岩銀杏

イワイチョウ

Fauria crista galli Makino

ミツガシワ科イワイチョウ属

日本固有種

観察地:北アルプス白馬大池

 

北海道から本州中部の高山帯や亜高山の湿原などに自生します。

白馬大池周辺には大規模な群生地が見られます。

ここに幕営して翌朝から白馬岳へ向かうルートは、

眺望の良い稜線を歩くことになりますので、

非常に人気があり、希少な植物も豊富です。

大雪渓からですと下りになりますので、

花を見落としてしまうことが多くなりますが、

このルートではまずありません。

大池の幕営場は標高もそこまで高くなく、

フラットで寝心地も良いので快適に過ごせます。

朝日を浴びてみずみずしい緑葉を広げるイワイチョウの、

閉じ気味だった白花が徐々に開けていくのを眺めながら、

雷鳥坂をゆっくりと登り始めるのです。

 

size A3L: h587 w282 t44 /4.0kg

自然礼賛2023「枯葉枯色」