ミス・プリント

 

 

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制作するためのスケッチをミスプリントに描いていますが、

 

なぜか罪悪感を感じさせられてしまいました。

 

大ちゃん的には新しい紙に描いておいて欲しいようです。

 

なので、「あ〜、またですか。。。」と言ってがっかりしています。

 

でもこのスケッチの上に材料を置いたりして制作していくので、

 

出来上がる頃には焦げて穴があいたり汚れてしまうので、僕はミスプリントでいいと思っています。

 

そんなことよりも、材料を形にするのに手指の感覚がなくなってもずっと作業をしている僕の横で、

 

せんべいをボリボリ食べながらせんべい臭をアトリエ全体に漂わせたあげく、

 

せんべいのしょうゆが付いた手でスケッチを持ってため息をつき、

 

せんべいのしょうゆがついてしまったスケッチをあわてて消しゴムで消そうとする大ちゃんを見ると、

 

やっぱりミスプリントで良かったって思ってしまうんです。

 

 

 

 
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今回のテーマは海ですが、

 

タイトルはまだ決まっていません。

 

ずっと野山の繊細な花を作ってきたので、

 

夏ですし、カラフルに葉っぱも大きく、

 

生命力を感じられるようなのもいいかなと

 

思って試行錯誤しています。

 

 

 

 

 

 

 

samulo展

 

 

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samuloさんの展示会が原宿のQUICOというところで始まりました。

 

年末に一緒に展示会をさせていただいて以来、ファンになってしまいまして、

 

どうしてもお会いしたかったので、原宿に行って来ました。

 

宮本さんは変わらない優しさで包み込んでくれました。

 

名古屋でだいぶ疲れて帰ってきていたので、とっても癒されました。

 

ケミカル展で親しくなった、宮本さんの友人のNさんともお会い出来ました。

 

短い時間でしたが、どうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

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今回も素敵なものばかりです。

 

会期は23日の水曜日までとなっています。

 

是非samuloさんの世界観をご堪能下さい。

 

 

 

 

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samulo:http://www.samulo.com/

 

QUICO:http://quico-news.com/?cid=1

 

 

 

 

 

 

 

展示会のお知らせ

 

 

大変遅くなってしまいましたが、今年の展示会の予定が決まりました。

 

7月7日(土)〜 29日(日)「タイトル未定」at GEODESIQUE モリソン小林、高里千世 2人展

 

 

 

 

 

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中目黒の青葉台にある、コンセプショナルギャラリー&ブティックのGEODESIQUEさんでは、

 

夏真っ盛りの時期ということもあり、『海』をテーマにした展示会になります。

 

皆さんもご存知の方も多いと思いますが、アクセサリーブランド「Lucchi」のデザイナー

 

高里千世が、個人名で行う初めての展示会になります。

 

恥ずかしながら、およそ4年振り2回目の夫婦競演ですが、その時はspecial sourceとLucchiでの

 

展示会でしたので、今回はどんな展示会になるか楽しみでもあり、不安でもありますというのが、正直なところでしょうか。

 

お互い草花をモチーフに作品を制作していますが、人生の半分以上を共にしてきた夫婦とはいえ、

 

花たちから受け取るメッセージは、それぞれの趣があります。

 

今回はそんな草花たちに加えて、『海』というフィルターを通しての様々な生命のメッセージも

 

伝えたいと思っています。

 

Lucchi diary:http://lucchi.jp/diary/

 

 

 

年末の『物質の循環展』は、アトリエギャラリーなどとのスケジュールもあって、

 

開催は未定となっております。

 

開催予定でしたが、アトリエギャラリー開店が先になる可能性もあって、

 

おおむね確定するのは、10月頃になると思います。

 

皆さんお忙しい時期となりますが、

 

どうぞ心の片隅に記憶しておいていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

『japanist』

 

 

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先月にお伝えしていました、雑誌『japanist』さんが発売されています。

 

現代手工業家、モリソン小林として紹介していただいています。

 

実は原稿をいただいたときには、「彫刻家」と記されていました。

 

ほんの少しだけ考えましたが、そのままでいいと思い、訂正せずに返却しました。

 

8年前に作った僕の名刺には、「現代手工業家」と書いてあります。

 

今までになかった造語なので、いろいろなことをしている僕には、何かとうってつけで、

 

しっくりくる言葉だったからです。

 

そして何より、同じような志を持った作り手たちが集まって何かが起こる、

 

新しいデザイン美術工芸運動として、後世に何かを残せるのではないかと考えていたからです。

 

本が出来上がって来た時、「現代手工業家」として記されているのを見て、

 

不思議なんですが、少し戸惑ってしまっている自分がいました。

 

 

現在進行しているお店ですが、以前制作した、流木を彫った精霊の彫像を購入されたお客さまが、

 

新しくギャラリーを始めるということで、内装などをお願いしたいという依頼をしてきて下さいました。

 

「同じ美意識を持っている方にお願いしたいので」ということでしたので、

 

作家として自分が展示会をするとしたら、という空間を作ることになりました。

 

このことがあって、個展活動を始めてからの3年間を振り返ってみると、

 

内装屋や家具什器金物屋、インテリアデザイナーとしてよりも、作家として、お店作りや

 

什器制作を依頼されていたことの方が、多かったのかもしれないと思うようになりました。

 

自分では分けていたつもりが、仕事も作品制作も、すべてがリンクしているんだと思うようになりました。

 

限られた時間とお金の中で作られるお店ですが、他のものに倣うことに違和感を感じる方たち

 

考え方としては、僕のような作家としての独創性を、お店の中に落とし込んで欲しい、ということなのかもしれません。

 

 

本の中で、『ちなみに、「彫刻家」でなく「手工業家」と名乗っているのも、モリソンのこだわりだろう。

 

そこにアーティストである前に職人であることへの矜持が読み取れる。』と書いてあります。

 

「現代手工業家」という名前は、作り手、職人としてのこだわりがあるから

 

つけていたというのは、確かにその通りだと思います。

 

自分としては、職人としてのこだわりは絶えず持っていますし、作家としても、

 

デザイナーとしても同じです。

 

ですから、何と名乗らなければならないという必要性はもうあまりないように感じます。

 

「現代手工芸家」でも、「彫刻家」でも、「現代作家」でも「職人」でもいいような気がします。

 

僕には一応本名があるわけですから、「モリソン小林」とだけ名乗ればいいように思えます。

 

誰もその名前以外に何が付いていても、特に気にしなくなっているみたいですから。。。

 

そんなことをいろいろと考えながら『japanist』を読み返していました。

 

 

 

 
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金属の像刻花や、彫像などの作品の世界観について、

 

楽しくお話をさせていただきました。

 

14ページと見応えもあります。

 

代官山の蔦屋書店に並んでいますが、

 

都内以外の方は書店にてお問い合わせしていただくか、

 

『japanist』webサイトをご覧下さい。

 

http://www.compass-point.jp/japanist.shtml

 

編集長の高久多美男さんのブログ、『多楽スパイス』でも何度か紹介していただいています。

 

いつ読んでも、小気味良くてユーモアとセンスに溢れる真っ直ぐなブログです。

 

メジャーリーガーに負けじと、何としても中4日を守って、

 

寄稿するようにしているそうです。

 

皆さんも是非ご覧になってみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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