atelier galleryでの最初の展示会となりました『There by the Grace of God展』、
無事に会期を終えることができました。たくさんの、本当にたくさんの皆さまにご来場いただきました。
お忙しいところお越しいただきまして、どうもありがとうございました。
また、たくさんのお祝いもいただきまして大変感謝しています。どうもありがとうございました。
今回ご好評をいただきました樹脂の作品ですが、
とても親しくさせていただいている鹿児島にあるジュエリーブランドのsamuloさんにて、
10点の新作樹脂作品を販売していただいています。
お問い合わせは下記までお願いします。
samulo:鹿児島市西千石町8-21
099-226-8030
さて、今回の個展にお越しいただいた、たくさんの方から次回の展示会について尋ねられました。
このatelier galleryは、来年の2月より毎月第2週の土・日・月の3日間にオープンする予定です。
少量ですが新作を加えたり、初期作品のバレリーナや球体関節人形なども展示する機会を作りたいと思っています。
また、ステンドガラスの押し花だけの「だいちゃんの押し花展」なるものや、
NYの友人YOSHIさんの「ヨシくんと愉快な仲間たち展」、そしてLucchi高里の個展など、
スペソー以外の方の展示会も行っていきたいと思っています。
また、atelier gallery以外の個展の予定ですが、詳細は年明けの1月中頃にようやく立ち上がる
ホームページ上にてお伝え出来ると思いますが、9月に名古屋にて2年半振りになる個展を行います。
春から夏までの間でも個展や合同展などを行ってみたいと思ってはいますが、今のところ決まっていません。
ご要望、ご提案などがございましたら、お早めにご連絡いただければと思います。
それでは良いクリスマスをお過ごし下さい。
カテゴリー:未分類
投稿日:2012年12月25日 16:22
山林で倒木や枯れ枝を探していると、小さな生き物たちに出会うことがあります。
中でも何色かのカラフルな色をまとった陽気な道案内に出会った日は、とても嬉しくなってしまいます。
この小さな道案内の名前はハンミョウといって、漢字で書くと班猫です。
背中に斑紋があり、仕草が猫に似ているからこの名前がつけられたんだそうです。
人が近づくと飛んで逃げますが、1、2メートル程度飛んですぐに着地して度々後ろを振り返ります。
往々にしてこれが繰り返されるために「ミチシルベ」「ミチオシエ」という別名がついたそうです。
そんな別名をもっていますので、このハンミョウの標本をお守りにしていた探検家も多かったそうですが、
現在では昆虫の収集家の方の間で、人生に迷ったときのお守りとして重宝されているようです。
僕はこのハンミョウに出会うと、彼のあとをしばらくの間ついていきます。
道中宝物をいくつも見つけて時間がかかってしまっても、彼は待っていてくれます。
そうこうしているうちに日がかげり出すと、僕の足下に向かって勢い良く飛び抜けて、草むらの中に消えていきます。
魔法が解けたような夕暮れのまどろみの中、気がつくと普段目につくことのない宝物がたくさん袋の中に入っていました。
小さな道案内は宝探しの名人でもあるようです。彼らのアングルからだけ見つけることができる森の床の美術品を、
大切に、そしてにやにやしながら持ち帰る道中、僕は幸せな気分になるのです。
湯沢英治さんに撮っていただいたこの写真は、
オープニングの夜アップルヒルズテーブルの落合さんに用意していただいた料理です。
atelier cabaneの高橋さんと2人でセッティングしていただいて、接客までしていただきました。
気付けば皆さんにお手伝いしていただいてしまっていて、すっかりセルフサービス状態になってしまっていました。。。
atelier gallery最初の展示会『There by the Grace of God展』も残すところ明日のクリスマスイヴのみとなりました。
昨日、本日と21時近くまでたくさんのご来場をいただきまして、どうもありがとうございました。
明日の最終日も産廃所の爆音もなく静かな雰囲気で、皆さんのご来場をお待ちいたしております。
日没後の17時よりささやかながら、スプマンテと大ちゃんシチューをご用意して、クリスマスのお祝いをしたいと思います。
(大ちゃんシチュー??気になる方は是非お越し下さい)
カテゴリー:未分類
投稿日:2012年12月23日 16:18
花の後には種が実る
種は可能性を秘めた新しい命
小さなカプセルの中に遺伝子と栄養を蓄えて
新しい場所で新しい世代を担うべく種は旅立っていく。
冠毛のパラシュートを広げて風に乗るタンポポの種
カエデは翼を回転させてヘリコプターのように飛んでいく
ふわふわと水辺を漂うキショウブの種
雨に濡れて雨滴とともに飛び散るユウゲショウの種
鳥や動物とともに生きる野山の果実たち
植物たちはひとたび根を下ろすともう動けない
限られた養分と光、そして水を求めて種は旅立つ
たくさんの工夫を凝らした種たちの旅支度
大地で受け継がれていく種たちの冒険記
たくさんのご来場をいただいて大方の下馬評を覆しました『There by the Grace of God展』ですが、
次のオープン日は週末の22(土)23(日)24(月)の3日間のみとなりました。
カテゴリー:exhibition
投稿日:2012年12月19日 16:12
「静寂」という意味のserenityという精霊を彫りましたが、
今まで制作したすべての精霊がこの言葉を持っています。
それは、植物たちは何も言わず、静かに朽ちていくということと、
その静寂の中に、一瞬の果敢なさを感じるからです。
それらを静かに見守り続けている精霊の姿を、許されている限りかたちにしていきたいと思っています。
『There by the Grace of God展』ですが、工業地域の様相と雑音とのギャップを感じられてか、
たくさんの驚きと笑賛をいただいております。。。
南武線で1、2を争う昭和な風景を残す久地駅ですが、
連日たくさんのご来場をいただいてびっくりしています。本当にどうもありがとうございます。
最終日の24日は、この小さな礼拝堂でも日没後の17時よりクリスマスのお祝いをいたします。
蝋燭の明かりを照らしながら、この尊い一年に感謝をしたいと思います。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition,彫像
投稿日:2012年12月16日 12:24
空が語りかけていた
深い森の奥から押し出され 命を絶たれた獣の遺品に
空は見守っていた
海峡のしじまに さまよいつづける魚影の名残を
空は照らしていた
閑疎なシルエットを黄昏に沈めて 静まるように光る蝶の羽を
しめやかに空の岸辺を飾る 命の終焉
空は聞き入っていた
薫風に揺れて産声をあげる 若い命の誕生を
空ははぐくんでいた
種族の生命をつないで 倒木の隙間に背伸びする若葉の生い立ちを
宿命を背負う生々流転の絵巻
整然と 自然が繰り広げる輪廻のドラマ
自然の神秘をたずねる 美しい道しるべ
以前このブログでもご紹介させていただいていますのでご存知の方も多いと思いますが、
祭壇やバルコニーの植栽などは、すべてatelier cabaneの高橋さんにお願いしました。
とても素敵な草花たちに彩られています。
アーチの窓は1枚扉となっていてバルコニーをご覧になれますので、お気軽にお声を掛けて下さい。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2012年12月13日 0:06
本日12月9日、念願のアトリエギャラリーのオープンを迎えることができました。
たくさんの皆さんに応援していただいていることを改めて実感いたしました。
もろもろの準備不足を早くから来て終日手伝ってくれた皆さん、本当にどうもありがとうございました。
また師走のお忙しい中ご来場して下さった皆さん、本当にどうもありがとうございました。
さて、自分で言うのもなんなんですが、僕自身があまり社交的ではないことと、
長い付き合いの方々に支えられて仕事を続けて来ていることで、
自分から交友を拓くようなことには積極的ではなかったようです。
懇意にしていただいている写真家の湯沢英治さんに
「こんなに作っているのに、メディアに露出しないのは、そういうのが嫌いだから意図的に露出していないの?」
と聞かれてしまいました。
僕としては嫌いでもなんでもなく、特にそういった機会がなかったからなんですが、
このアトリエギャラリーをきっかけに、これからそういう機会が増えていってくれればいいなと思っていました。
実際に見ていただける空間が必要だと思っていましたから、
プレゼンテーションとしてはばっちりなんじゃないかなと考えています。
たくさんの方に来ていただくことで交友も生まれますし、
無精な僕も皆さんのところへ脚を運んだりしていくことにも積極的になっていきたいとも思っています。
また、もうひとつの積年の目標についても、いつも湯沢さんに言われるんですが、
「海外で認められたいんじゃなくて、認めさせるという意識を強く持った方が良い」ということも、
この空間が起点となって目指せていけると思えるようにもなりました。
『There by the Grace of God』という展示会のタイトルは、
「神さまの恩寵のそばにあるもの」という意味を持っています。
それを感じてもらえるような作品と空間を作りました。
皆さまのお越しを心よりお待ちいたしております。
今週は、水・木がお休みとなっております。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2012年12月9日 13:57
スイレンの学名Nymphaeaの語源はギリシャ語のニンファイア(妖精)だという説があります。
妖精や精霊を見たことはありませんが、確かにこの花には心が洗われるような美しさがあります。
インドではWhite Lotus(白蓮)と呼ばれていて、仏教、ヒンドゥー教では清浄の象徴とされています。
またエジプトでは、ナイル川のそばにたくさん咲いていることから「ナイルの花嫁」と呼ばれていて、
インドと同様に国花になっています。
そして、ヒマラヤに咲く白い花もとても清楚です。
キンバイソウのようにおもに黄色や橙色をしている花が、亜高山帯では白い花を咲かせる場合があります。
このインドという神秘的な国に辿り着いた博物学者たちは、何を見て、何を感じていたのでしょうか。
さて、atelier galleryにお車で来られる方もいらっしゃると思います。
近くにパーキングもございますが、アトリエ敷地内に3台まではなんとか停められると思います。
また、電車にて来られる方は、日本のマンチェスターといわれる川崎を縦貫する南武線、
登戸と溝ノ口のちょうど中間にあたる久地駅を下車していただいて、徒歩5分ほどの近いところにあります。
万が一迷ってしまわれた場合はお電話下されば、大ちゃんがうっかりして難しいナビをしない限り、
無事に辿り着けると思いますのでご安心下さい。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2012年12月4日 20:23
ヴァスコ・ダ・ガマが初めてこの岬を迂回して、
大西洋から東へ抜けてインドへの航路が開拓されてから、
この喜望峰と呼ばれるアフリカ大陸の西南端とその周辺の一帯は、
植物地理学においては実にユニークな地域として有名になりました。
身近な植物を例にしても、フリージア、アガパンサス、イキシア、ガーベラ、
マツバギク、グラジオラス、銀葉樹その他いろいろ、
本当にたくさんこの喜望峰界原産の植物たちがあります。
植物の楽園と呼べるこの地域には、
他にもアフリカ特有のたくさんの珍しい動物や昆虫などの生物が生息していました。
このゴライアスオオツノハナムグリに代表されるハナムグリ類は、
カブトムシなどとの競争に打ち勝って、アフリカ大陸において隆盛を極めました。
昆虫王国でもあるアフリカ大陸の中で、最も重く飛ぶことのできるこの昆虫を初めて見た博物学者たちは、
皆驚嘆していたに違いありませんね。
さて、先日DMを発送いたしまいた。
都内ではGEODESIQUEさんの中目黒青葉台店、同じく中目黒は東山のhikeさん、
そしてGASA*さんの白金台店と恵比寿3+Re2、
吉祥寺ではshawn&meguさんにてDMを置かせていただいています。
また、名古屋地区では名駅のうつわhaseさん、天白区鴻ノ巣のcarafeさんにも置いていただいています。
いつもご協力どうもありがとうございます。
また、この度atelier galleryでは、VISA、Master card等のご利用が可能になりました。
郊外のはずれの工業地帯にあって、なおかつアートギャラリー系ということもあって、
なかなか難しいとは言われていましたが、なんとか審査に通ることができました。
ご尽力していただいたH野さん、どうもありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
これまで多くのお店作りをさせていただいてきましたが、いざ自分で始めるとなると、
こんなにも大変だとは思ってもみませんでした。形には出来るから大丈夫だろうと高を括っていました。。。
この大変さを施主樣方と共有できるようになったと考えて、今後に生かしたいと思っているオープン7日前でした。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2012年12月2日 14:00