Lathe for woodwork
Lathe(レイズ)とは、旋盤のことです。
材料を左右の軸にセットして回転させて、バイトというでっかい彫刻刀のような切削工具を使って、
いろんな形に削っていく機械です。
欧米ではポピュラーな機械ですが、日本では木工ろくろと呼ばれていて、
主にお皿などを作るボウルターニングが主流です。
うちは木皿制作には興味がないので、欧米で主流のスピンドルターニングをしています。
スピンドルターンを使用した家具を、この20年でめっきり見なくなってしまいました。
その代わりに、アンティークの家具屋さんでは必ず置いてあるようになりました。
将来の日本では、レッドリスト(絶滅危惧種)になると言われるスピンドルターニングですが、
これからようやく始めていく什器家具作品にて、頑張っていいものを考えて作って、
どんどん使っていきたいと思っています。
個展に出展するガラスケースの脚は、このスピンドルターニングで制作します。
彫像がまったく彫り進められないので、しばらくは旋盤作業に集中しようかと思います。
機械でかっちり作って組んだ後に、ざくざく彫っていったりしたら面白いかも、
なんて思ったりしてしまいます。