木偶ワークショップ
だ、だ、だいちゃんが、ちょ、ちょ、彫刻!?
みなさんの驚嘆ぶりが伝わってくるような気がしますが。。
そうです、だいちゃんが彫刻をはじめました。
先日、彫刻家の前川秀樹さんが先生の、青山のDEE’S HALLというギャラリーで行われた、
『第12回 木偶の棒ワークショップ』に参加してきました。
2008年の5月にちょうどこの場所で、『水源』というテーマで開催されていた前川さんの像刻展。
その時から僕は、本格的に作家活動をはじめたのですが、
作品ももちろんのこと、人間としても尊敬する前川さんとは、像刻展でお会いすることはありましたが、
面識はありませんでした。
ですが、この5年間の間で知らない間に、いくつかの接点ができていたようです。
今回、去年お店を作らせていただいた名古屋のうつわhaseの浅井さんからも背中を押していただいて、
ひそかに意を決して、このワークショップに参加したのでした。
(だいちゃんは、そんなこととはつゆ知らずでしたが。。。)
冒頭のだいちゃんの打ち込む姿を見てもおわかりのように、
参加されていたみなさんのもう、すごいのなんの。。圧倒されてしまいました。。
だいちゃんのように、初めて彫刻を彫る方が半数以上いらっしゃるようですが、
みなさんとにかく、集中されていて、でもとても楽しそうで、作品もなんていうか、純粋で、素晴しかったです。
前川さんの言われることも、会場の雰囲気も、みなさんの姿勢も、たくさん勉強になりました。
本当に貴重な、楽しい時間を過ごすことができました。どうもありがとうございました。
完成まで辿り着けませんでしたが、だいちゃんの彫刻も素朴で、とても純粋ですね。
僕の方は、前川さんの「今日はいつもと違う道を歩くつもりでやってみて下さい」のお言葉を受けて、
あたまに何も載っていない、脚のある生き物を彫ってみました。。
「あ〜、あなたがモリソンさん。ようやくつながりましたね。。」
浅井さんのおかげで、前川さんは僕のことをご存知だったそうでした。
内心、ホッとしたようで、嬉しかったようで、今後は言ってみれば門下生のようなものですから、
下手なものは作れないなと、プレッシャーを感じたりしてしまいました。。
いつも、尊敬する方や憧れる方、つながりを持ちたい方などにうまく近づいていけない自分に呆れたりしますが、
今回に関しては、この5年の間のどこかではなくて、今で良かったと思いました。
ヴァーチャルで気軽に何もかも得られるようになったこんな時代だからこそ、
どうやって辿り着くか、どうつながっていくか、どう形にしていくか。。
僕は古い人間なんだと思います。。。
ショートカットしてつながったものなんて、
それなりのものでしか残らないものだと思い込んでるのかもしれませんが。。。。
実際に自分で作り上げていき、なにもかもが自然体で向き合える、この木偶ワークショップを通じて、
あらためていろいろと大切なことを実感することができました。
前川さんのブログで、この木偶ワークショップの模様がアップされています。
(なんとっ!だいちゃんも出ていますっ!!)
みなさんもいつか機会がありましたら、参加されてみてはいかがですか。
LOLO CALO HARMATAN:http://lolocaloharmatan.seesaa.net/