『around the sea』

 

 

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『around the sea』もこの土日のみとなりました。

 

ものすごく暑い日が続いておりますが、たくさんの方にお越しいただいております。

 

皆さん、お忙しい中どうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

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ノベリティーのカタログが遅れてしまいましたが、

 

ようやく完成しました。

 

今回は2人の作品と言葉が掲載されているため、

 

いつもよりもボリュームがあります。

 

会場に来られたら是非ご覧になってみて下さい。

 

本日は21時まで開催しております。

 

明日は13時から19時までとなっております。

 

(大ちゃんも会場にいます。)

 

 

 

 

 

 

 

display stand

 

 

個展でいつも使用する台です。

 

心を込めて制作した作品を、ベニヤで出来た真っ白に塗られた台に飾るのは、僕にはできません。

 

こういった台は、絵画の額縁と同じ役割を担っていると思うからです。

 

仕上げは2種類。錆の鉄板に薄くモルタルを左官したものと、白でクラッキングを施したものです。

 

 

 

 

 

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wd300 or 250, h650〜900

 

concrete with rust steel, white crucking with rust steel

 

price 24,000(+tax)

 

白クラッキング仕上げの台は、数年経つと錆が出てきます。

 

風合いが出てきていい感じですが、気になる方は、白クラッキングをこの上から塗って下さい。

 

塗装方法などはレクチャーいたします。

 

 

 

 

 

 

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この台は、こうして経年の変化が生じてくるものですので、

 

定期的なメンテナンスが必要です。

 

しかし、メリットとしては、エイジングを覚えることができます。

 

きれいもの好きで、面倒が苦手な方は、メンテナンスをご依頼下さい。

 

(maintenance reform price 5,000- )※複数台の場合は値引きいたします。

 

こちらは複数制作可能となっております。

 

大きいサイズなどは、重くなるのでおすすめ出来ませんが、制作可能です。

 

お問い合わせはspesou@yahoo.co.jpまでお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

showshelf of the ceramist

 

 

one off productの大きく分けて3つあるうちのふたつめは、

 

展示会などで商品や作品を見せるためのディスプレイのためのプロダクトです。

 

この「陶芸家の陳列棚」は、ひとつめと同じく普遍的な形状ですので、服飾店舗などでも

 

いいと思いますが、陶芸作家さんの作品が置かれているイメージで制作しました。

 

大きな器をぽんとひとつふたつ置くだけでもいいと思いますが、たくさんの作品を陳列して、

 

たくさん販売していただける方がいいとも思います。

 

 

 

 

 

 

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w2000d750h750

 

steelframe, french pine clear brown-aiging shelf

 

price 75,000- (+tax)

 

※棚のフレームと両サイドの組み立て式です。

 

ガラスは送料がかかるためオプションとなっております。(8mmガラス+20,000等)

 

こちらは、ハードにご使用いただいても大丈夫ですが、組み立て式のネジを、

 

しっかりと合わせずに入れてしまうと、ネジ穴がダメになってしまう心配があります。

 

くれぐれもご注意下さい。

 

黒いスチールの素地にクリアワックス仕上げです。

 

錆が出てきましたら、サンドペーパーで落としてワックスをかけて下さい。

 

数年で使い込んだ風合いが出てくると思います。

 

 

 

 

 

 

 

精霊たちの視線の先にあるもの

 

 

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「海の砂漠化」

 

 

僕らが見たことのあるカラフルな色の珊瑚は、海の中に生えている植物のように見えますが、

 

それは、珊瑚を色鮮やかに見せてくれている、褐虫藻という藻類が付いているからです。

 

この褐虫藻は植物なので、二酸化炭素を使い光合成をして酸素とエネルギーを生み出します。

 

この時作り出される栄養分と酸素を珊瑚がもらい、代わりに光合成に必要な二酸化炭素を、

 

褐虫藻に供給しています。両者はお互いに必要なものを供給し合っている共存関係にあり、

 

褐虫藻の色素が珊瑚を美しく見せているのです。

 

珊瑚の白化現象が起こる原因は、褐虫藻が珊瑚からはじき出されてしまう、

 

周辺の環境が生息できない状態になってしまう、などといったことが原因です。

 

珊瑚から褐虫藻が追い出されるのは、珊瑚自体に強いストレスが加わると起こる現象です。

 

温暖化によって海水温度が年々高くなっているため、プランクトンが異常発生し、

 

周辺海域に十分な光が届かなくなると褐虫藻は光合成を行うことが出来なくなります。

 

そのため、褐虫藻は、光を求めて共生していた珊瑚を離れ、移動してしまいます。

 

また、褐虫藻は水温が一定以上になると繁殖・生息できなくなり珊瑚を離れてしまいます。

 

裸になってしまった珊瑚は酸素・栄養供給源を失うことになり、

 

軸となる石灰部分だけになっているため白く見えます。

 

この白化現象が広がってしまった状態が「海の砂漠化」と呼ばれています。

 

 

 

 

 

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沖縄本島では、僕が学生の頃まではきれいな珊瑚を見られるビーチがいくつかあった記憶があります。

 

恩納村にある万座やミッションビーチでも残っていたように思います。

 

今ではすっかり見られなくなってしまって、本島で気軽に見れるところはだいぶ少なくなってしまっています。

 

温暖化によるプランクトンの異常発生が主な原因だそうですが、大量のサンオイルや、

 

珊瑚自体を折って持って帰ってしまう人なども原因のひとつだと思っています。

 

本土の人は不思議がりますが、多くの地元の人がTシャツを着て海に入るのは、

 

少しでも海を汚さないようにしているからというのもあるんです。

 

とは言うものの、近年の1998年に起こってしまった、広範囲に渡る珊瑚の白化現象によるダメージが、

 

一番大きいものだったかもしれません。。。

 

 

 

 

 

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しかし、現在は状況が改善されつつあると聞いています。

 

沖縄の人たちだけではなく、本土から来てくれた心あるダイバーや海を愛する人たちのおかげで、

 

マナーは格段に良くなっていると言われていますし、オニヒトデの駆除や珊瑚の再生への取り組みも、

 

年々盛んになってきています。心配なのは、赤土流出の原因となるリゾート開発などが

 

未だに続いていることと、計り知れない原発事故での放射線の流出による影響です。

 

20数年前に小さかった甥っ子と嫁の父と一緒に、船でケラマに行った時のことをよく思い出します。

 

あの時に潜った海の美しさは、僕にとっては一生忘れられないものになりました。

 

今回の展示会で制作した精霊たちも、あの日があったから彫れたのかもしれません。

 

精霊たちの視線の先にあるものは、たくさんの人たちが、どんなに先の未来になっても、

 

それぞれに海の美しい想い出を紡いでいっていけるようにという願いだと思います。

 

海というかけがえのない自然に対して、誰もが本来もっているはずの願いなんだと思います。

 

 

 

 

 

 

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『器展 休日の食卓』

 

 

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那覇空港から車で数分、ゆいレールで2駅目の小禄にあるDetail fullさんにて、

 

昨日の12日より、茜陶房の2人の展示会が開催されています。

 

Detail fullさんでの展示会は去年の11月以来2回目になります。

 

僕はまだDetail fullさんに伺ったことは残念ながらないのですが、

 

去年沖縄に移住した仕事仲間のFくんが、ご挨拶しに伺ってくれていました。

 

沖縄では見かけない洗練された空間ですが、沖縄らしい優しい空気感があるそうです。

 

その空間に2人の作品が並んでいます。

 

この週末は月曜日に海の日があるそうで、3連休となっているそうです。

 

ちょうど沖縄に行かれる方も多いのではないでしょうか。

 

8月に入ると台風のリスクが上がりますので、この時期の沖縄は好天が続くイメージがあって、

 

とても良い時期だと思います。

 

沖縄に行かれる方、沖縄にいらっしゃる方は、是非お立ち寄り下さい。

 

 

 

 

 

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『around the sea』でも陶器が用いられています。

 

土を送ってもらい、形にして乾燥させたら沖縄へ送って焼成してもらっています。

 

僕も20数年の付き合いですが、

 

嫁は同級生ですので、30数年来の親友の2人です。

 

希望に満ちあふれていた若い頃から、

 

楽しい時もつらい時も、志を共にしてきた2人です。

 

作品をご覧になったら、もしかすると、

 

『around the sea』と共通するものが、あるかもしれませんね。

 

『器展 休日の食卓』

 

7月14日(木)〜7月16日(日) 11:00〜19:00

 

詳しくは茜陶房、Detail fullさんのサイトをご覧下さい。

 

茜陶房:http://akanepottery.jugem.jp/?eid=147

 

Detail full:http://detailfull.ti-da.net/

 

 

 

 

 

 

 

『around the sea』at GÉODÉSIQUE

 

 

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『around the sea』

 

 

七夕の昨日から、GÉODÉSIQUEさんにて無事に始まることができました。

 

大変多くの皆さんにお越しいただきまして、どうもありがとうございました。

 

とても大切にしていただいて、本当に嬉しく思っています。

 

会期は月末29日までとなっております。

 

お時間ございましたら、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

さて、本日の月曜は定休日となります。

 

今週の在店日ですが、明日10日の火曜日16:00〜19:00、12日木曜日の16:00〜19:00、

 

14日土曜日と15日の日曜日は13:00〜19:00の間、会場にいる予定です。

 

来週の予定は、またこのブログにてお伝えいたします。

 

営業日時やmapなどの詳細はGÉODÉSIQUE HPをご覧下さい。

 

http://www.geodesique.co.jp/news/index.php

 

 

:不手際が多々ありまして、DMがかなり戻ってきてしまっていました。

 

制作がぎりぎりまでかかってしまったこともあって、未だお手元に届いていない方が、

 

多数おられると思います。来ていただいて、気にしないでと声をかけて下さった方々、

 

感謝ですが、本当にすみませんでした。この場を借りてお詫びいたします。

 

 

 

 

 

 

 

精霊

 

 

今、自分が純粋な気持ちで、もの作りが出来ているのか、不安になってしまうことが良くあります。

 

心のゆがみを矯正するために、それぞれにリセットの仕方があると思います。

 

僕にとっては、精霊の彫像を彫ることが、手段のひとつです。

 

イメージした表情がすぐにできるときもありますが、ほとんどは何度も何度も彫り直します。

 

技術的な未熟さが大きな要因ですが、うまくいかない自分にイライラしたりすること自体が、

 

表情を出せない最大の要因だと思います。

 

それでも彫り続けると、気付いたら出来ています。

 

頭の中を真っ白にするということは、こういうことなんだとその都度気付かされますが、

 

その時の感覚は、いつもすぐに忘れてしまうのか、覚えてないくらい真っ白だったのかは、

 

ずっとわからないままです。

 

わからない瞬間だから、リセット出来るのかもしれないですね。

 

 

 

 

 

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もうひとつわからないのは、なぜ精霊を彫るようになったのかです。

 

大げさかもしれませんが、植物や地球、そして宇宙とつながっているように思えるんです。

 

その感覚だけは、覚えているんですが、なぜかはわからないままです。

 

いろいろとわからないままでいられるといいなと思っていることに気付かされた、今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

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