昨年末から店舗の内装工事を請け負っています。
場所は蔵前。浅草寺も浅草橋も近いところです。
同じ区画にはお洒落な文房具屋さんや家具屋さんがあって、
土日はけっこうな人が写真を撮ったりして賑わっています。
お店はセレクトショップになります。
施主さんがとてもクリーンなイメージなので、
明るい感じになると思います。
一昨年atelier galleryに来られてから何度も来ていただいていますが、
初めて来られた頃からお店を始める準備をされていたんだと思います。
昨年になって探し始めた物件がなかなか見つからず、
いくつかの内見を経てようやく昨年末にこの物件が決まりましたが、
このプロセスというのもなかなか大事なことで、
運命とかタイミングということで決めてしまってはいけないもののように思います。
限られた時間ですが、
いろいろな側面から見て、メリットデメリットを分析してから、
第一印象だとかの感覚的な要素を入れて検討していくのが良策かと思います。
長く続けていくためにあらかじめ長所短所を把握しておいた方が、
いろんなことをフラットに見ることができるからです。
とはいえ決まるときはトントン拍子で話が進んでいくようで、
今回もそうでした。
お店の名まえは「SUNNY CLOUDY RAINY」。
最初の内見に行く時に、お店のコンセプトを見させてもらいました。
とても素晴らしくて純粋です。
皆さんにも是非足を運んでもらいたいと思っています。
内装はそろそろ終わりそうで、あとは細かな部分を足していく作業になります。
写真は最初に既存の床をはがしたあとのもので、
少々暗い感じがしますね。
でも出来上がったあとの写真と比べるのにはちょうどいいのかなと思います。
オープンは3月7日(土)の予定です。
お店の雰囲気などはまたオープン前にお伝えしたいと思います。
http://sunnycloudyrainy.com
カテゴリー:space product
投稿日:2015年2月19日 10:46
2月に入りまして、蠟梅が見頃を迎えています。
先月もお休みさせていただいたのに申し訳ありませんが、
今月2月のatelier galleryもお休みとさせていただきます。
いっこうに始らないと言われているatelier galleryですが、
2015年は来月3月から7月、9月から12月の9回オープンする予定です。
8月は大変暑くなるため、今年もお休みの予定です。
今年はスペソーメンバーそれぞれの企画展や、
作家さんをお招きしての企画展も複数行なう予定ですので、
オープンする日数はだいぶ増える予定です。
そのためオープン日などの詳細は、まだ微調整ができていないため、
後日お知らせします。
また、僕のatelier gallery以外での個展やグループ展の予定ですが、
今年は多めに4回も行なう予定です。
早くからお話をいただいておりまして、大変ありがたいことです。
そちらも大方の予定が決まり次第お知らせします。
カテゴリー:atelier gallery
投稿日:2015年2月12日 11:53
祈りの聖霊(w170d210h680杉流木)
僕が彫刻の素材である木を得るには、
野山に行ったり海や湖に行ったりして拾ってくることが多いと思うかもしれませんが、
街で伐採しているときに、偶然道を通りがかっていただくことが意外とあります。
先日も蔵前の現場へ向かう途中、
国会議事堂の近くを通りがかったところ、
業者さんが木の枝を伐採していました。
枝と言っても直径20センチ以上のもので、
150センチくらいの長さが数本あります。
他にも直径5〜10センチくらいのものもたくさんあって、
ワークショップ用にもってこいです。
早速車を止めて業者さんにお願いしてみると、
あっさり「好きなだけ持っていっていいよ」と快諾してもらえました。
車に積み込みながら切り口をよく見ると、
だいぶ目が詰まった良質なケヤキの木でした。
そろそろストックが心配になってきていた矢先の出来事だったので、
素晴らしい巡り合わせだと感心していました。
画像の祈りの聖霊は杉の流木で彫ったものです。
流木はだいたい堅い芯の部分だけが残ります。
なので、柔らかく細密な彫刻に不向きな杉でも、
比較的崩れることなく表情を作ることができます。
流木はおおむね自然が樹の命を終わらせて、自然によって形作られたものです。
自然の中にあるだけで充分に格好よくて、
作品の素材としてはそのままでもいいくらいのものです。
山林で伐採されるものは資材や薪などで使用されますが、
街中で伐採されたほとんどの樹々は捨てられていくだけです。
自然の中で朽ちていくのならともかく、
自分が暮らした場所とは関係のないところで朽ちていかなければいけません。
だから僕にとっては、街路樹も流木と同じように自然の尊厳を感じます。
こうして一期一会の新しい樹々を迎えられるたびに、
自分が自然の中の一部であることを実感できるからなのでしょうか。
カテゴリー:彫像
投稿日:2015年2月9日 20:20
大雪に見舞われた昨年の今頃は、
近場の低山でも登山口から雪が積もっていた。
今年は標高1,000Mくらいからが踏みごたえのある雪道になっている。
陽射しはまぶしくてあたたかい。
それでも山の春はまだまだ遠い。
カテゴリー:山
投稿日:2015年2月4日 9:48