二股一華

 

二股一華

フタマタイチゲ

Anemone dichotoma L.

キンポウゲ科イチリンソウ属

絶滅危惧II類 VU

 

北海道の中部から東部の湿性の草原や明るい林縁に自生します。

北海道の東部では道路際の草地などでも見かけられる種になります。

日本に自生するアネモネの多くは、早春に花を咲かせる種が多いのですが、

これは高山植物のハクサンイチゲなどに似て夏に咲きます。

葉っぱがゲンノショウコなどのフウロソウに似ていて、

花はイチリンソウに似ている珍しいタイプの種です。

日本のアネモネに同じような種属は見当たりません。

新千歳空港から襟裳岬、釧路湿原から根室そして知床へ。

延々と海岸沿いを走るのは、時間がかかっても車より列車の方が断然良いと思います。

北海道はとにかく広いですからね。

 

A3 size:h399w282d44/2.9kg

自然礼賛2021

 

鳳凰沙参

 

鳳凰沙参

ホウオウシャジン

Adenophora takedae Makino var. howozana Sugimoto

キキョウ科ツリガネニンジン属

絶滅危惧IB類 EN

 

南アルプス鳳凰山特産種で岩盤の割れ目に着生します。

鳳凰山は薬師岳、観音岳、地蔵岳の三山からなる日本百名山です。

登山口は主に青木鉱泉と夜叉神峠があり、

南アルプスの中では最もアクセスが良く、

北岳には及ばないものの、希少な植物も豊富なことからお気に入りの山です。

鳳凰山は登山道周辺にも大きな岩が多く、

初めは本種を探し出すのには大変な苦労がありました。

実際に見ると小さな植物ですが、

たくさんの株が肩を寄せ合って花を咲かせているようで、

とても賑やかな印象を受けます。

残された僅かな株をいつまで次の代に紡いでいけるのか。

短い夏のさらに短い花の時期がもどかしくもあります。

 

A3S size:h399w399d44/3.7kg

自然礼賛2021

第24回岡本太郎現代芸術賞出展作品

 

妙義羊歯

 

妙義羊歯

ミョウギシダ

Polypodium someyae Yatabe

ウラボシ科アカネカズラ属

絶滅危惧IB類 EN

 

群馬、埼玉、静岡の西部、

及び徳島と高知の石灰岩の岩壁に自生する夏緑性のシダです。

妙義山や荒船山といった特徴的な山々を望む甘楽郡や富岡は、

多くの親戚が住んでいることもあって良く行きますので、

妙義山は幼少の頃から通っていた山でした。

絶滅危惧種を調べ始めてから、この象徴的な奇岩群の妙義山には、

ミョウギシダとミョウギカラマツ、ミョウギイワザクラと、

3つもの絶滅危惧種が自生していることを知りました。

この山は奇岩を眺めるだけの登山なら安全ですが、

それ以外は毎年多くの滑落や遭難が起こっている危険な山です。

当然ながら3つの絶滅危惧種は、

そういった危険なところまで脚を伸ばさないと見ることは出来ません。

 

A3S size:h399w399d44/3.7kg

自然礼賛2021

 

沖縄の絶滅危惧菫3種

 

沖縄の絶滅危惧菫3種

The endangered Violets of Okinawa

 

折鶴菫

Viola stoloniflora Yokota et Higa.

野生絶滅 EW

1982年に沖縄北部の辺野喜川で発見されましたが、

その自生地はダムの底に沈み、

野生絶滅種となってしまいました。

現在は各研究機関で栽培され種は存続しています。

1994年に自生を確認されましたが、

2007年のレッドリストからは野生絶滅となっています。

 

沖縄菫

Viola utchinensis Koidzumi

絶滅危惧IB類 EN

1938年に金城鉄夫氏が発見、小泉源一博士が発表しました。

東南アジアからアフガニスタン西部にかけての暖帯林に分布する、

非常に珍しいセルペンテス類の1種が、

沖縄中部の限られた海岸の風当たりの強い珊瑚礁の断崖に生育することは、

非常に興味深いことだと浜栄助氏が語っています。

 

島尻菫

Viola okinawensis Nakajima et Hama

絶滅危惧IA類 CR

沖縄南部の2つの低山にしか分布していない沖縄県固有種です。

エゾノタチツボスミレやアイヌタチツボスミレと同じ系列に属するスミレで、

前者は冷温帯から亜高山帯に分布するのに対し、

本種が沖縄本島最南部に分布することは非常に興味深いことだと、

中島邦雄氏と浜栄助氏が語っています。

また、オキナワスミレと同じ石灰岩地に生育しますが、

本種は海岸線から離れた標高150Mほどの山地の断崖に生育しています。

 

h450w450d44/4.5kg

自然礼賛2021

 

レッドデータの補足になります。

EX(Extinct)絶滅

EW(Extinct in the wild)野生絶滅

CR(Critically Endangered)近絶滅

EN(Endangered)絶滅危機

VU(Vulnerable)危急

NT(Near Threatened)近危急

 

棘八丈羊歯

 

棘八丈羊歯

トゲハチジョウシダ

Pteris setulosocostulata Hayata

イノモトソウ科イノモトソウ属

絶滅危惧IB類 EN

 

屋久島の湿った樹林帯に自生します。

屋久島は太古の森が残る希少植物の宝庫ですが、

中でもシダ類の豊富さは、絶滅危惧種の多さに如実に表れています。

シダといえば八重山諸島と小笠原諸島が群を抜いているのですが、

面積比では屋久島も負けていません。

3億年前の太古の地球で、陸上において初めに繁栄したのがシダ植物でした。

同じ胞子の苔類や海中の藻類とともに、太古の地球環境を支えていました。

被子植物が現れるのはここからさらに2億年も後のことです。

気候変動によって何度も脅かされながら、

今もなお繁栄を続けるシダ植物です。

絶滅危惧種が増える一方、

未知の種や新しい種が増えているのもこのシダ植物の特徴です。

このまま温暖化が進めば、地中深くで生き延びている太古のシダ植物の胞子たちが、

再び地上に繁栄するのかもしれません。

 

A2 size:h587w416d44/5.4kg

自然礼賛2021

 

桔梗

 

桔梗

キキョウ

Platycodon grandiflorus A.DC.

キキョウ科キキョウ属

絶滅危惧II類 VU

 

北海道、本州、四国、九州の山野や高原の草地に分布します。

根茎に漢方薬の生薬を含んでいるため、

昭和の山野草ブームによる乱獲や、

自生地そのものが開発によって消失するなどが原因で、

急速に減少している種です。

幼少時は近所の空き地や畦道、

雑木林の林縁などでも見かけることができましたが、

現在では中部地方の高原でも滅多に見ることが出来なくなりました。

園芸品種で出回っているものは背丈が非常に低いものがほとんでですので、

1メートル近くにもなる自生種を見たら驚くと思います。

夏の明け方に涼しい高原で風に揺れる草の音を聞いていると、

朝日を浴びた紫の風船たちが次々に弾け、

星形の花が開いていきます。

幼い頃のことはもう覚えてはいないはずですが、

風が運んでくる花の香りを身体が記憶しているように感じました。

 

A2L size:h827w587d44/7.0kg

自然礼賛2021

第24回岡本太郎現代芸術賞出展作品

 

モリソン小林個展自然礼賛2021「絶滅危惧植物」2021年11月6日(土)~11月21日(日) special source atelier gallery

 

2017年より隔年で開催しております自然礼賛展。

 

本年は夏の開催が難しく、11月の開催となりました。

 

今回のテーマは「絶滅危惧植物」。

 

作品はすべて日本に自生する絶滅が危惧されている種です。

 

100年後の世界でも朽ち果てることのない金属植物ですが、

 

未来の人々へのメッセージになってくれるでしょうか。

 

 

 

本展はお客様に安心してご覧いただく為に、

 

全日程を予約制とさせていただきます。

 

詳細はatelier galleryページをご覧下さい。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

うみとた

 

瀬戸内海に浮かぶ香川県の豊島にウミトタという宿泊施設があります。

mina perhonenの皆川明さんとsimplicityの緒方慎一郎さんが手がけられました。

マグノリアのシャンデリアと鉄製の手摺りを制作しました。

 

 

中村大介個展「流動」2021年9月8日(水)~10月12日(火) IDÉE TOKYO

 

万物流転(バンタレイ)

この世にあるすべてのものは絶え間なく変化してとどまることがない。

ヘラクレイトスは「誰もが同じ川に二度と入る事はできない」という言葉で

表現しました。

人や動物はもちろん山や川といった自然もすべて変わらないものなどありません。

これは物質的なものだけでなくすべてのことにあてはまるのではないでしょうか。

今回は新たな手法で制作した作品もご用意しました。

変化を恐れず楽しんでいきたい。

 

 

会期:2021年9月8日(水)〜10月12日(火)

会場:IDÉE TOKYO

千代田区丸の内1-9-1  JR東日本東京駅  改札内

グランスタ東京B1F  スクエアゼロエリア48番

 

atelier galleryページも併せてご覧ください。

 

 

モリソン小林個展 「small plants」2021年5月14日(金)~6月15日(火) IDÉE TOKYO

 

今展では小さな植物を制作します。

 

今までの作品に比べて、根っこを細かく作り込んでいます。

 

小さいからといって、目立たないからといって、なめんなよ。

 

登山の際に、そんな声を幾度も聞きました。

 

植物たちは過酷な環境の中で、必死に根を張り生きています。

 

その根が人間の脳の機能を有し、

 

サバイブしていく術を都度体得していると言われています。

 

フレームに納まった小さな植物たちは、

 

35点程の出展を予定しています。

 

今まででは最も多いのではないでしょうか。

 

また、今展では第24回岡本太郎現代芸術賞に出展した作品も一部展示します。

 

同じようなインスタレーションは見せられませんが、

 

どこかしら一面はその片鱗を見せたいところです。

 

なかなか先が読めない世情ですが、

 

どうぞお気を付けてお越し下さいませ。

 

 

 

会期:2021年5月14日(金)〜6月15日(火)

 

会場:IDEE TOKYO

 

グランスタ東京B1Fスクエアゼロエリア48番

 

在廊日:5月15日(土)、22日(土)

 

 

 

 

 

「一編の詩のように」高里千世個展 2021年3月25日(木)~3月30日(火)ギャルリーワッツ

 

 

 

「一編の詩のように」

 

 

 

場所:ギャルリーワッツ 港区南青山5-4-44 ラポール南青山#103

 

開催期間:2021年3月25日(木)〜 3月30日(火)

 

25日 26日 29日                12:00-19:00

 

27日 28日       12:00-18:00

 

30日          12:00-17:00

 

・曜日によってcloseの時間が異なりますのでご注意ください。

 

場所:ギャルリーワッツ 港区南青山5-4-44 ラポール南青山#103

 

http://www.wa2.jp     instagram @galeriewa2

 

chise takazatoのblogでもお知らせしております。

 

よろしければ合わせてご覧下さい。

 

 

第24回岡本太郎現代芸術賞展 2021年2月20日(土)〜4月11日(日)川崎市岡本太郎美術館

 

 

 

第24回岡本太郎現代芸術賞展

 

会期:2021年2月20日(月)〜4月11日(日)

 

9:30〜17:00 ※月曜日および2月24日は休館日

 

会場:川崎市岡本太郎美術館

 

 

 

 

作品は金属植物ですが、

 

今までとは異なるコンセプトで制作されたものです。

 

5Mx5Mx5Mのインスタレーションになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モリソン小林 「IDÉE Life in Art Exhibition 」2021年1月29日〜3月2日

8人のアーティストによります展示会です。

 

会期:2021年1月29日(金)〜  3月2日(火)

 

8:00 〜 20:00

 

会場:IDÉE TOKYO IDÉE GALLERY

 

千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅改札内

 

グランスタ東京B1F グランスタゼロエリア48番

 

03-5224-8861

 

https://www.idee.co.jp/shop/news/202101/life-in-art.html

 

 

「Flora of metal」モリソン小林個展2020年7月31日〜8月31日

「Flora of metal」

今回のタイトルは金属の植物そのままのものになりました。

銀座MUJIのお店と六本木MIDTOWNと同時開催になります。

 

銀座MUJI IDEE

7月31日(金)〜8月24日(月)

出展数:フレーム10点

 

六本木MIDTOWN

7月31日(金)〜8月31日(月)

出展数:フレーム20点、立体2点

 

本来は銀座4月末〜、六本木5月下旬〜の予定でしたが、

上記に延期となりました。

DMはぎりぎりまで制作を待ってというところでしたが、

今週入稿されました。

出来上がるのは7月になってからになると思います。

DMをご希望の方はお手数ではございますが

Instagrumの@specialsource_atelierのダイレクトメッセージに、DM希望とお書きの上

お名前、ご住所をお送りください。

どうぞお願い致します。

 

 

 

poefu

poefu

西荻窪駅の近く、古いビルの1階と2階にお店の窓を制作しました。

1階はアーチが4つ組み込まれ、ステンドグラスも4種類使用しています。

それぞれのアーチ中央は小窓になっていて開閉できるようになっています。

2階はatelier gallery同様の先の尖ったアーチが2つ、

それぞれ両側の部分が開閉する窓になっています。

2階の外壁はタイルを貼り、目地をエイジングするなどして、

ビル全体に調和するように仕上げています。

poefuさんは2011年の3月にオープンされて以来、

良質なブランドを多数揃えられており、

店内に配置されたアンティークやアートなどとともに、

独自の世界観を感じることができます。

また、オーナーの柿本さんの人柄から育まれた空気感は、

スタッフの方たちや関わられている皆さんからも感じられ、

慈愛に満ちたお店になっています。

 

「+106×3」special source3人展 2020年3月28日(土)~4月10日(金) +106

2017年3月にオープンされました+106さんにて、

モリソン小林、中村大介、高里千世の3人展を開催します。

special sourceが空間制作に携わりました+106さんの

3周年を記念しての展となります。

 

会期:2020年3月28日(土)〜4月10日(金)11:00〜18:00

※会期中の4月6日(月)7日(火)8日(水)はお休みとなります

会場:+106香川県高松市屋島西町2453-20 RENOWA YASHIMA106

www.plus106.net

※外出自粛の要請により会期に変更が生ずる場合もございます。

恐れ入りますが、お出かけの際は+106さんのinstagram @plus106、atelier galleryページ

をご覧くださいませ。

 

 

 

+106

+106

香川県高松市に2017年の3月にオープンされましたshop&galleryです。

ハイエースにスチールサッシや什器などを目一杯積み込み、

10時間の道のりを経て香川県に泊まり込んで作り上げたお店です。

2018年の11月には小林の個展を開催いたしました。

来たる2020年の3月には、スペソー3人展が開催されます。

すべての作家さんに対してフラットに対応されている真摯なギャラリーさんです。

 

 

 

 

space productに関するお問い合わせは下記へお願いします。

 

ateliergallery@specialsource.jp

 

 

mina perhonen

mina perhonenさんの代官山店(2016/4)、

青山スパイラル店(2016/7)、

金沢店(2017/4)の店舗什器などを制作しました。

シロツメクサが生えているハンガースタンドや、

樹木の葉っぱが伸びている壁面ハンガー、

金沢店では外部サインやガラスケースなども制作しました。

什器のアイデアスケッチはすべて皆川さんが描いてくれました。

それらを基に小林がスケッチと図面を描きましたが、

あまりにも2Dなスケッチでしたため、

完成するまでは皆さんが心配されていました。

皆川さんたちが作られてきたmina perhonenさんの創作の現場に携わり、

心が奮わされるような感銘を受けました。

 

 

高里千世個展「時禱」2019年11月6日(水)~11月30日(土) 八雲茶寮

 

 

 

 

「時禱」-ジトウ-

 

 

絶え間なく流れ続ける日常の時間を断ち切って

 

心の奥に降りて行く祈りの時。

 

日常の中に訪れる非日常。

 

人の力の及び難いものの存在を感じ、畏れ、生かされていることへの感謝。

 

私たちの中に今でも「祈り」という原始的な行為が残るのは

 

忘れてはいけない大切なことを心に留めておくためなのかもしれません。

 

この数ヶ月「時禱」という言葉の意味を考えながら

 

わたしもひとりの修道僧になったような気持ちで絵と向き合っています。

 

 

 

 

会期:2019年11月6日(水)~30日(土) 9:00~17:00

 

定休日:日曜・祝日

 

会場:八雲茶寮 東京都目黒区八雲3丁目4番7号 03-5731-1620

 

 https://www.yakumosaryo.jp