先日ステンドグラスのスチールドアなどを取り付けに、
名古屋に行ってきました。
carafeさんがリノベーションされた室内はとても素敵でした。
違う色合いや素材などが絶妙に配置されていますが、
ケミカルな質感はどこにも見当たらず、
素材のなまのままの感じが空間に落ち着きだけではなく、
透明感を与えているように感じました。
entrance
from living
front side : hinged door
far side : sliding door
sliding doorは上部にレールを取り付けるタイプです。
床の水平が出ていなくても開閉に問題が出ません。
アルミレールを壁面に固定してカバーするためのスチールカバーはh75mm。
厚みが40mmと薄いため気になりませんでした。
ドアは厚み32mmでh1850w800の重量は23kg です。
from small room
Partition window of the small room and bathroom
from bathroom
detail of window
バスルームの採光と換気を取るために、
小部屋との間仕切りの上部を窓にしました。
ヒンジや落し金物など、スペソーメイドのローテク仕様となっております。
カテゴリー:space product
投稿日:2014年2月25日 16:33
先月末にだいちゃんとシモンさんと溝ノ口の場末の居酒屋で遅めの新年会をした時、
久しぶりに島酒(泡盛)を飲みました。
どうでもいいことなんですが、僕はあまりこっちでは島酒を飲みません。
なぜなら、なんとなく内地で飲むよりも沖縄で飲む方がおいしい気がするからです。
島酒はやはり温暖で湿度が高い沖縄の風土が生み出したお酒ですので、
東京の、特に乾燥した冬に飲むには適さないのだとは思います。
ではなぜ島酒を頼んだかというのはさておき、
沖縄では飲み易い部類に入る「残白(残波の白)」の25度がありましたので頼みましたが、
案の定、何かもの足らないのです。
ふたりはおいしいと言って飲み続けますが、
僕はやっぱりしっくりいきませんので、何か良い割ものはないかなと厨房をちらちら探索しました。
沖縄では当たり前のように用意されているシークワサーやうっちん茶ですが、
こちらでは残念ながらありませんでした。
失望する僕は一縷の望みをかけて店員さんに「ジャスミン茶とかありませんか?」と聞きました。
すると店の奥から出てきたのは「さんぴん茶」のペットボトル。
僕はあまりの嬉しさに店員さんと固い握手をしていました。
正月明けに沖縄に帰省すると、ちょうど東京でジャスミンの花が咲く頃の気候になります。
僕は正月に帰れないこの数年を顧みながら、
ジャスミンの香りのする島酒を飲んで、親戚や友人たちのことを思い出しながら、
冬の東京でもいけてる島酒の割り方の発見に、ひとりにやにやしていました。
羽衣素馨
Jasminum polyonthum Franch.
モクセイ科ソケイ属の蔓性常緑灌木
香りが良く、うすいピンクがかった白い五光星のような花をつけ、
おもに観賞用植物として栽培されています。
ジャスミン茶として使用されるのは主にアラビアジャスミン(茉莉花)ですが、
この花は見た目も良く、お茶の上に香り付けとして重用されています。
※「さんぴん茶」とはジャスミン茶の中国語「香片茶 (シャンピェンツァー)」から転じた名称です。
沖縄でもっともポピュラーなお茶です。
しかし沖縄では「さんぴん茶」で島酒を割る人はあまり多くはないようです。。
北部のリゾートホテルなどでは、お茶やお酒にこの花が香り付けに入れられていて人気のようですが。。。
カテゴリー:沖縄,金属の植物
投稿日:2014年2月22日 20:35
「金属の像刻花」で制作した大判の作品は、花ではなく37種類のハーブの葉っぱでした。
複数葉がついている種も見栄えがして良いのですが、
一葉一葉もそれぞれよく見るととても個性的です。
右からHedera helix(アイビー)、Cichorium intibus L.(チコリ)、Melissa officinalis(レモンバーム)、
中段Thymus L.(タイム)、Borago officinalis(ボリジ)、下段中央Symphytum officinale L.(コーンフリー)、
Anchusa officinalis(アルカネット)
右からTribulus terrestris(ハナビシ)、Artemisia lactiflora Wall.et.DC(ホワイトマグワート)、
中央Alchemilla alpine(アルパイン・レディスマントル)、S.n. Guincho purple(パープルエルダー)、
Angelica archangelica L.(アンジェリカ)、下段Cedronella canariensis(バーム・オブ・ギレアド)、
Echinacea purpurea(ムラサキバレンギク)、Fragaria vesca(ワイルドストロベリー)、Rumex scutatus(フレンチソレル)
Citrus bergamia(ベルガモット)
The Herbal Leaves
the fallen leaves of 37 kind of herbs
W1400H800T50/24kg
「金属の像刻花」出展作品
カテゴリー:金属の植物
投稿日:2014年2月19日 16:04
オーソドックスな折り畳みテーブルを制作してみました。
天板はシナ材のランバー板です。
実際に作品作りなどで使用してエイジングしています。
裏面のこちらはかなりパンキッシュな仕上がりですが、
spologumさんにシルクでペイントしていただいたものです。
近日中にspologumさんとコラボ仕様を制作する予定となっておりますので、
こちらの仕上がりがご希望の場合は別途お問い合わせ下さい。
また、天板は古材やベニヤなどご自分でご用意される方は、
鉄脚のみのオーダーも可能となっております。
詳しくはone-offページをご覧下さい。
カテゴリー:one-off
投稿日:2014年2月17日 13:19
初日に大雪に見舞われた2月のatelier galleryも、
無事に3日間オープンすることができました。
お越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。
来月3月は都合によりお休みとさせていただきます。
4月は今のところオープンする予定となっております。
どうぞ宜しくお願いいたします。
最終日に静岡の三島にあるギャラリーショップ「sora」さんにお越しいただきました。
以前GASA*さんにて作品をご覧頂いてatelier galleryを知っていただき、
今回初めてお会いしました。
お店やギャラリーをされている方は、今までにもいらっしゃったと思いますが、
僕は限られた場所でしか展示会を行わないというイメージがあるそうです。
確かにchikuniさんの声かけで参加した合同展以外は、
仕事上のお付き合いのある場所だけで展示会をさせていただいています。
実際はいろいろな場所で展示会を行いたいと以前からずっと考えていましたが、
atelier galleryをオープンしてから、余計に敷居が高く見えるようになってしまったようです。
soraさんでは2月28日から3月5日まで、天野ミサさんの展示会が開催されます。
駅から徒歩3分とアクセスも良いので、
お近くにお越しの際には、是非お立ち寄り下さい。
僕も近い将来に展示会ができればと思っています。
http://www.mishimanosora.com/
カテゴリー:atelier gallery
投稿日:2014年2月12日 19:07
昨日の大雪は暖かな陽光に照らされて、あっという間に溶け出し、
そこかしこで水滴の落ちる音が聞こえ、
道路からは車の走り抜ける濁音がさざ波のように聞こえてきてきます。
2月のatelier galleryは、昨日の悪天候で早々とJR南武線がダウンしてしまい、
リタイヤ状態となってしまいましたが、
本日はダイヤも通常に戻っておりますので、支障なくオープンすることができました。
それにしても昨日の大雪は1969年以来という記録的なものだったようです。
上下、靴、手袋ともにゴアテックスで完全装備して徒歩90分かけて帰りましたが、
奥さんに恥ずかしいからやめてと、ストックは持ちませんでした。
しかし、ものの10分歩いて持たなかったことを後悔していました。
ストックどころか、アイゼンやスノーシューがあってもいいくらいの積雪でした。
今月は久方ぶりに、Lucchiから新作のシルバーなど数点を展示しています。
長靴などの装備が必要ではありますが、
本日、明日ともに通常通りオープンいたしておりますので、
お時間ございましたらお立ち寄りください。
カテゴリー:atelier gallery
投稿日:2014年2月9日 14:11
土臭くかぐわしい雨に濡れた大地、
納屋の前庭、ヒッコリーの実の殻、
そしていつも嵐が来る前の、
激しく冷たい風に揺れる大きな葉をつけたイチジクの木の匂い。
薪が燃えるストーブの温もりを感じ、
食べ残しのトウモロコシやブラックベリーのパイから、
こぼれた紫の汁の味も思い浮かぶ。
食器を洗ったよごれ水がたまった深くて丸いほうろうの鍋の形や匂い、
色褪せた格子柄のオイルクロスを広げたテーブルも目に映る。
そんな楽しい時間が過ぎて行くあいだも、灯油ランプがほそぼそと燃えている。
闇に包まれる、一日の終わりかた。
先日1月30日、GASA*白金台本店のすぐ近くにNATIVE VILLAGEがオープンしました。
NATIVE VILLAGEは『Que?』が前身のブランドです。
空間は、そのQue?をメインブランドとして扱っていた、
『3+Re² GASA concept room恵比寿店』のプロダクトをそのまま移設して作りました。
このお店は、3+Re² よりも倍の広さとたくさんの採光がありますので、
日中では透明感のあるキリッとした雰囲気があります。
それでも一転して夜が訪れる時間には、あのほの暗い雰囲気を垣間見せてくれます。
3+Re² GASA concept roomは不思議な空間でした。
どこか異次元の、別の自分がいる世界に迷い込んだようでした。
この新しい空間は、そこからまたさらに時空を遡った場所なのかもしれません。
冒頭の一文は、この新しい空間に付する自分なりのイメージです。
NATIVE VILLAGEの「NATIVE」は変えれない事であり変わらない事、
「VILLAGE」は小さな古里を意味します。
あの不思議な空間で耳を澄ました時に聞こえてきた、
太古から変わらない雨音が導くネイティブな感覚。
そんな世界観を感じられる場所だと思います。
この数ヶ月、3+Re² GASA concept roomの印象が強く、コアなファンの方も多いため、
度々回想に耽るお話をいただく機会がありました。
僕の中で、あの空間はいつでもどこでも再現することは可能ですが、
NATIVE VILLAGEという新しいブランドの歩みと同じように、
あの空間よりもまたさらに進んだ空間にしていきたいと考えて作りました。
お近くにお越しの際には、是非お立ち寄りください。
NATIVE VILLAGE
東京都港区白金台3-17-4 第一松島ビル2F
お問い合わせ:03-5422-8044
営業時間:12:00 – 20:00
定休日:月曜、第1 . 3火曜
http://gasa.co.jp
カテゴリー:space product
投稿日:2014年2月1日 11:26