
スプリングエフェメラルと呼ばれる、
春の数日間、ごくわずかな時間だけ現れて、
生命を謳歌する春の妖精に会いに行ってきました。






登山口の林道ではツツジ、
山腹を見上げればヤマザクラ、
登山道に入ればタチツボスミレ、ヤマルリソウ、ヒトリシズカ、
ナガバノスミレサイシン。
瑞々しい春の息吹きを感じながら、
春の妖精へと近づいていきます。


樹林帯の芽吹きが鈍くなる標高まで辿り着くと、
妖精の食草である、カンアオイが散見されるようになります。

足元で静かに翅を休める綺麗な蝶。
春の妖精、ギフチョウでした。


スミレの蜜を吸い、
山頂で仲間たちと飛び交い、
地上で翅を伸ばす彼女たち。
絶滅危惧種に指定され生息域が少なくなる中、
近郊ではこの山以外ではいなくなってしまいました。


山頂に咲くヤマザクラも見頃を過ぎ、
わずかに残ったつがいのギフチョウたちも、
よく見ると翅はほころび、
綺麗な容姿を保ったものはいませんでした。


新緑の季節を迎え、樹々の緑の深まりに、
多くの生命が希望を向かわせる中。
静かに、可憐に、素朴に、
そっと翅を広げて生命を目一杯謳歌して、
朽ちていく姿を見せずにすっと消えていく。
彼女たちはこれから、再び長い地中での生活が始まります。
地上に現れた時だけの尺で見れば果敢ないのかもしれませんが、
春という季節をかけがえのないものにするためには、
人間が考えるよりずっと逞しく生きなければならない、
そう彼女たちに教えられているような気がして下山しました。
カテゴリー:山
投稿日:2018年4月22日 0:39

こんにちは。
新緑の季節を迎えました。
先日、丹沢山系の低山を2つ歩いてきました。
タチツボスミレやマルバスミレ、ニオイスミレ、ヒトリシズカ、
ヤマルリソウ、ヤマザクラ、そしてチゴユリなどが咲いていました。
新鮮な空気を目一杯いただいて、というと聞こえは良いのですが、
近郊の低山の樹林帯といえば、スギとヒノキばかり。。
都内では大丈夫でも、さすがに浴びるほどさらされるとグズグズになりますね。。
色とりどりの花が咲く中で、群を抜いて活況を呈していたのがシダ植物たちでした。
夏に向けてこれからグングン成長していく彼らとともに、
見上げる頭上の樹々たちの若芽も、益々緑鮮やかに映っていました。

犬雁足
Pentarhizidium orientale Hayata
シダ植物門オシダ科
A2size h587 w415 d44
2018年制作作品
先のforest floorに出展した作品です。
錆で覆われて消えてしまいましたが、葉芯だけでなく細かい葉脈も入れたり、
ソーラス(胞子葉)まで作ったりしましたので、随分と時間がかかってしまいました。
上代も今までで一番となってしまったため、非売にすることにしました。。
今月4月のatelier galleryで展示します。
今月新作は小判A4サイズの州浜草などをご用意しました。
お時間ございましたらお立ち寄り下さいませ。
カテゴリー:atelier gallery,金属の植物
投稿日:2018年4月13日 22:21