岡本敏子賞特別展示・岡本太郎×モリソン小林<根っこだ、 伸びろ!>2022年6月8日(水)~27日(月)

 

私はある時、岡本太郎の絵画を眺めていると、

根っこが一本生えているのに気づいた。

初めは気のせいかと思ったが、

他のあらゆる作品からも無数の根が伸びているのが見えるようになった。

その根は地中へと伸び、大地から養分を吸い上げているようだ。

なるほどこれが太郎がエネルギーを放ち続ける理由に違いないと思ったが、

それだけではなかった。

あろうことか新しい芽が伸び、ツルとなって空に向かって伸びているではないか。

私は本展で、新しい命や思想を生み出し続ける岡本太郎の不思議なパワーに迫りたい。

 

第24回岡本太郎現代芸術賞 岡本敏子賞特別展示

岡本太郎×モリソン小林<根っこだ、 伸びろ!>

2022年6月8日(水)~27日(月)

火曜休館

*観覧料 一般 ¥650 小学生 ¥300

10:00~18:00

岡本太郎記念館

東京都港区南青山6-1-19

03-3406-0801

 

https://taro-okamoto.or.jp

沖縄の絶滅危惧菫3種

 

沖縄の絶滅危惧菫3種

The endangered Violets of Okinawa

 

折鶴菫

Viola stoloniflora Yokota et Higa.

野生絶滅 EW

1982年に沖縄北部の辺野喜川で発見されましたが、

その自生地はダムの底に沈み、

野生絶滅種となってしまいました。

現在は各研究機関で栽培され種は存続しています。

1994年に自生を確認されましたが、

2007年のレッドリストからは野生絶滅となっています。

 

沖縄菫

Viola utchinensis Koidzumi

絶滅危惧IB類 EN

1938年に金城鉄夫氏が発見、小泉源一博士が発表しました。

東南アジアからアフガニスタン西部にかけての暖帯林に分布する、

非常に珍しいセルペンテス類の1種が、

沖縄中部の限られた海岸の風当たりの強い珊瑚礁の断崖に生育することは、

非常に興味深いことだと浜栄助氏が語っています。

 

島尻菫

Viola okinawensis Nakajima et Hama

絶滅危惧IA類 CR

沖縄南部の2つの低山にしか分布していない沖縄県固有種です。

エゾノタチツボスミレやアイヌタチツボスミレと同じ系列に属するスミレで、

前者は冷温帯から亜高山帯に分布するのに対し、

本種が沖縄本島最南部に分布することは非常に興味深いことだと、

中島邦雄氏と浜栄助氏が語っています。

また、オキナワスミレと同じ石灰岩地に生育しますが、

本種は海岸線から離れた標高150Mほどの山地の断崖に生育しています。

 

h450w450d44/4.5kg

自然礼賛2021

 

レッドデータの補足になります。

EX(Extinct)絶滅

EW(Extinct in the wild)野生絶滅

CR(Critically Endangered)近絶滅

EN(Endangered)絶滅危機

VU(Vulnerable)危急

NT(Near Threatened)近危急

 

棘八丈羊歯

 

棘八丈羊歯

トゲハチジョウシダ

Pteris setulosocostulata Hayata

イノモトソウ科イノモトソウ属

絶滅危惧IB類 EN

 

屋久島の湿った樹林帯に自生します。

屋久島は太古の森が残る希少植物の宝庫ですが、

中でもシダ類の豊富さは、絶滅危惧種の多さに如実に表れています。

シダといえば八重山諸島と小笠原諸島が群を抜いているのですが、

面積比では屋久島も負けていません。

3億年前の太古の地球で、陸上において初めに繁栄したのがシダ植物でした。

同じ胞子の苔類や海中の藻類とともに、太古の地球環境を支えていました。

被子植物が現れるのはここからさらに2億年も後のことです。

気候変動によって何度も脅かされながら、

今もなお繁栄を続けるシダ植物です。

絶滅危惧種が増える一方、

未知の種や新しい種が増えているのもこのシダ植物の特徴です。

このまま温暖化が進めば、地中深くで生き延びている太古のシダ植物の胞子たちが、

再び地上に繁栄するのかもしれません。

 

A2 size:h587w416d44/5.4kg

自然礼賛2021

 

 

桔梗

 

桔梗

キキョウ

Platycodon grandiflorus A.DC.

キキョウ科キキョウ属

絶滅危惧II類 VU

 

北海道、本州、四国、九州の山野や高原の草地に分布します。

根茎に漢方薬の生薬を含んでいるため、

昭和の山野草ブームによる乱獲や、

自生地そのものが開発によって消失するなどが原因で、

急速に減少している種です。

幼少時は近所の空き地や畦道、

雑木林の林縁などでも見かけることができましたが、

現在では中部地方の高原でも滅多に見ることが出来なくなりました。

園芸品種で出回っているものは背丈が非常に低いものがほとんでですので、

1メートル近くにもなる自生種を見たら驚くと思います。

夏の明け方に涼しい高原で風に揺れる草の音を聞いていると、

朝日を浴びた紫の風船たちが次々に弾け、

星形の花が開いていきます。

幼い頃のことはもう覚えてはいないはずですが、

風が運んでくる花の香りを身体が記憶しているように感じました。

 

A2L size:h827w587d44/7.0kg

自然礼賛2021

第24回岡本太郎現代芸術賞出展作品

 

 

 

モリソン小林個展「日本アルプス」2021年12月18日(土)~2022年1月9日(日) +106

 

 

香川県高松市の+106さんにて12月18日より開催いたします。

 

 

本展では日本アルプスに自生する植物を制作しました。

山麓から針葉樹林帯を抜けて展望が広がる高山帯へ。

風雪に耐え、短い季節に輝く植物たちの姿から、

太古から輝く自然の尊さを感じていただければ幸いです。

 

モリソン小林

 

 

壮大な山々に守られるように咲く小さな植物たち。

その与えられた短い生命とうつくしさ、その一瞬の姿を

真摯なまなざしと類まれな技量で表現したモリソン小林の

金属植物の作品展を開催します。

 

+106

 

 

香川県高松市屋島西町2453-20

renowa yashima 106号

IG : plus106

www.plus106.net

 

 

 

 

木彫頭像 2

 

木彫頭像 2

 

木彫像を個展で出展するのは2015年以来となりました。

長々とお待たせしたにもかかわらず、

2体しか彫ることが出来ず申し訳ございません。

この2体は2009年ころの、

精霊と呼んでいた像と同じイメージのものになります。

山で感じた自然を、樹木や岩などの姿と重ねながら、

人の形に彫り出したものです。

耳がないのが特徴です。

 

これにて本展の全ての作品が出揃いました。

ご覧くださいましてありがとうございます。

これらに高里の錆画、1階に中村の山びこがあります。

 

この度はご予約のひと手間をおかけいたしまして、

申し訳ございませんでした。

たくさんのご予約ありがとうございます。

当日はお気をつけてお越しくださいませ。

そして、ごゆっくりご鑑賞くださいませ。

 

size:w180d190h410(台座を含む)

自然礼賛2021

 

木彫頭像 1

 

木彫頭像 1

 

僕は金属植物を制作する以前は、木彫刻の作品を制作していました。

段々と段々と少なくなっていき、

2015年を最後に、木彫作品を作る時間がなくなってしまいました。

今展で出展する作品は、本年に制作したものになります。

出来上がったのは今、というくらいですが、

何というか、感慨深いですね。

心の奥に残る彫刻になりました。

 

この木彫像は、

自然の中で感じた自然のイメージを人の形に具象化したものですが、

自分にとっては自然そのものです。

雄大で寛容で、厳しく、憂いがあって、

静かに微笑むかのように、ありのままの自分を受け入れてくれる自然な存在です。

植物作品だけでは伝えられない、

自然という存在をどう感じているのかを、

自分なりに表現できているのかなと思っています。

 

金属植物は自然光がいいと思いますが、

木彫作品は日が暮れてからの方が好きです。

出来れば最後の時間帯での鑑賞をお勧めします。

 

size:w170d210h450(台座を含む)

自然礼賛2021

 

霧ヶ峰檜扇菖蒲

 

霧ヶ峰檜扇菖蒲

キリガミネヒオウギアヤメ

Iris setosa Pall var. hondoensis Honda

アヤメ科アヤメ属

絶滅危惧IB類 EN

 

長野の霧ヶ峰八島ヶ原湿原のみに自生しています。

日本百名山でもある霧ヶ峰は、

たおやかな高原でアップダウンの少ない快適な登山ができる山です。

広い八島ヶ原湿原では、尾瀬に自生している植物も多く見ることができます。

シダのヤマドリゼンマイの群生も見られます。

このキリガミネヒオウギアヤメは、

アヤメの中では珍しく亜高山帯に分布します。

美しい紫色とやや橙がかった山吹色に真白が映える気高い花は、

古来より多くの人々を魅了してきたのでしょう。

霧ヶ峰は多くの人々が集まる催事場だったと言われています。

もう見ることは叶わないと思いますが、

紫色で覆われた景色はさぞ素晴らしかったのではないでしょうか。

いにしえの人々が羨ましいですね。

 

size:w200d200h385(スチール花器含む)

自然礼賛2021

 

名護蘭

 

名護蘭

ナゴラン

Sedirea japonica Garay & H.R.Sweet

ラン科ナゴラン属

絶滅危惧IB類 EN

 

暖温帯の樹林帯、樹上に着生する常緑のランです。

伊豆諸島から沖縄に分布します。

園芸用の栽培のために盗掘が後を絶たない種です。

初めて目にしたのは1994年で海洋博記念公園内(現美ら海水族館)でした。

沖縄県の名護市の名前が付いていますが、

名護市では2010年を最後に見つけられません。

やんばるでも同じですが、ハブが絶対いるような密林の奥地には、

まだ自生してくれているかもしれません。

 

size:w170d190h240

スチールベースw250d250、樹木h900を含みます。

自然礼賛2021

 

姫早百合

 

姫早百合

ヒメサユリ

Lilium rubellum Baker

ユリ科ユリ属

準絶滅危惧 NT

 

宮城、山形、福島、新潟の深山に分布します。

福島と新潟の県境の山塊に多く分布していると思われます。

粟ヶ岳や浅草岳、守門岳に飯豊連峰などです。

飯豊連峰は日本百名山ですが、どの山も素晴らしい山です。

ササユリとジンリョウユリに良く似ていますが、本種はより小さめです。

花は1、2個つきます。花期が残雪期から晩夏までと以外に長いので、

出会える確率の高い種です。

 

size:w160d200h450

自然礼賛2021

 

節分草

 

節分草

セツブンソウ

Eranthis pinnatifida Maxim.

キンポウゲ科セツブンソウ属

準絶滅危惧 NT

 

関東北部、中部から近畿にかけての落葉広葉樹林の林床に分布します。

埼玉県の西部で確認しました。石灰岩地の山中でした。

3月頃でしたので、まだ残雪が残っていてかなり寒かった記憶があります。

岡山や広島では保護区として自生地を守っています。

 

size:w100d100h150

自然礼賛2021

 

高野半鐘蔓

 

高野半鐘蔓

コウヤハンショウヅル

Clematis obvallata Tamura var. obvallata

キンポウゲ科センニンソウ属

絶滅危惧IA類 CR

 

落葉性の木本つる性植物です。

名前は高野山からきています。

紀伊半島と四国南部に分布します。

高野山といっても大峰山系を含めて非常に広域ですので、

探すのは至難の業かと思います。

現在も自生が確認できているのか心配なほど、

残された株が非常に少ないと思われる種です。

 

size:w300d380h350(スチール花器含む)

自然礼賛2021

 

山芍薬

 

山芍薬

ヤマシャクヤク

Paeonia japonica Miyade et Takeda

ボタン科ボタン属

準絶滅危惧 NT

 

北海道、本州、四国、九州の石灰岩地や落葉広葉樹林帯の林内に自生します。

長野や山梨、群馬や奥多摩でも見られます。

山中で見つけると神々しいまでに白く美しい花です。

茎葉の出方が秀逸で、2回三出複葉を3つくらい茎の中間付近に互生させ、

白い花をやや中央に配置しています。

すべてがやや中間、やや中央と言った具合で決まった出所がありません。

まるでバランスをとっているかのようです。

すべての株が同じ形ではなく個性的なところが素晴らしいと思います。

 

size:w450d450h450(スチールベース含む)

自然礼賛2021

 

川湯延齢草

 

川湯延齢草

カワユエンレイソウ

Trillium channellii Fukuda, J.D.Freeman & Itou.

ユリ科エンレイソウ属

絶滅危惧IB類 EN

 

北海道の川湯温泉周辺に分布します。

1996年に新種とされた新しい種です。

良く見かけられるミヤマエンレイソウや、

そこまで見かけられませんがオオバナエンレイソウに非常に近い種です。

ある程度の大きな株でしたら見分けがつき易いのですが、

小さめな株ですと、どうにも見分けがつきません。

長い時間をかけていくつもの株を観察できればいいのですが、

ここは北海道です。

樹木に爪痕やら、足元の落ち葉の上にうんちなどがあったりしますので、

秒で見て帰らなければいけません。

 

size:h140d140h225

自然礼賛2021

 

風車

 

風車

カザグルマ

Clematis patens C.Morren et Decne.

キンポウゲ科センニンソウ属

準絶滅危惧 NT

 

本州、四国、九州の林縁や原野に分布する落葉性のつる性植物です。

現在は準絶滅危惧ですが、

100年後の絶滅確率が90%以上と非常に危険が迫っている種です。

園芸品種が多く市場に出回っている種ですが、盗掘は全く減らないようです。

自然にいるものを採ること、

生きたまま採って移植することも決して保護にはならないと思います。

中国原産のテッセンに良く似ています。

テッセンは6枚ですがカザグルマは8枚になります。

自生する姿を見たら、日本が誇る美しい種だと感動すると思います。

 

size:w300d150h600

自然礼賛2021

 

三角草

 

三角草

ミスミソウ

Hepatica nobilis Schreber var. japonica Nakai

キンポウゲ科ミスミソウ属

準絶滅危惧 NT

 

東北から九州の林縁などに自生します。

太平洋側では白花、日本海側では桃色が多いようです。

子供の頃は家の周りには雑木林がたくさんあって、

こういった小さな野草がたくさん咲いていました。

日本の原風景には欠かせない彩りだったに違いありません。

 

size:w130d100h120

自然礼賛2021

 

風蘭

 

風蘭

フウラン

Neofinetia falcata Thunb.

ラン科シュンラン属

絶滅危惧II類 VU

 

暖温帯の樹林帯、樹上や岩上に着生する常緑のランです。

本州関東以西から沖縄に分布します。

園芸用の栽培のための盗掘の他に、

伐採で常緑樹林が減少したことが主要な要因のようです。

沖縄本島の他に、鹿児島や紀伊半島、

伊豆半島でも保護されていて見られる場所があります。

 

size:w140d2100h220

スチールベースw250d250、樹木h600

自然礼賛2021

 

アポイ東菊

 

アポイ東菊

アポイアズマギク

Erigeron thunbergii subsp. glabratus var. angustifolius

キク科ムカシヨモギ属

絶滅危惧IB類 EN

 

北海道アポイ岳と夕張山系の特殊岩地帯に分布します。

アポイ岳は標高900Mほどの低山ですが、

北海道でも有数の高山植物の宝庫として知られています。

様々な種類の花々が4月ころから9月ころまで咲き誇ります。

本種は桃花のミヤマアズマギクの変種ですが、

アポイ岳では白花以外はめったに咲かないそうです。

桃花のアポイアズマギクを見る確率よりも、

ヒグマに遭遇する確率の方が圧倒的に高いと聞いたときは、

登山口から一番近くの花を見たら、

山頂まで行かないで帰ろうかなと本気で思いました。

 

size:1株w140d130h160 2株w190d150h180

※土台の石と一体になっています。

 

自然礼賛2021

 

姫薄雪草

 

姫薄雪草

ヒメウスユキソウ

Leontopodium shinanense Kitam.

キク科ウスユキソウ属

準絶滅危惧 NT

 

中央アルプス木曽駒ヶ岳の特産種で、

高山帯の岩礫地に自生している日本のエーデルワイスです。

標高はおよそ2800Mから2900Mくらいのところでしょうか、

キンバイやコマクサも近くに自生しています。

この木曽駒ヶ岳は日本アルプスの中でも、

最も手軽に高山植物を数多く見れる山だと思います。

是非一度は訪れて欲しいです。

日本に自生するウスユキソウは7種あります。

うち絶滅危惧種が5種です。

高山植物の中で魅力的な花はたくさんあります。

高山植物の女王はコマクサ、王様はハクサンイチゲ。

このウスユキソウは星形ですので、さしずめ王子様といったところでしょうか。

 

size:1株w160d150h150 2株w170d180h170

※土台の石と一体になっています。

 

自然礼賛2021

 

南部輪違草

 

南部輪違草

ナンブワチガイソウ

Pseudostellaria japonica Pax

ナデシコ科ワチガイソウ属

絶滅危惧II類 VU

 

本州北部の岩手、宮城、福島、茨城、長野の山地林内に自生します。

希少なセンノウと同じような場所に自生しているイメージがあります。

花期はズレますが、同じナデシコ科ということもあるのでしょうか。

小さい可憐な花を群生させることが多いこのナデシコですが、

昨今の地球温暖化の影響を最も受けている種かもしれません。

年々絶滅危惧種が増えているように感じます。

このような小さな花を咲かせる種が激減している理由はひとつ、

花粉を媒介してくれる虫たちがいなくなってしまったからに他なりません。

昆虫類の減少こそが、

まず食い止めなければならない最大の難題なのかもしれません。

 

B5 size:h244w173d44/1.4kg

自然礼賛2021

 

羽蝶蘭

 

羽蝶蘭

ウチョウラン

Ponerorchis graminifolia Rchb.f.

ラン科ウチョウラン属

絶滅危惧II類 VU

 

本州、四国、九州の冷温帯の沢沿いの岩場などに自生します。

20数年前の野生ランブームの際に盗掘しつくされ、

自生種を見ることがなくなってしまいました。

最近では僅かに残った種が、人の手の届かない崖などで生き延びています。

登山道のない山に登り道に迷った際に、

とにかく上に登ろうと岩場をよじ上っていたとき、

目の前に現れたウチョウランの宝石のような輝きを、

大げさかもしれませんが、僕は一生忘れないでしょう。

 

B5 size:h244w173d44/1.4kg

自然礼賛2021

 

姫甘菜

 

姫甘菜

ヒメアマナ

Gagea japonica Pascher

ユリ科キバナノアマナ属

絶滅危惧IB類 EN

 

北海道、岩手、関東北部、中部の湿った草地に自生します。

アマナは学名でもamanaと言いますが、

これはキバナノアマナ属ですのでgageaとなります。

北海道以外は自生地が限られており、

野生絶滅が心配されている種です。

アマナのような草地に生える種は、

開発による自生地の減少が原因です。

これは止められないと思います。

絶滅危惧植物はお金になりませんから、仕方がありません。

 

B5 size:h244w173d44/1.4kg

自然礼賛2021

 

鳥海襖

 

鳥海襖

チョウカイフスマ

Arenaria merckioides Maxim.

ナデシコ科ノミノツヅリ属

絶滅危惧II類 VU

 

秋田山形県境の鳥海山特産種で山頂付近の砂礫地に自生します。

鳥海山は本当にたくさんの花々に出会える素晴らしい山です。

手間がかかりすぎてまだ制作することができないチョウカイアザミなど、

魅力的な絶滅危惧種があり、月山と絡めて行きました。

秋田県側の鉾立登山口で車中泊をし、

ちょうど新月でしたので、満天の星空を見ることが出来ました。

チョウカイアザミは外輪山の稜線に、

チョウカイフスマは山頂直下の岩礫地に咲いていました。

お花畑では蝶々がたくさん舞っていました。

 

B5 size:h244w173d44/1.4kg

自然礼賛2021

 

梛蘭

 

梛蘭

ナギラン

Cymbidium nagifolium Masum.

ラン科シュンラン属

絶滅危惧II類 VU

 

関東以西、四国、九州、沖縄の温帯から亜熱帯の林床に自生します。

広葉樹のふかふかなフォレストフロアーに、

非常に白く可憐で清らかな透明感のある花を咲かせます。

伊豆半島、九州南部、そして沖縄が現在の自生地かと思います。

他のランと同様に、園芸用として大変人気がありますので、

盗掘に次ぐ盗掘の波が止むことはないようです。

17世紀からランを巡る乱獲の歴史は止まることがありません。

野生ランの妖艶さに魅せられるのはすごくよく分かります。

だって、輝いて見えますから。

でも、その何気ない自然の中に、

そっと咲いているからこその美しさではないでしょうか。

ランの美しさは自然が作り出した自然な美しさだからこそ、

惹かれるのではないでしょうか。

 

A4 size:h282w201d44/1.7kg

¥100,000-(税、送料込)

自然礼賛2021

箱根蘭

 

箱根蘭

ハコネラン

Ephippianthus sawadanus Ohwi

ラン科コイチヨウラン属

絶滅危惧II類 VU

 

東京、神奈川、静岡の山地林床に自生します。

箱根で見つかったことからこの名がついたようですが、

現在では箱根周辺では確認されていないようです。

富士山や丹沢になるかと思います。

丹沢は地元の神奈川県ということで、

毎年複数回の山行を重ねる場所であります。

しかしながら、希少種は登山道にはあらず、

沢沿いの渓谷や、奥のまた奥地で、

なおかつ行くのは非常に難儀する場所に自生しています。

 

A4 size:h282w201d44/1.7kg

自然礼賛2021

 

樺太一薬草

 

樺太一薬草

カラフトイチヤクソウ

Pyrola faurieana Andres

イチヤクソウ科イチヤクソウ属

絶滅危惧II類 VU

 

北海道、東北北部の常緑矮小低木の高山草原に自生します。

ツツジやガンコウランなどの低木が密生する土壌には、

菌類が深く関わっているようです。

菌類といえば、ラン科の植物というイメージがあるかと思います。

野生ランが自生する土壌は、菌類との共生なくしてありえません。

同じようなことが、ラン科以外の草本植物にも当てはまるケースが稀にあります。

このカラフトイチヤクソウ、そして近縁のエゾイチヤクソウなどは、

菌根菌との共存が不可欠です。

このように菌類との共存共生が必要な種が、

絶滅が危惧されるようになってしまうのは、

土壌が豊かではなくなってしまっている証しなのではないでしょうか。

 

A4 size:h282w201d44/1.7kg

自然礼賛2021

 

姫千振

 

姫千振

ヒメセンブリ

Lomatogonium carinthiacum Reichb.

リンドウ科ヒメセンブリ属

絶滅危惧IB類 EN

 

八ヶ岳、南アルプスの高山帯の岩礫地に自生します。

高山植物の中では珍しく、秋に咲く花です。

南アルプスの北岳は同じ絶滅危惧種のキタダケソウが有名です。

雪解け直後の6月中旬頃から2週間くらいの花期ですので、

登山者がすごく多いのですが、このヒメセンブリが咲く頃は、

夏山シーズンが終わっていますので、

非常に静かな登山ができます。(その代わりにえげつないほど寒いです。。)

 

 

A4 size:h282w201d44/1.7kg

自然礼賛2021

 

信濃小桜

 

信濃小桜

シナノコザクラ

Primula tosaensis Yatabe var. brachycarpa Ohwi

サクラソウ科サクラソウ属

準絶滅危惧 NT 日本固有種

 

南アルプスの石灰岩の岩場に自生します。

イワザクラの変種です。

コザクラの中で一番有名なのはハクサンコザクラですが、

イワザクラ系とは葉っぱの形状がだいぶ違っています。

コイワザクラ、クモイコザクラ、チチブイワザクラ、

そしてミョウギイワザクラと、

この種は園芸用として大変人気があるために、

盗掘による被害が後を絶ちません。

自然は自然の中で生きて欲しいと切に願います。

 

A4 size:h282w201d44/1.7kg

自然礼賛2021