4、5月のatelier gallery

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

初夏のような陽気が続いて、

 

2階の気温は33℃という信じられない数字を記していました。。

 

 

 

今週末からのオープンギャラリーでは、

 

立体作品も展示します。

 

小さめの高山植物、石の台座のものも含めて5点、

 

TARO賞作品をリメイクした中サイズのもの2点になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4、5月のatelier gallery

 

会場:special source atelier gallery

 

会期:2023.4.28 fri – 29 sat、5.1 mon – 3 wed

 

open 12:00 – 18:00

 

※予約制ではございません。

 

 

 

 

 

 

4、5月のatelier gallery

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

2023年はじめのatelier galleryオープン日が決まりました。

 

今月末4月28日の金曜日から、29日、5月1日、2日、3日の5日間になります。

 

出展する植物作品の全部ではありませんが、

 

先月から取り組んでいる仕上げで制作した作品を少し展示します。

 

より枯れ朽ちた色合いのものになります。

 

 

 

高里の絵画作品、中村の山びこ共々、

 

ごゆっくりご鑑賞下さい。

 

 

 

 

 

会場:special source atelier gallery

 

会期:2023.4.28 fri – 29 sat、5.1 mon – 3 wed

 

open 12:00 – 18:00

 

※予約制ではございません。

 

 

 

 

 

 

清明

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

清明を迎えました。

 

沖縄ではうしーみーといって、

 

お墓にみんなで集まって掃除をしたり、

 

ご飯を食べたりする行事がある時期になります。

 

暖かくなりましたね。

 

 

 

今年は非常にものすごい量の花粉が飛ぶと言われていますが、

 

何だか毎年同じようなことを聞いてるような気がします。

 

実際のところはどうなのでしょうか。

 

 

 

年明けに山梨の低山に何度か登ったのですが、

 

それほど多くの花粉が付いているようには見えませんでした。

 

麓から思いっきり植林されている山です。

 

10年くらい前までは真っ黄色になっていて、

 

見るのも怖かったくらいでしたので、

 

ここ数年はだいぶ少なくなったなあと思っていました。

 

杉や檜にもソメイヨシノのように、

 

花粉を付ける寿命みたいなのもあるのでしょうか。

 

僕は先々週くらいから症状が出なくなっていて、

 

やっぱり少ないんじゃないかと思っています。

 

 

 

さて、しーみーの季節に入った沖縄には杉や檜はありませんので、

 

この季節に沢山の人が花粉症に悩まされることはありません。

 

亜熱帯ですから当然ですね。

 

もしかしたらいろいろなところで温暖化の影響が出ているのかなと。

 

ゲリラ豪雨にしろ花粉にしろ、

 

日本列島の亜熱帯化が静かに進行しているのかもしれません。

 

怖いですね。

 

 

 

 

 

 

 

信濃金梅

 

 

 

 

 

キンポウゲ科に属するTrolliusは、

 

北半球の寒帯にかけて30種ほど生息しています。

 

日本では5種確認されています。

 

キンバイソウ、レブンキンバイ、ボタンキンバイ、チシマキンバイ、

 

そしてこのシナノキンバイです。

 

この花に良く似た種として知られるのがミヤマキンポウゲになります。

 

なかなか見分けがつかない人も多いのではないでしょうか。

 

 

 

trolliusは黄色く花弁のように見えるのは萼片でして、

 

枚数も5枚と決まっている訳ではありません。

 

シナノキンバイは5枚が一番多いとは思いますが、

 

6枚、7枚もかなりの株が見られますし、

 

9枚も見ましたし、10、11、13もです。

 

8枚もあるらしいですが、それは未だ確認できていません。

 

 

 

一方のミヤマキンポウゲですが、

 

こちらは同じキンポウゲ科でもラナンキュラスですので、

 

黄色いのは花弁で、基本5枚になります。

 

もちろんイレギュラーで6〜13枚まで見たことがあります。

 

 

 

昨年のIDEE TOKYOでの北アルプス展でのアンケートにて、

 

シナノキンバイが5枚ではなく、6枚だというご指摘がありました。

 

僕はイレギュラーな種が好きでして、

 

確率的に少数派を作りたいと思ってしまうもので、

 

今思えば5枚もひとつ入れておけば良かったかなと思いますが、

 

せっかくわざわざ重い荷物を背負って高い山に登っていくので、

 

自分の目で見て印象に残った種を作りたいなと。

 

そうなるとどうしてもより希少なものへとなってしまうのです。

 

5枚ではなく6枚だけ作ったのは、そういった理由がありました。

 

 

 

ただ、5枚しか見たことがないとのことでしたが、

 

僕は北アルプスで何百何千のシナノキンバイの株を見てきた中で、

 

5枚しか見当たらない群落を見かけたことがありません。

 

Trollius hondoensis Nakaiのキンバイソウは基本5枚萼片で、

 

イレギュラーは数えるほどしか見たことがありませんので、

 

おそらくこのキンバイソウか、ミヤマキンポウゲと間違われたのかなと思います。

 

保育社から出版されている武田久吉先生著の高山植物図鑑および、

 

清水建美先生著の新高山植物図鑑などなど、

 

ほぼすべての資料に5枚〜7枚または9枚と明記されておりますので、

 

是非是非ご確認下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信濃金梅

 

Trollius japonicus Miq.

 

キンポウゲ科キンバイソウ属

 

北海道から中部地方の高山帯に分布

 

雪渓の草原などに自生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

26th TARO Award

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

TARO賞を観に行ってきました。

 

過去にないくらい印象的なTARO賞でした。

 

今年は太郎賞敏子賞の該当者が選ばれませんでした。

 

これはなかなか珍しいことです。

 

この賞に携わってこられた方々にとっては、

 

それだけ特別な思い入れのある賞ということを、

 

改めて感じる出来事でした。

 

 

 

美術紙などによると、長引くコロナ渦の影響が出ているのではないかと。

 

就業環境の悪化やアートマーケットの需要の冷え込みなどなど、

 

さすがにもうコロナ渦も4年目ということで、

 

かなり体力を消耗させられているというのが、

 

今回のTARO賞の元気のなさの原因だそうです。

 

アーティストを目指す人だけではなく、

 

アーティストを維持する人にとっても、

 

厳しくも長い冬といえるのかもしれません。

 

 

 

アートマーケットには百貨店だけではなく、

 

様々な業種の企業が参入し始め、

 

コロナ前からかなりの活況を見せていましたし、

 

コロナ渦でもアートフェアの来場者や売上げが、

 

最多を更新したというニュースがあったように記憶していましたが、

 

実情はマーケット全体がそこまで潤っているかどうかといったところでしょうか。

 

人気のあるアーティスト、大御所の方々などに偏っていて、

 

それ以外の大半の作家が、未来への夢や、

 

モチベーションを持ち続けられない状況なのかもしれないです。

 

 

 

そんな市場操作の介入ができない場所には、

 

何か心が安らぐ、清らかさがありますね。

 

たとえパワー不足と揶揄され、

 

大きな賞を与えられなかったとしても、

 

僕にはすべての作品が価値のあるものに見えました。

 

ボリュームに重きを置く傾向というのはあるかと思いますので、

 

元気がないといえば、その視点からですとそうなのかもしれませんが、

 

良いなと思う作品は、例年通りくらい見ることができました。

 

 

 

その時代の動き、のようなものをダイレクトに感じられるのは、

 

こういったTARO賞のような、

 

剥き出しの実像があるからなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sunny cloudy rainy 8周年

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

ソメイヨシノが開花しました。

 

ハクモクレンも綺麗ですね。

 

鎌倉の長谷の現場に通っていますが、

 

暖かくなり、いよいよ混雑が激しくなってきまして、

 

平日でも渋滞が発生するようになりました。。

 

まだまだ夏までかかりそうですので、

 

作業以外のことが心配になってきた今日この頃です。。

 

 

 

さて、先週3月10日から蔵前のsunny cloudy rainyさんにて、

 

special sourceの3人展が始まっております。

 

2015年に設計制作施工をいたしましたお店になります。

 

8周年を記念いたしまして、一人8点ずつの出展となっております。

 

お近くにお越しの際には、お立ち寄り下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-SUNNY CLOUDY RAINY8周年企画-

 

「special source展 モリソン小林 中村大介 高里千世」

 

会期:2023年 3月10日(金)~ 3月26日(日) 12:00~18:00

 

会場:SUNNY CLOUDY RAINY 東京都台東区蔵前4-20-8 東京貴金属会館2階

 

https://sunnycloudyrainy.com

 

 

 

 

 

 

 

 

花人日和

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

3月を迎えました。

 

花粉が大量に飛散しているせいか、

 

景色が黄色っぽく見えるのは気のせいでしょうか。。

 

 

 

小学館から出版されている雑誌サライのweb判の、

 

花人日和というページに記事が掲載されております。

 

結構な長文記事となっております。

 

お時間ございましたらお読み下さいませ。

 

 

 

https://serai.jp/kajin/1112638

 

 

 

 

 

 

 

軽さは正義

 

 

 

 

 

僕のテント一泊でのバックパッキング重量は、

 

テントや寝袋、着替えや雨具、防寒着などのベースウェイトで5kgくらい、

 

そして食料、水などが加わり7〜8kgほどになります。

 

これプラス撮影機材となるわけですが、

 

これが年々しんどくなってきております。。

 

10年ちょっと前の発売当時最軽量だった、

 

フルサイズデジタル一眼カメラとレンズおよそ3本で2.2kg、

 

いつか写真展をとの思いを込めて中判フィルムカメラ67判1.3kgを、

 

おまけに三脚も必須でトータル4.5kgという、

 

本当に毎回毎回持つ度にガッカリする装備です。。

 

ワンゲル部の学生からしたらそんな12kgくらいで、と嘲笑されそうですが、

 

もうこの辺りでギブアップでございます。。

 

 

 

それにしても、この10年あまりのデジタルカメラの進化は著しく、

 

スペックオーバーな感じで困りますね。

 

要らない機能をなくしてもらえれば相当軽くなるんじゃないかと、

 

素人目には見えるのですが、

 

万人に受け入れてもらわないと成立しないのでしょう、

 

個人的に残念なカメラが多いです。

 

そんな中で山で必須な防塵防滴と35mmサイズという枠の中で、

 

何とか行けそうなモノが見つかりまして、

 

カメラもレンズも今までの半分の重量になります。

 

しかもスペックがかなり上がります。

 

 

 

これで決まりか、というところで、

 

そもそもフィルムカメラ一本でいいのではとか、

 

フィルムカメラは中判である必要があるのかとか、

 

bigminiとか写るんですとか、

 

コンパクトデジタルでも良くないか、という意見も出てきて、

 

暗礁に乗り上げております。。

 

 

 

この時代ですから、デジタルカメラだけで良いのではと、

 

思う人の方が圧倒的に多いと思うのですが、

 

何かが違うのです。フィルムにしか出せないものがあるのです。

 

だからフィルムカメラは必須です。

 

そうなるとデジタルも必要な訳です。

 

デジタルでしか撮れないものがあるからです。

 

それでいて、画質は眠たいとガッカリする訳です。

 

大変ですね。現代に生きるということは。。

 

iphoneまでもあるというのに。。。。

 

 

 

なんとか夏が来るまでには決めないといけません。

 

 

 

 

 

 

鎌倉

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

今年は鎌倉に通っています。

 

長谷駅の近くです。

 

スチールドアなどでお手伝いをさせていただいています。

 

小学校から神奈川県ですので、何度も訪れているのですが、

 

何遍来てもいいですね。

 

空気が滞留しないからなのか、

 

それとも何か特別な磁場があるのか分かりませんが、

 

自分にとってとても落ち着く場所です。

 

 

 

山は低いなりにいい山がけっこうあるのですが、

 

どうも登る人が少ないみたいでして、

 

道が見えないくらい草が生い茂っていて、

 

危険な生きものが蠢いています。

 

何と言うか、人間界とあっちの境目、

 

もしくは出入り口的な感じが漂っています。

 

鎌倉は霊場なのでしょうか、単にケモノが多いだけなのでしょうか。。

 

それでもここのものの怪たちは、

 

みんなどこか愛嬌があって優しい種族のような気がしています。

 

仕事を納めた後も通い続けたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅花黄蓮

 

 

 

 

 

 

梅花黄蓮が咲く季節になりました。

 

春はもうすぐ、花粉ももうすぐです。。

 

 

 

梅花黄蓮といえば牧野富太郎博士が愛した花として有名ですが、

 

学名にはMakinoとは記されていません。

 

命名されたのは19世紀、おそらく1840年から1860年代頃で、

 

オランダの植物学者フリードリヒ・アントン・ヴィルヘルム・ミクェルが名づけました。

 

ミクェルはオランダ国立植物標本館の館長を務めた人でしたが、

 

海外へ採集に出向くことはなかったそうですので、

 

日本にしか自生していない日本固有種の梅花黄蓮の標本を、

 

どうやって手に入れたのでしょうか。

 

時代は江戸末期の日本が大きく変わろうとしていた頃になります。

 

長崎に来ていた採集家が運んだのでしょうか。

 

その頃に日本にいて、植物学に精通していた人物と言えばシーボルト。

 

シーボルトが来日していたのは1820年代と1860年頃で、

 

このどちらかの来日時に採集されたものかもしれません。

 

12,000点以上の植物標本を持ち帰ったようですので、

 

オランダの著名な植物学者が手分けして分類、命名する流れで、

 

ミクェルの手に渡ったものと思われます。定かではありませんが。。

 

日本の植物を日本の植物学者が命名していくのは、

 

残念ながらもう少し後になってからになるんですね。

 

 

 

牧野先生が誕生された1862年頃は、

 

山野の至る所で群生していたようですが、

 

それから160年が過ぎた今では、

 

なかなか見かけない花になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅花黄蓮

 

バイカオウレン

 

Coptis quinquefolia Miq.

 

キンポウゲ科オウレン属

 

本州の福島県以南及び四国に分布

 

山地から亜高山帯の針葉樹林林床などに自生します。

 

 

 

雪解けが始まるまだ緑の芽吹きを探すのに苦労する土色の景色の中に、

 

小さいけれど瑞々しい緑の葉を広げ、

 

真っ白できれいな萼片を開くこの花には、

 

牧野先生をはじめ、多くの人々が魅了されてきたのでしょう。

 

私もそのひとりです。

 

大ちゃんは通り過ぎましたけれど。。

 

 

 

 

 

 

  • 2024年5月
    « 4月    
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
  • 新着記事

  • カテゴリ

  • 過去ログ

  • 画像及びテキストの無断使用は固くお断り申し上げます。

    Copyrights©2012 All rights reserved by special source & hot stuff associates