雲間耳菜草
クモマミミナグサ
Cerastium schizopetalum Maxim. var bifidum Takeda
ナデシコ科ミミナグサ属
日本固有種
観察地:北アルプス白馬岳
ミヤマミミナグサの変種で、北アルプス北部にのみ自生しています。
白馬の稜線の岩礫地で見ることができます。
白馬岳の地質を見ると、おおよその植生が分かりますので、
高山植物がどの辺りに分布しているのか把握しやすい山です。
白馬ではこの種に良く似たタカネミミナグサやミヤマミミナグサの他に、
同じナデシコ科のタカネツメクサやイワツメクサも自生していますので、
なかなか見分けるのに時間がかかります。
これはこれで百花繚乱ということですので嬉しい悲鳴です。
蛇紋岩や石灰岩など多様な地質が混在していることで、
これほどまでに植生が豊かなのでしょう。
size B5: h244 w173 t44 /1.4kg
自然礼賛2023「枯葉枯色」