球体関節人形 No.2 Pris

 

 

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今回制作した球体関節人形は全部で4体、今年のお正月に1体、この1ケ月で3体を作りましたが、

 

以前も記述した通り、彫像をより良く彫るための練習のために、

 

粘土による造形をもう一度見直す必要があったからです。

 

最初のは作り方を学んで、この2番目は関節の見え方を変えて、眼をつぶった表情を学んで、

 

3番目は1、2をふまえてきれいな表情を作ること。

 

そして4番目は1Mを超える等身大に近いものを作ること。

 

この課題を設定して、クリアすることで、次にステップアップして進みたいと思ったんです。

 

 

 

 

 

 

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さて、このNo.2 Prisですが、GASA*の五十嵐さんが、

 

妖精をモチーフに洋服と、アクセサリーを制作してスタイリングしてくれました。

 

羽がついているのはそのためです。

 

アンティークガラスケースの台座には茜陶房さんで焼いてもらったタイルを砕いたものを敷き詰めていて、

 

左下は、鉛を流し込んで、manuteria*specialsourceの刻印を入れています。

 

人形はちょっとこわい、という先入観をもっている方は多いようですが、

 

やわらかい感性で制作すれば、癒しを与えてくれるように作り上げることも出来るんだなと、

 

そんな気持ちにさせてくれました。

 

 

 

 

 

レリーフタイル

 

 

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以前沖縄の茜陶房さんで制作したレリーフタイル

 

ですが、焼き上がった陶器の上に鉄粉をまぶして

 

錆びさせて仕上げました。

 

白土を7mm程の板状にして軽く乾燥させてから

 

茜陶房のお二人に、指導を仰ぎながら、

 

ヘラや彫刻刀で彫りました。

 

一見、鉄の鋳物で出来ているように見えますね。

 

蟻がいる果物のと、枝葉のふたつは

 

お客さんがつきました。

 

茜陶房さんありがとうございました。

 

ギャラリー&ショップのオープン

 

おめでとうございます。

 

これからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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球体関節人形 No.3 Rachael

 

 

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レイチェルという名前は以前書いたように、「ブレードランナー」に出てくるレプリカントの名前です。

 

名前的にはベタですが、ノスタルジックな容姿とその黒髪が印象的だったので付けました。

 

制作途中から、レイチェルをイメージしていましたが、あくまでも記憶を辿って制作しまして、

 

映画を15年ぶりくらいに見直したのは完成してからでした。

 

 

 

洋服を着ていない状態では、自分のイメージにほど遠い感じでしたが、

 

着させてみるとイメージ通りの郷愁感が出ています。

 

GASA*の五十嵐さんがレイチェルに、永遠の命を与えてくれたかのように感じるのは僕だけでしょうね。

 

黒髪はウィッグではなく貼付けています。スタイリングは五十嵐さんで、

 

300mmの腰下まで来る長い髪の毛を、黒のベルベットのリボンで内側に巻いています。

 

洋服だけでなく、下着もかごもそして靴も、GASA*特製です。

 

眼はブルーのグラスアイ、まつ毛はディープブラウンを5,6mmにカットしています。

 

箱の扉は友人の岡本道雄さんからいただいた額縁をひな型にして作ったものに、

 

スペクトラム社製のアンティークガラスをはめ込んでいます。

 

ガラス越しに見ると、右と左で眼の大きさが違って見えるのがわかりますか?

 

これはアンティークガラスが平滑ではなく、少し波を打っていて、揺らいで見えるからです。

 

自分の目線が動くと、レイチェルの眼も動いてるように見えると思います。

 

身長は540mm、箱の外寸はw300h600d120mmです。

 

 

 

 

 

 

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展示会のオープニングレセプションが行われた金曜の夜ですが、

 

流行病の影響などで来場される方が少なくなるのではと、

 

みんなで心配していたのですが、去年よりも大幅に多い、300名を超える方が来てくれました。

 

IIDにて2年目ということで、去年の好印象が、倍増につながったのかもしれないですね。

 

 

 

 

 

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