「寂美 像刻花」
先日お伝えしていました八雲茶寮さんでの件ですが、
「寂美 像刻花」と題しまして、
明日の11月2日(月)より始まります。
鉄の特性を生かした、植物の立体作品を中心に制作しています。
ご存知の方も多いと思われますが、
ここは緒方慎一郎さんが代表を務められるsimplicityさんのお店であり、
ご自身が手がけた空間です。
隅々まで高い美意識で作られており、
僕としては、植物の立体作品を展示する空間として、
この空間より優れた空間を見つけることは容易ではありません。
こういった機会をいただいて、大変恐縮していますが、
ずっと以前からさりげなく飾られていたように、
ごく自然にこの美意識の中に入っているような、
そんな表現ができればと思っています。
今回の会期の11月は炉の季節に入り、
八十八夜に収穫してから熟成させた茶壺の口を切って新茶を使い始める、
「口切り」の茶事が行なわれる時季ですので、
「寂美 像刻花」では、茶花を制作しました。
この空間は、経過する時間にも芸術性があります。
移ろう光の演出とともに、浮かび上がる像刻花を是非ご高覧下さい。
会期は日曜祝日を除きますが、11月28日(土)までとなりますので、
約1ヶ月におよぶ長い会期となります。
閲覧できる時間は9時から17時までです。
食事をしなくても観れるかという質問をされましたが、
大丈夫ですのでご安心を。
陶芸やガラス、書家などいろいろな作家さんも行なっています。
何度か脚を運ばれているhaseの浅井さんも、
展示だけを観に来ている人も多いと言っていました。
お時間ございましたら、どうぞよろしくお願いします。