5月のatelier galleryのオープンも好天に恵まれ、
多くのご来場をいただきました。
お越しいただきました皆さま、どうもありがとうございました。
今月は以前ご紹介しましたハーバード大学自然史博物館にある、
『Glass flower』のブラシュカ親子をご存知の方が、
偶然にも2組もいらっしゃいました。
実際にご覧になった方に僕の「Metal plants」を見ていただいて、
なんとも恐縮してしまいました。
Glass flowerの精巧さは次元を超越していて、
現代にこれだけの技術を駆使できる時間と費用、
そして情熱などを維持できるだけの環境は皆無に等しいのではないかと思います。
ブラシュカ親子の芸術的な博物学標本を、
こういった形で後世に伝えている欧米には、植物に対しての奥深さを感じます。
僕もブラシュカ親子のようにもっと植物や自然への敬虔さと、
職人、そして作家としての造詣を深めていきたいと思っています。
カテゴリー:atelier gallery
投稿日:2014年5月15日 10:34
5月に入った途端に季節が夏に移行したように感じます。
連休があったように思いますが、あっという間に過ぎ去りました。
5月のatelier galleryは今週末の10日(土)から12日(月)の3日間オープンいたします。
昨年、打ち合わせ先で以前見かけたことのあるオブジェがありました。
鉄で作られた飛行機が錆びて朽ち果てて、大地に還ろうとしている。
彫刻家の佐脇健一さんの作品です。
「あらゆる存在は、この風景の中では滅びの運命に逆らうことなく記憶への変容を遂げて、
静謐な中にも、懐かしさと愛おしさにあふれた特別な存在となる」
昨年の今頃に開催されていた、目黒区美術館での回顧展の冊子に書かれていた文章です。
佐脇さんはブロンズの鋳造技術を駆使して作品を制作されていますが、
金属だけではなく木や石、砂などの素材も使用されています。
また、立体だけではなく写真や映像、そしてインスタレーションなど、
その表現方法は多岐に渡る作家さんです。
先日、仕事で佐脇さんとご一緒する機会があり、
初めてご本人とお会いすることが出来ました。
しかし、複数名の作家さんがいらしていたのと、
かなりタイトな工程の仕事だったということもあって、
いろいろとうかがいたいことがたくさんありましたが、
充分にお話しすることは出来ませんでした。
朽ち果てた飛行機や潜水艦がある風景、
佐脇さんのそれらは「未来の記憶」。
かつて自分でも見たことがあるような、
記憶の片隅を照らされるような素晴らしいテーマです。
今回のような巡り合わせを運んできてくれたのは、
おそらく「物質の循環」というテーマが、佐脇さんと通ずるものがあったからだと、
妙に納得して嬉しさを感じながら、現場で作業をしていました。
http://sawaki.dum.jp
カテゴリー:atelier gallery
投稿日:2014年5月7日 17:00
平日の午後14時を過ぎても、この鍋割山荘ではひっきりなしに登山者がやってきて、
名物の鍋焼きうどんを注文していきます。
グレーのプラスチックラジオカセットから山口百恵が流れる山荘は、
田舎の本家にでも来たかのような錯覚を覚えさせてくれます。
登山口から4時間以上の結構な急登を歩いてきてこの雰囲気ですから、
季節を問わず、この鍋焼きうどんがどうしても食べたくなってしまいます。
カテゴリー:山
投稿日:2014年5月6日 9:00
5月になりました。
さわやかな季節ですが、空が霞んでいる日が多い季節でもあります。
光化学スモッグに黄砂、なんとか2.5などなど。。
一年のうちでも数少ない過ごしやすい時節ですから、
少しでもきれいになっていってくれたらいいですね。
Fragaria vesca L.
和名:ヨーロッパクサイチゴ
英名:ワイルドストロベリー
frame of metal plants : w285h400t44
new product
寒さに強く栽培しやすい実用的なハーブです。
皮膚やその他の疾患を治す家庭薬として昔から利用されています。
果実は他の園芸品種よりも小さめですが、香りはとても良いです。
atelier galleryのポタジェでは赤い実が付きはじめましたので、
今年もおいしくいただきました。
カテゴリー:金属の植物
投稿日:2014年5月1日 11:47