商店建築社さんの「I’m home3月号」に、
昨年末の「光の祈り展」の作品を掲載していただいています。
大変恐縮ですが、巻頭に掲載していただいていまして、
非常に鮮明な彫像の写真などが数ページに渡ってご覧いただけます。
展覧会をご覧いただいた方はもちろん、ご覧いただけなかった方々にも、
是非この機会に「I’m home」を入手していただければと思います。
「光の祈り」は、いろいろな意味で希少な展覧会でしたが、
こういった形で記録していただくことになり、
改めていい展覧会だったなと思っています。
作品の半数以上が3〜6年の歳月を経て制作したもので、
その間に出展できる可能性はいくつかありましたが、
計らずもこういった巡り合わせがあるものなんですね。
また、コツコツと地道に彫っていきたくなりました。
乾燥が終わって、いい頃合いの桜があるので、
4月のatelier galleryまでに1体でも彫れればいいですね。
3月も前半を終え、10wattsさんでの「球体」展も始まり、
SUNNY CLOUDY RAINYさんも無事オープンされて、
atelier galleryもようやく2015年のオープンとなります。
今月は明日14日（土）から15（日）16（月）の3日間オープンします。
今月の展示ですが、
金属の植物作品と高里の絵画、そしてone-off productの定番を展示します。
（山びこもすこし。。）
10wattsさんの「球体」をごらんいただき、
お時間ありましたらお立ち寄り下さればと思っています。
さて余談ですが、3月くらいになるとだいぶ登れる山が増えてきます。
丹沢や奥多摩あたりから山梨方面まで、低いけれどいい山がたくさんあります。
スプリングエフェメラルなんかの小さな花たちに出会えるいい季節です。
雑誌も新しいギアの特集号などが並んで、
少し早い登山シーズンの訪れを感じさせてくれます。
僕らは夏か秋にピークを持っていくような山行スケジュールを立てています。
僕と高里と奥ちゃんはピークまで行けなくてもいいのでゆっくり登りますが、
だいちゃんはピークハンターなので、いつも僕らを置いてさっさと先に行ってしまいます。
そんなだいちゃんが最近目標としているのは「日本百名山」。
一番遠くて難易度の高い屋久島の宮之浦岳にすでに登頂しているので、
できるなら百名山を優先に登りたいようです。
たおやかな山容の山ならいいんですが、ピークが凄い山は不安ですね。
槍ヶ岳ならなんとか頑張れそうですが、
剱岳はちょっと無理なんじゃないかとみんなで戦々恐々としています。
さてさて、今年はどんな山に行けるのか、春本番が待ち遠しい今日この頃です。
先日ご紹介しました蔵前の「SUNNY CLOUDY RAINY」さん、
3月7日に無事オープンいたしました。
工事を終え洋服などが入り、施主さんのディスプレイが進むにつれ、
身体の一部となっていたこの空間は僕らの手からは離れ、
新しい生命が吹き込まれていきます。
生まれた空間は想像以上に清々しく、
真っ白な柔らかい雪の合間から、
若芽やつぼみをたくさん抱いた春山の高原のように感じられました。
晴れの日、くもりの日、雨の日。
どんなときも自分らしく毎日を愉しみたい。
天気のように変わる毎日の気分に寄り添って、
くもりの日に心地よい晴れの日の気分をたのしんだり、
晴れの日にしっとりと雨の気分をたのしんだり、
日常の中にどこか非日常を感じられる場所。
「SUNNY CLOUDY RAINY」
名まえもコンセプトも素敵なお店です。
空間作りをご協力させていただけて、とてもたのしい毎日でした。
これからたくさんの人たちと大切な時間を共有し合って、
「SUNNY CLOUDY RAINY」らしく育まれていくことを願っています。
SUNNY CLOUDY RAINY
台東区蔵前4-20-8 東京貴金属会館2F
OPEN 12:00〜18:00
今週末7日（土）から横浜の10wattsさんにて開催される「球体」展。
先日作品を納品してきました。
雨も激しく降り続いていたのですっかり落ち着いてしまい、
展覧会についてのことやもろもろの積もる話もあり、
長々とゆっくりさせてもらいました。
粟谷さんと僕は同じような職歴で独立しています。
その頃のことや独立直後のこと、
そしてお店を始めたときのことなど、
今となって思えば良いむかし話をたくさんしました。
もちろん今後の展望なんかもです。
粟谷さんは僕と同じようにもの作りが好きな人で、
いろんな作家さんに興味を持てて、しっかり見れる人です。
もちろん骨董もです。
僕にとってはとても少ない、もの作りの友人のひとりです。
僕はatelier galleryを始めて、だいぶ考え方が変わりました。
歩みがゆっくりになってきているようで、
いろんなことを、できれば静かにやっていきたいと思うようになりました。
少なからずというか、だいぶ粟谷さんの影響があると思います。
自分が目指していた世界はとても狭くていびつで、
それぞれが自由に感じとることができるはずの世界観や価値観はいつの間にか用意されていて、
無数にあるように見えた選択肢は、
ガイドブックのレストランのようにとても限られていました。
しかしながら作る人も感じとる人もそれぞれが違うイデオロギーを持って、
いろんな人たちの感性に触れていく歓びを知ることができ、
誰もがふとした瞬間に、新しい入り口の前に立つことを許されているはずです。
心のわずかな振動を確かめながら、その扉を開けていく楽しみをずっと続けていける。
そう考えるようになって、僕らは今の道を歩んでいます。
そして今回の「球体」。
それらは静かに清らかに、そして滑らかに、絶妙な距離感をもって共存しているかのようです。
いろんなものが降り注ぎ、表面をすり抜けていく中で、
あるものはぐるぐると周り、あるものは吸いこまれていく。
少しずつ蓄えたものを、少しずつエネルギーに変え、
ひけらかすことのない物静かな意志を持っています。
10wattsさんならではのテーマです。
それぞれの「球体」にあるなにかを、是非感じとってみて下さい。
「 球体 」
球，あるいは球の形をした物体の展示会
場所 at 10watts
日時 3/7（土） → 3/31（火） 11：00 ー 18：30
定休 月曜
電話 +81453166706
●news 02/02 up
出展者
antiques + ふくや （蒐集物）
Lagado研究所 （蒐集物 / 紙物）
本田 （蒐集物）
吉田次朗 （陶）
ナイマ （蒐集物）
chikuni （製作物 / 蒐集物）
morison kobayashi・高里千世 （製作物）
中川たま (限定球体喫茶）
齊藤功 （限定球体音楽）
谷藤貴志 ＆ アラサワフミカ （photo & DM)
Natsuko Maeda (DM model）
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