2.22

 

GASA*SHOP白金台店が11周年を迎えました。

 

 

現在お店に並んでいる、春夏コレクションのために制作された、

 

素敵なカタログがあります。

 

『2013 Spring&Summer Collection Stylingbook』

 

GASA*、gasa*grue、そしてQue?から生まれ変わったNATIVE VILLAGE。

 

これは、今回のコレクションのためだけのものではないですね。

 

今まで育んできた、GASA*の世界観が凝縮されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『2013 Spring&Summer Collection Stylingbook』は、この春夏商品のノベリティーとなっています。

 

 

GASA*ファンとしては、マストアイテムではないでしょうか。

 

詳細は下記をご覧下さい。

 

 

 http://gasa.co.jp/blog/

 

 

 

 

 

 

 

 

テラリウム(Terrarium)

 

 

 

 

 

 

 

19世紀初めまでは、世界を旅して植物を採集し持ち帰るためには、植物そのものでは枯れてしまうため、

 

押し花にしたり、種や球茎、乾燥させた根茎を持ち帰っていました。

 

皆さんは「ウォードの箱」をご存知でしょうか。

 

19世紀中頃にナサニエル・バグショー・ウォードにより発明されたガラスの器です。

 

産業革命で大気汚染が深刻だった当時のロンドンでは、植物を栽培するには最悪の環境下にありました。

 

ある日ウォードは外にあるしおれたシダに比べて、蛾や繭を保管していたガラスボトルの中では、

 

シダの胞子が少量の肥料で発芽して成長することを発見しました。

 

そしてウォードは木製のガラスケースを制作し、シダが成長することを確認すると、この実験を公表しました。

 

これによってウォードの箱は瞬く間に目玉商品となって、ガラスドームや様々な種類の箱が生まれました。

 

また、それまで不可能だった辺境の地からの植物そのものの輸送が可能になりました。

 

この「ウォードの箱」は、現在では「テラリウム」と呼ばれ、様々な生物の栽培、飼育に使われていて、

 

ガラス以外でも、アクリルなどの安価なものも供給されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前から親しくしていただいている、pebbleの三橋さんからの依頼で、ステンドグラスの制作方法を用いて、

 

多面体のガラスのテラリウムを制作しています。

 

多角形のため、四角い形のケースに比べて倍以上の材料と、さらにその倍以上のハンダ付けや、

 

ガラスの磨きが必要になりますが、

 

小さなアクアリウムのようで、こちらの方が圧倒的にデザイン性に優れていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このテラリウムはブティックの中に飾られるので、多肉植物や観葉植物などが入れられています。

 

まめに手入れが出来るならば、コケやシダ、もしくはランなどの着生植物などもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『JEANASIS turno jeana』立川ルミネ店、阪急三番街店、丸の内ショールーム、

 

天王寺MIO店にてご覧頂けます。

 

また、3月半ばにオープンする金沢フォーラス店では、高さ600mmほどのものもディスプレイされる予定です。

 

 

 

 

 

 

 

SAKIAS

 

 

 

 

 

 

現在書店に並んでいるGINZAという雑誌に、作品がちょこっと写っています。

 

昨年の10月にショールームの改装や什器などのお手伝いをさせていただいたSAKIASの瀧見サキさんが、

 

シューズデザイナーを紹介するページに掲載されています。

 

気を遣っていただいて、スミレの作品が写るようにしていただいていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の作る靴は、脚を細く、長く、美しく見せるための靴ですが、

 

歩行にまつわる解剖学や人間の骨格を学び、「芝生の上をあるくような心地良さ」と形容されるほどの、

 

履き心地の良い靴でもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SAKIASのショールームは、渋谷のCRUEL-RECORDSにあります。

 

予約制ですので、事前にご連絡していただければご覧頂けると思います。

 

 

 

改装中はいつも贅沢なBGMを聴きながらの作業でした。

 

CRUELの瀧見憲司さんもジザメリやプライマル、ヴァレンタインズなども好きな方なので、

 

とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

 

 

彼女はだいぶ古くから知っていますが、今回久しぶりに会って、もの作りに向き合う姿勢と、

 

驚くほど堪能な外国語、それにSAKIASのコンセプトの素晴らしさに感心させられました。

 

本当に勤勉でストイックに頑張ってきたんだなと思うと、とても嬉しくなってしまいました。

 

 

 

お互い、家系の中では数少ないもの作りを生業としているので、これからも従兄妹として、

 

励まし合って頑張っていきたいと思っています。

 

 

 

ご興味のある方は、是非一度お試し下さい。

 

http://fatale.honeyee.com/blog/stakimi/

 

http://fatale.honeyee.com/style/news/2012/033157/

 

 

 

 

 

 

 

スプリングエフェメラル

 

 

冬にすべての葉を落とす落葉広葉樹林では、寒いながらも陽射しが良く通ります。

 

そのおかげで落葉に覆われた林床はあたたかく、春を訪れを待つ植物たちが、

 

地中で花を咲かせる準備を始めます。

 

しばらくして残雪が消える頃、小さな花を咲かせて、ギフチョウやウスバアゲハ、

 

そしてマルハナバチたちと、つかの間の春を謳歌します。

 

しかし花はすぐに終わり、葉だけの姿になって光合成を急ぐと、初夏の頃には葉も枯れ、

 

地上からその痕跡を消します。

 

そして、球根だけの姿になって、土の中でひっそりと、次の春を待つのです。

 

それらの植物のことを「スプリングエフェメラル」と呼びます。

 

直訳すると”春の儚いものたち”ですが、日本では”春の妖精”の方が一般的だそうです。

 

ephemeralという言葉は、Wikipediaなどでは、ほんの短い間だけ存在する生命を、

 

肯定的に受け止めるニュアンスを持つ、芸術的、文学的な言い方とあります。

 

僕ら日本人が桜に対して持っている感情もそうですが、わびさびという独特の感覚が、

 

エフェメラルなのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてatelier galleryですが、今週土曜日の9日から11日の月曜日までの3日間にOPENします。

 

皆さまのおかげで、年末の「There by the Grace of God展」での作品が、

 

ほとんどなくなってしまいましたので、少量ですが制作しました。

 

スプリングエフェメラルのA1のwide sizeを1点、樹脂を4点、

 

木枠の作品はA5ほどの小さいものを3点です。

 

one-offでは、銅版画のプレス機や紙、道具などを一式収納できるワゴンと、

 

天板と脚を分けられるテーブルを制作しました。

 

お時間ございましたら、どうぞお越し下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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