atelier galleryがオープンして間もなくの頃、
ステンドグラスアーチのサッシの制作の依頼をいただきました。
今までも住宅などのサッシはいくつか手がけさせていただいてきましたが、
今回はステンドグラスを使用するため、
消防法などの関係で、クリアしなければいけない問題が多々ありました。
設計施行を担当された積水ハウスさんのご尽力もあり、
諸処の問題をクリアすることができました。
ご依頼を受けてから約3年という月日を経ましたが、
工事が始まってからはあっという間の工期でした。
サッシ以外にも看板や街灯なども制作させていただきました。
ハウジングメーカーさんとここまでのボリュームでの工事は初めてでしたが、
現場の方たちもとても興味を持って、そしてものすごく好意的に接していただいて、
何もかもがスムーズでした。
既製のものとone-offのものを調和させていくことも、
施主さまの熱意があれば、
メーカーさんは思っていたよりも積極的ということが理解できました。
個人診療所としてはとても広く、施主さまの美意識が凝縮された素晴らしい建物になりました。
special sourceもフルスペックで取り組ませていただきました。
お近くにお越しになることがあれば、是非お立ち寄り下さい。
岡本診療所
横浜市青葉区青葉台1-29-5
www.airok.jp
カテゴリー:space product
投稿日:2015年10月30日 12:48
soraさんにての、「山びこたちの棲むところ」が無事会期を終えました。
今回の展覧会は、中村が山の精霊である山びこたちを、
せっせと山で拾い集めた樹で彫った木彫と、
深山に生息する植物を錆鉄で制作した僕の作品も14点ほど展示しました。
たくさんの植物が自生している樹々が生い茂る場所や、
逆に何もない荒野など、
いつでも自然の素晴らしさを感じることができる場所はたくさんありますが、
山の中に入っていくと、自然の雄大さと荘厳さを感じることができます。
人間がすべてを支配しようとする社会ではなく、
自然に生きるものたちのために、神さまはこの場所を作ってくれたのだと実感できます。
彼の作品のインスピレーションはすべて自然から受けたものです。
山中で過ごすことによって、自然の時間軸に自分を委ね、
普段開かない心のどこかで感じたものを作っていると思います。
今回の作品は小振りなものを主体に出展していました。
soraさんの空間から、彼が委ねた自然の時間軸を、
心のどこかで感じてもらえたらと思いました。
「山びこたちの棲むところ」
中村大介(彫刻)モリソン小林(金属の植物)
会期:2015年10月9日(金)〜15日(木)10:30〜17:00
作家在廊日:15日(木)
会場:sora 静岡県三島市一番町14-8 一番町栄ビル2F
055-981-2202
http://mishimanosora.com
作品は力不足で、僕の金属植物作品が一点のみのご成約でした。
中村の山びこは行き先は決まりませんでした。
なかなか難しいです。
ありがとうございました。
カテゴリー:exhibition
投稿日:2015年10月16日 12:00
わたしたちの知らないところで、
今日もひっそりと身を寄せあっている山の住人たち。
さて、秋になって展覧会が続いていますが、
今月10月は、静岡県は三島駅の近くにあるsoraさんにて、
中村と僕の2人展を開催します。
今回は「山びこたちの棲むところ」ということで、
南アルプス南部や東北、北海道の、
いや、もしかしたら日本ではないかもしれないところ、
一日では辿り着けないような、
深い山の奥へと登っていかなければ出会えない、
人間の気配がほとんどしない中で、ひっそりと生きているものたちをモチーフにしました。
すっかり山男になった僕らが、
実際に山の奥へと入って見て感じたものたちです。
「山びこたちの棲むところ」
中村大介(彫刻)モリソン小林(金属の植物作品)
会期:2015年10月9日(金)〜15日(木)10:30〜17:00
会場:sora 静岡県三島市一番町14-8 一番町栄ビル2F
055-981-2202
http://mishimanosora.com
カテゴリー:exhibition
投稿日:2015年10月4日 16:03
目黒区の西に位置する八雲。
自由通り沿いの閑静な住宅地の一角にひっそりと佇む茶寮があります。
お近くの方はご存知だと思いますが、
ここはHIGASHIYAさんの茶寮です。
僕は3年ほど前に、近くの個人邸のサッシ工事を請け負っていた時、
打ち合わせの帰りに施主さんがお立ち寄りになった際に、
ここのお果子をお土産にいただきました。
が、僕はその時車の中で待っていたので、残念ながら中には入っていませんでした。
それからレセプションなどに行く時にも立ち寄っていましたが、
全くもってもったいないことに、相変わらず車中で待っていました。
それからほどなくして、不思議な縁というものでしょうか、
この八雲茶寮さんの母体会社さんのお仕事のお手伝いをさせていただくようになり、
オーナーさんは空間作りを礎にHIGASHIYAを作り果子の世界に入り、
この茶寮を作ったことを知りました。
それと同時に中目黒の青葉台にあった、あの入りにくそうなお店が最初のHIGASHIYAさんだったことを知り、
僅かではありますが、思想や哲学、美学や理念などを理解することができるようになりました。
茶の正月とされる口切りの時季にあたり、炉の季節に入る11月、
八雲茶寮さんにて錆鉄の花を飾らせていただくことになりました。
茶花を制作しますので個展というよりは、
茶事のようなものに近いと思います。
野に咲く花の趣のままに、インスタレーションができればと思います。
詳細はまた後日お伝えいたします。
http://yakumosaryo.jp
カテゴリー:未分類
投稿日:2015年10月1日 22:12