

 

 

七つ葉

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

梅雨らしい天気が続いています。

 

雨が降ったり止んだりを繰り返すのは、植物たちにはいい季節です。

 

人間にとっては湿気があり過ぎるのは良くないですね。

 

身体が重く感じるのは気のせいではなくて、

 

水の重さなのかもしれません。

 

 

 

 

公園でシロツメクサの首飾りやティアラを作っている家族を見かけました。

 

昔から変わらない風景はいいですね。

 

一緒になって四つ葉を探しましたが、なかなか見つかりませんでした。

 

ようやく見つけた四つ葉はイメージとは少し違って、

 

四枚とも同じ大きさではありませんでしたが、

 

それでも子どもはとても喜んでくれました。

 

学生の頃には八つ葉までは見つけたことがありました。

 

二つ葉や三つ葉、五つ葉はバリエーションが豊富で、

 

四つ葉が一番バリエーションが少なかったと思います。

 

六つ葉以上になると、茎の高さが低くなるのかなとも思いました。

 

こういう異形のものたちに出会うと、

 

自由でいいなあと思ったものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなシロツメクサの一つ葉から七つ葉までを作品にしてみました。

 

三つ葉も含めてすべて異形の葉です。

 

幸運を運んでくれるというよりは、

 

自由への賛美歌を歌ってくれているように思えてしまいます。

 

この作品は来月末からのIDEEさんでの個展に出展する予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白詰草

 

Trifolium repens L.

 

size: w399 h201 t44 /2.2kg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

采配蘭

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

6月は梅雨の季節ですが、

 

野生ランの季節でもあります。

 

希少な采配蘭を見かけました。

 

 

 

 

采配蘭は地中の菌類と共生して生存している種です。

 

園芸種として栽培ができません。

 

光合成をしなくても成長できる珍しい種です。

 

土壌に大きく左右される種でもありまして、

 

以前はもっと桃色が濃かったと記憶していますが、

 

どんどん色素が薄くなってきているように感じました。

 

これは菌類に従属する栄養素を、

 

発達させている途上ではないかと考えられているそうです。

 

ラン科の植物には未だに解明されていない、

 

進化の途中にいる種が多くあります。

 

人間による開発や乱獲によって、

 

減少の一途を辿る蜂などの虫たちに依存できなくなった現在の地球では、

 

新たに生き残る術を、地中に棲む菌類に求めているのでしょうか。

 

人間には到底真似できないサバイバル術です。

 

やがて采配蘭がギンリョウソウのように色素を失うとき、

 

地球は菌類によって再生へと向かっている途中にあるのかもしれないと、

 

気付かされる日が来るのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

采配蘭

 

ラン科サイハイラン属

 

 

 

北海道から本州、四国、九州の山地の林床に広く分布するも、

 

限られた保護区にのみ自生する種が多いです。

 

環境省のレッドデータブックでは、多くの都道府県で絶滅が危惧されており、

 

その姿は確実に目にする機会を失っている一方で、

 

新たな進化の過程により、

 

違う姿に生まれ変わろうとしている種でもあるのかもしれません。

 

 

 

それにしても、美しい植物です。

 

出会った瞬間の感動は、言葉では表すことができません。

 

皆さんも是非、野生ランに出会う小さな旅へ。

 

 

 

 

 

 

「Flora of Metal」

 

IDEE  MUJI銀座店分出展作品になります。

 

詳細はexhibitionページをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

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