蔓狐ノ牡丹
ツルキツネノボタン
Ranunculus hakkodensis Nakai
キンポウゲ科キンポウゲ属
日本固有種
観察地:北アルプス居谷里湿原
山地の池沼などの水湿地に自生します。
北アルプスには植生が豊かな湿地帯がいくつかありますが、
その中でも特に好んで訪れるのが居谷里湿原になります。
広さも程よいですし、人もそんなにいませんし、
植物もそこそこいい塩梅ですし、
すべてがちょうど良い場所です。
北アルプスといっても麓ですから、
山よりも花期が早いので気をつけなければなりません。
尾瀬だと6月下旬のリュウキンカやスミレも、
ここでは1ヶ月以上早く咲きます。
このツルキツネノボタンは花期が長く、
5月から7月の終わり頃まで残ることもありますので、
何とも裏切らない有り難い花です。
基本標本は青森県の八甲田山のもので、
他には長野県と山梨県だけに分布しています。
希少な野生のラナンキュラスになります。
size A4L: h201 w400 t44 /2.2kg
自然礼賛2023「枯葉枯色」