北岳金鳳花

キタダケキンポウゲ

Ranunculus kitadakeanus Ohwi

キンポウゲ科キンポウゲ属

絶滅危惧IB類EN

日本固有種

観察地:南アルプス北岳

 

北岳の山頂付近、標高3100Mあたりの砂礫地に自生します。

隣の間ノ岳との稜線になります。

花期は7月になります。

北岳はこの花の他に、キタダケソウ、ヒメセンブリ、キタダケナズナ、

タカネマンテマなど多数の絶滅危惧種が生息しています。

北岳は登るのにとてもハードで大変ですので、

一度に全部見れたらいいなといつも思いますが、

どれも微妙に時期がズレています。。

僕らは白根御池小屋に幕営して、

翌朝に軽い荷物で北岳を登ります。

まだ体力があった頃はテントを背負ったまま稜線を歩き、

農鳥岳まで縦走することができましたが、

もう数年前にギブアップしてしまいましたので、

近頃はかなり少ない高山植物の観察量になってしまいました。

それでも北岳は良い山です。

お花畑はどれも美しく、山々はどっしりとたおやかで、

鳥や小動物たちもみんな元気です。

キツいのは分かっていても、また登りたくなります。

 

size B5: h244 w173 t44 /1.4kg

自然礼賛2023「枯葉枯色」