ULの奥義とは

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

このところ暑さにやられているのか、気圧の上下動が激しいからなのか、

 

朝からだるくて体が重いです。

 

 

 

昨今の登山業界を席巻する「UL」。

 

ultra lightという意味で、

 

必要最低限の荷物だけパッキングして山へ向かうスタイルです。

 

登山における重量を減らせるアイテムは、

 

ザック、シューズ、ポール、テントやシュラフなどなど、

 

キリがありませんが、カメラなども当然軽くしたいものです。

 

いくらUL装備を充実させても、

 

重い一眼レフにでっかいレンズをぶら下げては本末転倒です。

 

 

 

カメラのことはさておき、

 

UL化はなかなか難しいものです。

 

軽くすれば良いというものではありません。

 

何でもそうですが、必ず得手不得手があります。

 

 

 

人気のULザックを使ってみると、

 

8kgまでOKとあったのが、4kgで1時間背負ったら肩が痛くなるとか、

 

汗で背中がびしょびしょになって重くなるなど、

 

重いけれど機能性に優れたザックでは考えられないことが次々と起こります。

 

軽くするために調節機能を削除しているため、

 

重くなると肩のパットが浮いてしまい、

 

紐一本で背負っているのと同じになってしまいますし、

 

背中も汗に対しての対策はされていませんから当然のことです。

 

それらは我慢してでも軽くしましょう、

 

というのがULということなのです。

 

確かにどんなに機能性が高くても、

 

2〜3kgにもなってしまうと、それだけで重いですから。

 

ザックに関しては、ショルダーハーネスを調整する、

 

ストラップが付いているものが必須で、

 

夏山では背面パットと背中が密着しない構造のものも、

 

必須になると思います。

 

 

 

シューズは高山ならソールが硬いものが必須です。

 

岩場ではトレランシューズなどのようなものは、

 

余計に歩数が必要になりますのでかなり疲弊します。

 

柔らかい靴は低山、もしくは脚力が十分でないと厳しいです。

 

硬いとは言っても、アイゼンを付けられるような硬くて重いものはオーバースペックです。

 

片足の重量が700gを超えないものがバランスが良いと思います。

 

 

 

そんなこんなでUL化に勤しむ訳ですが、

 

理想的なものはなかなか見つかりませんね。。

 

薬とか健康食品とか、それこそ食べ物でもそうですね。

 

ひとつで全部賄えるものなんてありません。

 

いろんなものを幅広く浅く摂り入れる方が、

 

案外体に良かったりするのかもしれません。

 

ULも状況に合わせて使い分ける方が、

 

多くの引き出しを得ることに繋がるのかもしれません。

 

 

 

以前月山で修験道の方たちの後を登りましたが、

 

木の棒とホラ貝以外何にも持っていないように見えて、

 

ずっとナントカセイジョウと大声で唱えながら歩を進めていました。

 

息も切らさずです。

 

あれこそが本物のULなのかなと思いました。

 

重量を伴う物体ではないものの方が、

 

ずっと重く感じるのかなと。

 

いやはや、奥が深いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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