球体関節人形 No.2 Pris
今回制作した球体関節人形は全部で4体、今年のお正月に1体、この1ケ月で3体を作りましたが、
以前も記述した通り、彫像をより良く彫るための練習のために、
粘土による造形をもう一度見直す必要があったからです。
最初のは作り方を学んで、この2番目は関節の見え方を変えて、眼をつぶった表情を学んで、
3番目は1、2をふまえてきれいな表情を作ること。
そして4番目は1Mを超える等身大に近いものを作ること。
この課題を設定して、クリアすることで、次にステップアップして進みたいと思ったんです。
さて、このNo.2 Prisですが、GASA*の五十嵐さんが、
妖精をモチーフに洋服と、アクセサリーを制作してスタイリングしてくれました。
羽がついているのはそのためです。
アンティークガラスケースの台座には茜陶房さんで焼いてもらったタイルを砕いたものを敷き詰めていて、
左下は、鉛を流し込んで、manuteria*specialsourceの刻印を入れています。
人形はちょっとこわい、という先入観をもっている方は多いようですが、
やわらかい感性で制作すれば、癒しを与えてくれるように作り上げることも出来るんだなと、
そんな気持ちにさせてくれました。