こんにちは。
来週末から名古屋haseさんでの展覧会が始まります。
haseさんも昨年10周年を迎えまして、
僕らの展覧会も4回目となります。
定期的に継続して展覧会を開催しているのは、
このhaseさんと香川の+106さんの2ヶ所になりまして、
両方とも空間制作をしている場所です。
こういった関わりの深い場所で展覧会を継続して出来るということは、
とても有り難いことです。
以前まではこういったところを増やしていけたらと思っていたのですが、
体力的な限界が来てしまって、
西荻窪のpoefuさんが最後の空間制作となってしまいました。
しかし、展覧会の軸となる場所というのは、
3ヶ所でも十分すぎるかなというところですので、
ちょうど良かったのかなと思っています。
前回は18点くらいの出展でしたが、
今回は22点を予定しております。
色入れを変えまして、より枯れ色に見えるようになっております。
朽ちていく感じが強く出ているのですが、
逆に色彩が豊かに見えるようになったのは不思議でした。
2025年に出版を予定しております「金属植物図鑑」に掲載する予定で、
撮影を終えている植物たちになります。
大ちゃんは山びこに加えてsteel objectも出展します。
haseさんは名古屋駅からも近くて徒歩で行ける場所にありますので、
お近くにお越しの際にはお立ち寄り下されば幸いです。
名古屋の皆さま、この度もどうぞよろしくお願いします。
モリソン小林と中村大介
会期:2023年10月7日(土)〜14日(土)初日12:00~16:30、他12:00〜18:00
ピアニストの上柿絵梨子さんのライブ
10月7日(土)17:00〜
会場:hase
名古屋市中村区名駅5-10-7 花車ビル中館1F
052-414-5465
hasegallery@gmail.com
カテゴリー:exhibition
投稿日:2023年9月29日 12:22
こんにちは。
高里の個展のお知らせです。
来週金曜日から南青山のギャルリーワッツさんにて、
新作絵画と合わせまして、
少数しか刷れませんでしたが、
作品集「ビリビリッ」を出版いたします。
今回の新作絵画は、
「ビリビリッ」に掲載されている絵画を元に制作されています。
要するに、作品集の作品をビリビリッ破いて、
貼って、剥がして、ビリビリッして、描いて、
を繰り返して出来上がった絵画作品となっております。
すなわち、作品集の絵画はすでに存在しておらず、
新しい絵画の素材となって生まれ変わっているということになります。
この数年、夜な夜なビリビリッと試行錯誤を繰り返し、
ようやく日の目を見ることができます。
作品集「ビリビリッ」の制作にご尽力くださいました荒澤さま、
大変お世話になりました。ありがとうございます。
本当にお疲れさまでした。
絵画についてや作品集「ビリビリッ」についてなど、
諸々ご紹介したいところですが、
実際にご覧いただきたく思っております。
お時間ございましたら是非お立ち寄り下さいませ。
高里千世 個展「ビリビリッ」
2023.9.29 fri – 10.4 wed 12:00 – 19:00
sat & sun 12:00 – 18:00
Lastday 12:00 – 17:00
ギャルリーワッツ
港区南青山5-4-44 ラポール南青山#103
03-3499-2662
https://www.wa2.jp
instagram @galeriewa2
specialsource HP内on lineページにて、
作品集「ビリビリッ」の販売を予定しております。
A4サイズ、166ページのフルカラーになります。
遠方の皆さまにも是非ご覧いただきたいと思っております。
詳細は後日onlineページにて掲載いたします。
カテゴリー:未分類
投稿日:2023年9月17日 21:54
こんにちは。
9月を迎えました。
まだまだ暑くてどうしようもないくらいバテバテな日々が続きます。。
展示の際にたまに聞かれることのひとつに、
「一番好きな山」があります。
私はシンプルに花に会いに行きますので、
北アルプス白馬岳、北海道の大雪山のどちらかになるかと思いますが、
次に行くのなら迷わず大雪山かなといつも思っています。
しかしこの大雪山はなかなか相性が悪いのでしょうか、
未だに一度も山旅の道中にて、満足のいく晴天に恵まれたことがありません。
1回目は旭岳温泉からの入山で、白雲岳避難小屋にて幕営の予定でしたが、
悪天候のためロープウェイが運行していないという事態に見舞われてしまい、
翌日旭岳のみの登山となってしまいました。
雨中の行軍となり、大雪山の厳しさを肌で感じました。
2回目は層雲峡からの入山でしたが、
またしてもロープウェイが強風のため大幅に出発が遅れ、
黒岳石室まで到着するのがやっとの状態、
翌日も天候回復は見込めず、白雲岳への縦走を諦め下山しました。
アルプスや八ヶ岳でも同様のことは少なからずありますが、
直前に天候を見極めることができるため、
かなりの確率で晴天に恵まれます。
かたや、北海道となりますと、
車ではなく飛行機となりますので、事前に予約が必要になります。
大雪山で高山植物が開花している最盛期は、
6月最終週から7月第一週までのおよそ10日間しかないのに加えて、
近年では蝦夷梅雨と呼ばれる天候不順が重なることもあり、
決行を決意するには非常に難しい山旅となっています。。
水や食料を販売している山小屋が黒岳にしかなく、
バイオトイレも黒岳にしかありませんので、
それ以外では携帯トイレを携行して、下山まで持ち歩かなくてはなりません。
エキノコックス感染症やヒグマの危険性だけではなく、
真夏でも吹雪になるほど気象の変化が激しいこともあります。
大雪山では工程に合わせた水を携行する必要があり、
水の分を軽くするために、デジタル一眼カメラの併用を止め、
当初の2回は中判のフィルムカメラのみで入山しましたが、
悪天候では防水パックの肥やしにしかならず、
1.5kgの鉄のかたまりを背負っていただけとなりました。。。
荒天の2回の山旅は厳しいものでしたが、
植物観察に関しての成果はなかなかのものがありました。
未だ見ぬ種を求めて3回目は旭岳温泉から入山し、
デジタルカメラを併用するため幕営はせずに黒岳石室に泊まり、
白雲岳赤岳から旭岳に戻るロングルートの工程で向かいました。
やはり厳しいのか相性が悪いのか、
終始ガスに覆われ、温暖化の影響なのか、
チングルマも綿毛に変わり始めてしまっていました。。
10時間を超える長い工程の最後に、
一番キツい登りを持ってきたのは大失敗と思ったのも束の間、
濃いガスが消え、ついに青空のもと大雪山最高峰の旭岳山頂に辿り着きました。(涙)
高山植物を含めた山麓からの種の豊富さは、
北アルプスの白馬岳に軍配が上がるのかもしれませんが、
高山植物の種類や希少種の豊富さ、
お花畑の圧倒的な規模の大きさスケール感では、
大雪山ほど学ぶことの多い山はありません。
詩人大町桂月の有名な一節、
「富士山に登って山の高さを知れ、大雪山に登って山の広さを知れ」
残念ながらとにかくいずれの工程も視界がなく、
大雪山の広さは微塵も感じられませんでしたが、、、、
次回こそはと、思いを馳せるここ数年です。
カテゴリー:山
投稿日:2023年9月3日 14:46