「日本の植物と山びこ探訪」GULIGULI 2022.11.19sut~12.4sun

モリソン小林・中村大介2人展

 

 

生物多様性を育む日本の山々では

すべての生きものがつながりを保ちながら共生していました

希少な動植物たちもそれらを守る山びこもそして里に生きる人々も

本展では一山に一神と言われる山の神や

可憐な希少植物を探訪した旅の記録になります

 

会期:11月19日(土)〜 12月4日(日)12:00 ~ 18:00

*11月19日のみ12:00 ~ 17:30

*毎週火曜日・水曜日は定休日

 

作家在廊日:11月19日(土)

 

会場:GULIGULI

563-0024 大阪府池田市鉢塚2-10-11

072-743-7603

https://www.guliguli.jp

instagram @guliguli.jp2

初日は、ヴァイオリニストの新村隆慶さんとピアニストの上柿絵梨子さんによりますOpning Liveもございます

 

 

 

 

 

 

 

 

「北アルプス」IDEE TOKYO 2022.9.2fri~10.11tue

 

モリソン小林金属植物作品の個展になります。

 

今回は北アルプスがテーマになります。

 

1/50000の地図8枚を、

 

白馬五龍、大町安曇野、穂高上高地、立山黒部の4つのエリアに分け、

 

11のルートを記し、そこで出会った40種の植物を出展します。

 

今回はフレーム作品のみになります。

 

山旅の情景を思い浮かべながら、

 

短い季節に命をつなぐ植物たちの可憐な姿をご高覧下さい。

 

 

 

期:2022年9月2日(金)〜10月11日(火)

 

会場:IDEE TOKYO

 

グランスタ東京B1Fスクエアゼロエリア48番

 

在廊日:9月2日(金)他

 

朱鷺草

朱鷺草

トキソウ

Pogonia japonica Reichb. fil.

ラン科トキソウ属

北海道から九州の湿原に自生

準絶滅危惧種NT

 

尾瀬ケ原で見られる野生ランです。

上田代から中田代、下田代などに点在しています。

小さいのでしゃがんで探さなければなりません。

尾瀬ケ原は木道が通っていますので、

長い時間しゃがんでいると迷惑がられますのでご注意が必要です。

茂った草が密集した濃厚な緑の世界に、

ポツンポツンと鮮やかなピンク色の花が浮かび上がる様は、

本当に美しいです。

いや〜野生ランって、本当に輝いて見えますね。

 

B5 size:h244w173d44/1.4kg

女峰千鳥

女峰千鳥

ニョホウチドリ

Orchis joo-iokiana Makino

ラン科ウチョウラン属

北海道から本州中部に分布

山地から高山帯の草地や沢筋の岩壁に自生

準絶滅危惧種NT

 

基準標本は日光の女峰山になります。

主にこの周辺の山域に自生地があります。

ハクサンチドリ属とされていましたが、

現在はウチョウラン属に分類されています。

確かに、ウチョウランに似ている感じがします。

急激に自生地が減少している種で、

登山道周辺ではめったにお目にかかることができません。

この花は尾瀬とは言いましても、

尾瀬国立公園内の非常にマイナーなエリアに自生地があります。

登山者はほぼ来ない場所だと思います。

 

野生ランは盗掘が主な原因で減少しています。

美しさは自生地の環境が作り出すものです。

土に宿る菌類のネットワークが森の樹々と連携し、

お互いに連絡を取り合って、

日々の気象環境や昆虫や動物たちの営みを把握しています。

この森に生きるすべての生きものはつながっていて、

その多様性によって支え合っているのです。

希少な種の株を土ごと持ち去っても、

そこに巡らされていた菌類のネットワークは切れ、

生存を支える術は長くはないのです。

 

B5 size:h244w173d44/1.4kg

 

雪割草

雪割草

ユキワリソウ

Primula modesta Biss et Mre.

サクラソウ科サクラソウ属

北海道から九州に分布

亜高山帯から高山帯の乾性の草地や岩場に自生

 

ハクサンコザクラ、イワザクラなどと並んで、

日本の高山で見られる代表的なサクラソウのひとつです。

ユキワリソウという名前は、

イチリンソウ属の種で呼ぶものもあるようですが、

この花がユキワリソウです。

高山の雪田周辺に自生していて、

6月の中頃の残雪期に雪が解け始めた頃に芽吹きます。

 

B5 size:h244w173d44/1.4kg

 

加藤繁縷

加藤繁縷

カトウハコベ

Arenaria katoana Makino

ナデシコ科ノミノツヅリ属

北海道から関東北部の高山帯に分布

主に蛇紋岩の礫地に自生

絶滅危惧II類VU

 

蛇紋岩地は植物には生育条件が劣悪です。

彼らにとって有害なマグネシウムを多く含み、

土壌が薄く、栄養も貧しく、良いところはあまりありません。

しかし、競争力のない弱い種たちにとっては、

我慢をすればなんとか生き延びることができるようです。

そのため蛇紋岩地に自生する多くの種は、

その場所の固有種であり、大変希少な種になります。

この種も同様で、絶滅危惧II類に指定されています。

あまりにも小さくて可憐で、

傷つけないように気をつけたいですね。

 

B5 size:h244w173d44/1.4kg

 

細葉雛薄雪草

細葉雛薄雪草

ホソバヒナウスユキソウ

Leontopodium fauriei Hand-Mazz. var. angustifolium Hara et Kitam

キク科ウスユキソウ属

絶滅危惧II類VU

至仏山および谷川岳の蛇紋岩地に自生

 

尾瀬の西側にゆったりとした山容の至仏山があります。

この山は高山植物の宝庫と呼ばれています。

鳩待峠から往復4時間という登り易さもあって、

7月1日の山開きから、多くの登山客で賑わいます。

ゆったりてして見える至仏山ですが、

山頂付近は大きな岩が目立ち、

印象がガラリと変わっています。

そんな荒々しい稜線にひっそりと佇むエーデルワイス。

とても華奢で儚くも美しい、

絶滅が危惧される種になります。

 

A4 size:h282w201d44/1.7kg

 

上州東菊

上州東菊

ジョウシュウアズマギク

Erigeron thunbergii A. Gray var. heterotrichus Hara

キク科キク属

至仏山および谷川岳の蛇紋岩地に自生

本州中部の高山に自生するミヤマアズマギクの変種になります。

 

至仏山では主に蛇紋岩地に自生していますが、

北アルプスの白馬岳でも、

流紋岩やかんらん岩に混じって蛇紋岩があり、

この周辺の風衝草原にミヤマアズマギクが見られますので、

この二種は非常に近い種だと思います。

ジョウシュウと呼ばれるだけあって、

尾瀬だけではなく、谷川岳でも見ることが出来ます。

 

A4 size:h282w201d44/1.7kg

 

深山金鳳花

深山金鳳花

ミヤマキンポウゲ

Ranunculus acris L. var. nipponicus Hara

キンポウゲ科キンポウゲ属

北海道から本州中部に分布

亜高山帯上部から高山帯の草原に自生

 

高山のお花畑を彩る代表的な種になります。

雪田周辺に多くの群落を作りますので、

積雪量が多い場所を好むようです。

ハクサンイチゲと並んで、

高山で見かける最も繁栄している花のひとつだと思います。

キンポウゲ属のことをラナンキュラスと呼びますが、

園芸種のラナンキュラスはハナキンポウゲといって、

地中海沿岸が原産地になりまして、

高山型のラナンキュラスとは趣きがだいぶ違いますね。

 

A4 size:h282w201d44/1.7kg

 

御前橘

御前橘

ゴゼンタチバナ

Cornus canadense L.

ミズキ科ミズキ属

北海道から本州中部に分布

亜高山帯から高山帯の林縁に自生

 

ゴゼンタチバナは、僕が敬愛する田淵行男さんが愛した花です。

6枚の葉が輪生したところから花茎が伸びて花をつけます。

その佇まいが何とも良いですね。

4、5枚の葉を見かけますが、

どうやら6枚でないと花をつけないようです。

秋には真っ赤な実をつけます。

田淵さんの頃には群生地が多かったようですが、

現在ではすっかり姿を消し、

ポツポツと見られる程度になってしまいました。

白いものは総苞になります。

中央の花冠がかなり細かくて根気のいる作業でして、

なかなか向き合えませんでしたが、

ようやく納得できる形に仕上がりました。

 

A4 size:h282w201d44/1.7kg

甘野老

甘野老

アマドコロ

Polygonatum odolatum Druce

キジカクシ科アマドコロ属

北海道から九州に分布

山野の草原や陽当たりの良い林縁に自生

 

アマドコロやナルコユリといった花は、

今では滅多に見かけることが出来なくなってしまいました。

それは、これらの花は原野に自生するためです。

原野は、自然搾取の開発によって、

日本ではすでに消滅したと言われています。

日本の原風景の根幹を成すものでした。

しかしこの種はわりと生命力があり、

環境がある程度整えば、

栽培することも可能なため、

地域ごとの変異を繰り返しながら、

逞しく生き延びています。

 

A4S size:h282w282d44/2.2kg

 

長嘴菫

長嘴菫

ナガハシスミレ

Viola rostrata Pursh var. rostrata

スミレ科スミレ属

北海道から東北、関東から中国地方の主に日本海側に分布

標高1500Mくらいまでの山地林内に自生

 

北米東部と日本の日本海側に分布します。

これだけ遠く離れて、分布域が限られている特殊な種はあまり見られません。

主に東北から福井県の日本海側で見られますが、

東北の早池峰山や栃木の雨巻山、

山梨の三ツ峠山や王岳周辺辺りにも点在しています。

尾瀬国立公園内では、新潟県魚沼市の山中で見られます。

花の距がとても長く20mmほどにもなり、

天狗の鼻に見立てて、テングスミレという別名もあります。

種は減少しておりまして、

近年になり北海道や関東などでは、

レッドリストに指定され始めています。

 

A3 size:h399w282d44/2.9kg

 

立金花

立金花

リュウキンカ

Caltha palustris L. var. mambranacea Turcz.

キンポウゲ科リュウキンカ属

本州から九州に分布

亜高山帯の水湿地や池畔に自生

 

尾瀬といえば水芭蕉、

次にニッコウキスゲ、ワタスゲ、ヒツジグサにオゼコウホネ。

数々の名花になんとなく紹介される機会が少ないのが、

このリュウキンカです。

しかし僕は、尾瀬の中でもキング・オブ・オゼだと思っています。

この花の黄色と葉の緑の発色、

すごくないですか。

イエローって、こういう色です。

ビリジアンってこの葉っぱからできたんです。

そう思えるくらいパキッとした天然色だと思います。

水も滴る、という表現は、

この花のためにあるとも思ってしまいます。

 

A3 size:h399w282d44/2.9kg

 

大葉立壺菫

大葉立壺菫

オオバタチツボスミレ

Viola langsdorffii Fisher ex Gingins

スミレ科スミレ属

北海道から東北、長野に分布

亜高山帯のミズゴケ湿原に自生

準絶滅危惧種NT

 

北海道ではほぼ全域に渡って自生地がありますが、

本州では青森の八甲田、岩手の遠野、福島では雄国沼、

長野のカヤノ平、そして尾瀬沼と限られています。

名称がタチツボスミレですが、実際は縁遠く、

ニョイスミレやタチスミレに近い種になります。

冷温帯に自生するスミレは花期が短く、

加えて絶滅危惧種になりますので、

なかなか出会う機会がないと思います。

雄国沼と尾瀬沼では、ニッコウキスゲが咲く前、

6月下旬頃なら大体見られると思います。

 

A3S size:h399w399d44/3.7kg

 

未草

未草

ヒツジグサ

Nymphaea tetragona Georgi

スイレン科スイレン属

北米北西部、欧州東北部、シベリア、東アジア、インド北部、

国内では北海道から九州に分布

 

海抜0Mから標高4000Mの高山帯まで自生するスイレンです。

コイやザリガニの食害に弱く、

全国の半数以上の都道府県で絶滅危惧種に指定されています。

未の刻に花が咲くのが由来だそうですが、

実際は朝方から咲いています。

夏の尾瀬ケ原の池塘に涼しげに浮かぶ未草は、

思ったよりも背が高く、場所によっては2M以上にもなるそうです。

一度で良いから潜って見てみたいものです。

 

A2 size:h587w416d44/5.4kg

 

岡本敏子賞特別展示・岡本太郎×モリソン小林<根っこだ、 伸びろ!>2022年6月8日(水)~27日(月)

 

私はある時、岡本太郎の絵画を眺めていると、

根っこが一本生えているのに気づいた。

初めは気のせいかと思ったが、

他のあらゆる作品からも無数の根が伸びているのが見えるようになった。

その根は地中へと伸び、大地から養分を吸い上げているようだ。

なるほどこれが太郎がエネルギーを放ち続ける理由に違いないと思ったが、

それだけではなかった。

あろうことか新しい芽が伸び、ツルとなって空に向かって伸びているではないか。

私は本展で、新しい命や思想を生み出し続ける岡本太郎の不思議なパワーに迫りたい。

 

第24回岡本太郎現代芸術賞 岡本敏子賞特別展示

岡本太郎×モリソン小林<根っこだ、 伸びろ!>

2022年6月8日(水)~27日(月)

火曜休館

*観覧料 一般 ¥650 小学生 ¥300

10:00~18:00

岡本太郎記念館

東京都港区南青山6-1-19

03-3406-0801

 

https://taro-okamoto.or.jp

モリソン小林個展「日本アルプス」2021年12月18日(土)~2022年1月9日(日) +106

 

 

香川県高松市の+106さんにて12月18日より開催いたします。

 

 

本展では日本アルプスに自生する植物を制作しました。

山麓から針葉樹林帯を抜けて展望が広がる高山帯へ。

風雪に耐え、短い季節に輝く植物たちの姿から、

太古から輝く自然の尊さを感じていただければ幸いです。

 

モリソン小林

 

 

壮大な山々に守られるように咲く小さな植物たち。

その与えられた短い生命とうつくしさ、その一瞬の姿を

真摯なまなざしと類まれな技量で表現したモリソン小林の

金属植物の作品展を開催します。

 

+106

 

 

香川県高松市屋島西町2453-20

renowa yashima 106号

IG : plus106

www.plus106.net

 

 

 

 

木彫頭像 2

 

木彫頭像 2

 

木彫像を個展で出展するのは2015年以来となりました。

長々とお待たせしたにもかかわらず、

2体しか彫ることが出来ず申し訳ございません。

この2体は2009年ころの、

精霊と呼んでいた像と同じイメージのものになります。

山で感じた自然を、樹木や岩などの姿と重ねながら、

人の形に彫り出したものです。

耳がないのが特徴です。

 

これにて本展の全ての作品が出揃いました。

ご覧くださいましてありがとうございます。

これらに高里の錆画、1階に中村の山びこがあります。

 

この度はご予約のひと手間をおかけいたしまして、

申し訳ございませんでした。

たくさんのご予約ありがとうございます。

当日はお気をつけてお越しくださいませ。

そして、ごゆっくりご鑑賞くださいませ。

 

size:w180d190h410(台座を含む)

自然礼賛2021

 

木彫頭像 1

 

木彫頭像 1

 

僕は金属植物を制作する以前は、木彫刻の作品を制作していました。

段々と段々と少なくなっていき、

2015年を最後に、木彫作品を作る時間がなくなってしまいました。

今展で出展する作品は、本年に制作したものになります。

出来上がったのは今、というくらいですが、

何というか、感慨深いですね。

心の奥に残る彫刻になりました。

 

この木彫像は、

自然の中で感じた自然のイメージを人の形に具象化したものですが、

自分にとっては自然そのものです。

雄大で寛容で、厳しく、憂いがあって、

静かに微笑むかのように、ありのままの自分を受け入れてくれる自然な存在です。

植物作品だけでは伝えられない、

自然という存在をどう感じているのかを、

自分なりに表現できているのかなと思っています。

 

金属植物は自然光がいいと思いますが、

木彫作品は日が暮れてからの方が好きです。

出来れば最後の時間帯での鑑賞をお勧めします。

 

size:w170d210h450(台座を含む)

自然礼賛2021

 

霧ヶ峰檜扇菖蒲

 

霧ヶ峰檜扇菖蒲

キリガミネヒオウギアヤメ

Iris setosa Pall var. hondoensis Honda

アヤメ科アヤメ属

絶滅危惧IB類 EN

 

長野の霧ヶ峰八島ヶ原湿原のみに自生しています。

日本百名山でもある霧ヶ峰は、

たおやかな高原でアップダウンの少ない快適な登山ができる山です。

広い八島ヶ原湿原では、尾瀬に自生している植物も多く見ることができます。

シダのヤマドリゼンマイの群生も見られます。

このキリガミネヒオウギアヤメは、

アヤメの中では珍しく亜高山帯に分布します。

美しい紫色とやや橙がかった山吹色に真白が映える気高い花は、

古来より多くの人々を魅了してきたのでしょう。

霧ヶ峰は多くの人々が集まる催事場だったと言われています。

もう見ることは叶わないと思いますが、

紫色で覆われた景色はさぞ素晴らしかったのではないでしょうか。

いにしえの人々が羨ましいですね。

 

size:w200d200h385(スチール花器含む)

自然礼賛2021

 

名護蘭

 

名護蘭

ナゴラン

Sedirea japonica Garay & H.R.Sweet

ラン科ナゴラン属

絶滅危惧IB類 EN

 

暖温帯の樹林帯、樹上に着生する常緑のランです。

伊豆諸島から沖縄に分布します。

園芸用の栽培のために盗掘が後を絶たない種です。

初めて目にしたのは1994年で海洋博記念公園内(現美ら海水族館)でした。

沖縄県の名護市の名前が付いていますが、

名護市では2010年を最後に見つけられません。

やんばるでも同じですが、ハブが絶対いるような密林の奥地には、

まだ自生してくれているかもしれません。

 

size:w170d190h240

スチールベースw250d250、樹木h900を含みます。

自然礼賛2021

 

姫早百合

 

姫早百合

ヒメサユリ

Lilium rubellum Baker

ユリ科ユリ属

準絶滅危惧 NT

 

宮城、山形、福島、新潟の深山に分布します。

福島と新潟の県境の山塊に多く分布していると思われます。

粟ヶ岳や浅草岳、守門岳に飯豊連峰などです。

飯豊連峰は日本百名山ですが、どの山も素晴らしい山です。

ササユリとジンリョウユリに良く似ていますが、本種はより小さめです。

花は1、2個つきます。花期が残雪期から晩夏までと以外に長いので、

出会える確率の高い種です。

 

size:w160d200h450

自然礼賛2021

 

節分草

 

節分草

セツブンソウ

Eranthis pinnatifida Maxim.

キンポウゲ科セツブンソウ属

準絶滅危惧 NT

 

関東北部、中部から近畿にかけての落葉広葉樹林の林床に分布します。

埼玉県の西部で確認しました。石灰岩地の山中でした。

3月頃でしたので、まだ残雪が残っていてかなり寒かった記憶があります。

岡山や広島では保護区として自生地を守っています。

 

size:w100d100h150

自然礼賛2021

 

高野半鐘蔓

 

高野半鐘蔓

コウヤハンショウヅル

Clematis obvallata Tamura var. obvallata

キンポウゲ科センニンソウ属

絶滅危惧IA類 CR

 

落葉性の木本つる性植物です。

名前は高野山からきています。

紀伊半島と四国南部に分布します。

高野山といっても大峰山系を含めて非常に広域ですので、

探すのは至難の業かと思います。

現在も自生が確認できているのか心配なほど、

残された株が非常に少ないと思われる種です。

 

size:w300d380h350(スチール花器含む)

自然礼賛2021

 

山芍薬

 

山芍薬

ヤマシャクヤク

Paeonia japonica Miyade et Takeda

ボタン科ボタン属

準絶滅危惧 NT

 

北海道、本州、四国、九州の石灰岩地や落葉広葉樹林帯の林内に自生します。

長野や山梨、群馬や奥多摩でも見られます。

山中で見つけると神々しいまでに白く美しい花です。

茎葉の出方が秀逸で、2回三出複葉を3つくらい茎の中間付近に互生させ、

白い花をやや中央に配置しています。

すべてがやや中間、やや中央と言った具合で決まった出所がありません。

まるでバランスをとっているかのようです。

すべての株が同じ形ではなく個性的なところが素晴らしいと思います。

 

size:w450d450h450(スチールベース含む)

自然礼賛2021