ハウスのハウス展

 

 

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houseの増満さんの年に一度の「ハウスのハウス展」にお邪魔してきました。

 

今日から改装が始まったお店が国立ということもあって、国分寺のハウスに

 

一度も行ったことのない大ちゃんは、作業中から時計を何度も見ていました。

 

僕が、今日は6時で切り上げてハウスに行こうと言うと、

 

ものすごくうれしそうな顔をして、いつにも増して注意散漫になっていました。

 

 

 

 

 

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いつ見ても素晴しいものたちです。

 

こんなにもたくさんの色があるのに、

 

色そのものではないところからも、

 

多彩さを感じさせてくれます。

 

 

 

 
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大ちゃんは、何やらずーと真剣に見ていたので、

 

おそらくまた来るんじゃないかと感じます。

 

今日始まった展示会は、次の次の8日の日曜日まで開催されています。

 

お時間がございましたら、是非脚を運んでみて下さい。

 

詳しくはhouseのwebサイトをご覧下さい。

 

 

www.house-jp.org/

 

 

 

 
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japanist

 

 

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先日、季刊誌『 japanist 』さんの取材がありました。

 

「ニッポンに、詳しくなろう」というコンセプトで、日本とは、日本の文化とは、

 

世界の中における日本のあり方とは、日本の多様性とはなど、

 

幅広い角度から日本を取り上げている季刊誌です。

 

 

 

「まず、モリソン小林という名前に惹かれました」

 

 

 

話を受けてから不安だった僕は、そのひと言で楽になりました。

 

書道家、画家、陶芸家といった作家さんたちが名を連ねた中で、

 

何をやっているかわからない、しかもカタカナのあだ名を冠した者が

 

出てもいいものだろうかと思っていたからです。

 

 

「文章が人を作るんだから、よく勉強しておけ。そのうち、文章で交流する時代が来るから…」

 

 

学生の頃、兄に良くこう言われていたことを思い出しました。

 

編集長の高久さんは兄の言った通りの方で、素晴しい方でした。

 

自分が文章でどう表現されるのか、期待感でいっぱいになりました。

 

高久さんは、いろいろな仕事を通じて、たくさんの素材を扱ってきたことが、

 

僕の作品の独自性を生んでいるのではないかとおっしゃっていました。

 

日本人は古来から、一芸に秀でることを良しとする価値観が定着していて、

 

いろいろなことに手を出す人は、器用貧乏と言われてきました。

 

僕も同じで、何でもやるねぇと良く言われますが、特別何ってものがないねと

 

言っているんだなとわかってもいました。

 

実際その通りなので、もともと持っている限られた才能を最大限に引き出すためには、

 

たくさんの知識と経験と技術を身につけておかなければならないんです。

 

そうしないと生活していけないということを、本能的に理解できていたのは、

 

いろんなことを知ろうと思うことが大事だと教えてくれた、兄のおかげです。

 

特出した才能がないという本質的なものの見方や、

 

自分らしく生きるという人生の命題を、早くから意識できていたことが、

 

今の仕事や、創作活動を支えてくれているんだと改めて実感することが出来ました。

 

取材だったのですが、僕の方がいろいろなことに聞き入ってしまったり、

 

考えたりしてしまいました。僕にとっては、貴重で、とても楽しい時間でした。

 

高久さんどうもありがとうございました。

 

 

 

 

『japanist』13号は、4月25日に発売されます。

 

書店などで見かけられましたら、是非ご覧になって下さい。

 

高久さんの文章はとても面白くて、プッと吹き出してしまうかもしれませんが、

 

きっと惹き込まれてしまうと思います。

 

高久さんのブログに、取材時のことが書かれています。

 

是非覗いてみて下さい。

 

 

多楽スパイス:www.compass-point.jp/diary.shtml

 

『japanist』の詳細は、タイトル下バー右のjapanisitをクリックしてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

木のエイジング 2

 

 

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すっかりごぶさたしてしまいましたが、 木のエイジング2回目はパインです。

 

前回はナラをメインに、サンプル的なものでした。

 

 

さて、アンティーク的なプロダクトに関して、皆さんはどう考えていますか?

 

昨今の多くのデザイナーさんと同じように、自分たちのお店作りの中でも、

 

アンティーク的なものは、とてもアクセントになって雰囲気作りに

 

一役買ってくれる欠かせないものです。

 

ですが、物件が決まって探すとなると、以前見かけたものや、

 

合いそうなものがなかったり、あってもとても高価だったりして、

 

なかなかうまく進まないことの方が多くなっています。

 

その場合は、自分たちで雰囲気を出せるオブジェや什器、

 

家具などを制作しなければなりません。

 

でも、経験されている方はご承知のことと思いますが、

 

本物のアンティークにはならないんですよ。いくらエイジングしても。

 

ですので、はじめから作品として作るようにしています。

 

一点ものとして。

 

前説が長くなってしまいましたが、今回はテーブルの天板になります。

 

 

 

 

 
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パインの天板のテーブルは、

 

ヨーロッパやアメリカなど多くの地域の

 

アンティーク家具として人気があります。

 

程度の良いものはとても高価です。

 

今回のものは、フランス産のパイン材です。

 

 

 

 

 

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パインのはぎの方法は、たくさんありますし、

 

見せ方にもよりますので省きます。

 

写真がないのですが、キズや汚れなどの入れ方は、

 

それぞれあると思います。

 

ハンマーや鉄パイプ、またはガラ袋の中に石を入れて、

 

叩いたりするのが多いと思いますが、

 

僕らはもっとプリミティブな方法で味付けをします。

 

 

 

 
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次は内面を経年劣化させていきます。

 

前回使用したものとは少し違います。

 

それぞれの材質に合わせたレシピが必要になります。

 

 

 

 
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塗ってから乾かすと、色が変化します。

 

単純に、雨の日に外に出しておけば、同じようになります。

 

水に特別なものはないんですね。

 

ただ、反ってしまったりするので、

 

それを味と考えない場合は、刷毛で塗った方が

 

いいでしょうね。

 

 

 

 
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手間をかけるという、

 

おそらくここの工程が、それぞれに違いがあって、

 

独自の色を出すところなんでしょうね。

 

とにかく一番大変なところです。

 

 

 

 

 

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前回のナラのエイジングサンプルでは、多くの業者さんから、

 

質疑をいただきました。すべて対応させていただきましたが、

 

皆さんからも独自の方法などを教えていただくなど、

 

僕の方が勉強させていただいたりもしました。

 

それぞれにここは教えられないという専売特許的なところは、

 

真似したり盗んだりせずに、その他はオープンに、

 

皆さんで共有されている姿勢に関心させられたりもしました。

 

今回のパインも不明な部分は多々ありますが、

 

またいろいろと突っ込んでいただくのを楽しみにしています。

 

 

詳細はまた後日お伝えしますが、年内にこのブログをHPとしてリニューアルする予定です。

 

今回のテーブルもそうですが、一点もののオブジェや什器などの、

 

お店作りなどの際に、ありそうでないものをHPで注文していただけるようにしたいと思っています。

 

また、月に一度の週末にアトリエを開放して、商品を閲覧していただけるようにします。

 

その際には、定期的に今回のようなエイジングなどのワークショップも行いたいとも思っています。

 

 

 

 

 

 

 

bikers wallet

 

 

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明日の18日の日曜日は、友人のNさんによると、

 

一粒万倍日、天祓日、寅の日の三つ巴だそうです。

 

この日にお財布を替えると、すべてがうまく回って、

 

お金が倍、倍、さらに倍になるそうです。

 

 

今年のはじめに届いていたshawn&meguのbikers wallet。

 

その話を聞いてから、せっかくだからと、この日を待ちわびていました。

 

ここまで来て、替えるのを忘れてしまわないようにしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

『BONES』骨は美しい

 

 

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最初の物質の循環展に出展する彫像を制作していた時、動物の骨格を調べていました。

 

その時出会ったのが『BONES』という本でした。

 

それから1年後の2010年夏、その『BONES』の湯沢英治さんが、

 

『球根草花展』の前にGEODESIQUEさんで展示会を開催されていました。

 

僕は兄が考古学に携わっているということもあって、

 

骨は一般の方々に比べると、身近な存在でした。

 

博物館などでは、つい骨格標本を見続けてしまうクセもあります。

 

しかし湯沢さんの写真の中にいる骨格標本は、

 

僕が良く目にするそれらとは違って、リアルでした。

 

生育環境の説明や、ジオラマなどは彼らには必要なく、

 

骨の美しさが胸を打って、そこからすべてのイメージが湧いてくるように感じました。

 

その展示会後、湯沢さんに親しくしていただいくようになって、

 

先日、精霊の彫像の写真を撮影していただきました。

 

湯沢さんどうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

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『BONES』の続編『BAROCCO』も出ています。

 

息を飲む美しさです。

 

是非ご覧になってみて下さい。

 

湯沢さんのHPはこちら:http://www.eiji-yuzawa.com/

 

湯沢さんの写真展が、6月にGEODESIQUEさんにて、

 

開催される予定になっています。

 

詳細が分かり次第お伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

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