蔓立壺菫

ツルタチツボスミレ

Viola faurieana W. Becker

スミレ科スミレ属

日本固有種

観察地:北アルプス白馬岳

 

タチツボスミレの変種で、ツル状に茎を伸ばし、

新しい株を作りながら広がっていくスミレです。

東北から中国地方に分布します。

日本海側のブナ林に多く自生しているかと思います。

落葉樹林の林床に咲く花の中では、

比較的遅い時期でも見られるスミレです。

白馬岳では6月中旬ころ、鳥海山では6月の上旬でした。

葉っぱがハート形というよりは少し扁平な形状をしていて、

可愛らしい印象を受けます。

一株で制作するスミレが多い中、

数株が地中でつながっている様子をそのまま作りました。

 

size A3S: h400 w400 t44 /3.7kg

自然礼賛2023「枯葉枯色」