稜線
special sourceは主に建築内装に携わる仕事をしています。
haseさんや+106さんのような個人の方からの、
内装、ドアや窓、什器などの制作全般に渡るものから、
建築家やデザイナーからスチール工事を依頼されるものなど、
それらの請け負いの仕事が大半を占めてきました。
年々作品の需要が増え、半々になってきたところに、
昨年2020年はコロナの影響で、夏に内装の物件が3件延期になりました。
夏の予定が急に空いてしまったので、
毎年のように観ていて、いつか出てみたいなと言っていた、
岡本太郎現代芸術賞に挑戦することにしました。
現代芸術のマーケット、コンテンポラリーアートというものですか、
美術工芸もそれらのマーケットに接しているものも多いと思いますが、
自分の作品コンセプトは真逆の方向性だと感じました。
TARO賞は他のアワードと違って、
入選作家のすべてがコンテンポラリーを目指しているわけではありませんので、
浮いてはいなかったように思いますが、
多くの作家が目指しているアートマーケットは、
知れば知るほど、自分には居心地が良さそうには思えませんでした。
久しぶりに山に入りました。
いつものように自然で、ありのままで、
余計なことを考えさせずに居させてくれました。
いくつもの峰々が連なる稜線が綺麗でした。
自分に合った山は、やはり登ってみないとわからないものですね。