先日ご紹介しました蔵前の「SUNNY CLOUDY RAINY」さん、
3月7日に無事オープンいたしました。
工事を終え洋服などが入り、施主さんのディスプレイが進むにつれ、
身体の一部となっていたこの空間は僕らの手からは離れ、
新しい生命が吹き込まれていきます。
生まれた空間は想像以上に清々しく、
真っ白な柔らかい雪の合間から、
若芽やつぼみをたくさん抱いた春山の高原のように感じられました。
晴れの日、くもりの日、雨の日。
どんなときも自分らしく毎日を愉しみたい。
天気のように変わる毎日の気分に寄り添って、
くもりの日に心地よい晴れの日の気分をたのしんだり、
晴れの日にしっとりと雨の気分をたのしんだり、
日常の中にどこか非日常を感じられる場所。
「SUNNY CLOUDY RAINY」
名まえもコンセプトも素敵なお店です。
空間作りをご協力させていただけて、とてもたのしい毎日でした。
これからたくさんの人たちと大切な時間を共有し合って、
「SUNNY CLOUDY RAINY」らしく育まれていくことを願っています。
SUNNY CLOUDY RAINY
台東区蔵前4-20-8 東京貴金属会館2F
OPEN 12:00〜18:00
http://sunnycloudyrainy.com
カテゴリー:space product
投稿日:2015年3月8日 18:34
昨年末から店舗の内装工事を請け負っています。
場所は蔵前。浅草寺も浅草橋も近いところです。
同じ区画にはお洒落な文房具屋さんや家具屋さんがあって、
土日はけっこうな人が写真を撮ったりして賑わっています。
お店はセレクトショップになります。
施主さんがとてもクリーンなイメージなので、
明るい感じになると思います。
一昨年atelier galleryに来られてから何度も来ていただいていますが、
初めて来られた頃からお店を始める準備をされていたんだと思います。
昨年になって探し始めた物件がなかなか見つからず、
いくつかの内見を経てようやく昨年末にこの物件が決まりましたが、
このプロセスというのもなかなか大事なことで、
運命とかタイミングということで決めてしまってはいけないもののように思います。
限られた時間ですが、
いろいろな側面から見て、メリットデメリットを分析してから、
第一印象だとかの感覚的な要素を入れて検討していくのが良策かと思います。
長く続けていくためにあらかじめ長所短所を把握しておいた方が、
いろんなことをフラットに見ることができるからです。
とはいえ決まるときはトントン拍子で話が進んでいくようで、
今回もそうでした。
お店の名まえは「SUNNY CLOUDY RAINY」。
最初の内見に行く時に、お店のコンセプトを見させてもらいました。
とても素晴らしくて純粋です。
皆さんにも是非足を運んでもらいたいと思っています。
内装はそろそろ終わりそうで、あとは細かな部分を足していく作業になります。
写真は最初に既存の床をはがしたあとのもので、
少々暗い感じがしますね。
でも出来上がったあとの写真と比べるのにはちょうどいいのかなと思います。
オープンは3月7日(土)の予定です。
お店の雰囲気などはまたオープン前にお伝えしたいと思います。
http://sunnycloudyrainy.com
カテゴリー:space product
投稿日:2015年2月19日 10:46
西荻窪でギャラリーの空間作りのお手伝いをさせていただきました。
昨年にご依頼をいただいてからいろいろとプランを立て、
金物や什器、カウンターや戸棚などの木部などもろもろ制作しています。
手前はギャラリースペースで、奥は茶楼となっています。
茶楼としていますが、厨房機器はしっかりと揃えましたので、
軽食だけではなく、十分な飲食も可能となっています。
お近くにお越しの際には、是非お立ち寄り下さい。
神楽茶楼
杉並区西荻北3-16-3 西荻神楽ビル1F
10月4日(土)オープン
JR西荻駅北口から徒歩2分ほどのところにあります。
神楽茶楼さんにて作品のお取り扱いをしていただくことになりました。
詳細が決まり次第お伝えいたします。
カテゴリー:space product
投稿日:2014年10月3日 18:47
Open late next week.
カテゴリー:space product
投稿日:2014年8月27日 20:01
photo studioの改装のお手伝いをさせていただきました。
スチールの折りたたみドアは左右4枚ずつ、
1枚の重量は30kgになります。
4フロアそれぞれ違うシーンを作れて、バリエーションが豊富です。
photo studioをご利用にされる機会がある方は、
是非一度、ご利用いただければと思います。
STUDIO BRICK -HATCHOBORI-
中央区新川2-32-4
03-6412-8706(予約ダイヤルは月〜金の10:00〜18:00)
http://www.studiobrick.jp/new/
カテゴリー:space product
投稿日:2014年4月28日 12:06
先日ステンドグラスのスチールドアなどを取り付けに、
名古屋に行ってきました。
carafeさんがリノベーションされた室内はとても素敵でした。
違う色合いや素材などが絶妙に配置されていますが、
ケミカルな質感はどこにも見当たらず、
素材のなまのままの感じが空間に落ち着きだけではなく、
透明感を与えているように感じました。
entrance
from living
front side : hinged door
far side : sliding door
sliding doorは上部にレールを取り付けるタイプです。
床の水平が出ていなくても開閉に問題が出ません。
アルミレールを壁面に固定してカバーするためのスチールカバーはh75mm。
厚みが40mmと薄いため気になりませんでした。
ドアは厚み32mmでh1850w800の重量は23kg です。
from small room
Partition window of the small room and bathroom
from bathroom
detail of window
バスルームの採光と換気を取るために、
小部屋との間仕切りの上部を窓にしました。
ヒンジや落し金物など、スペソーメイドのローテク仕様となっております。
カテゴリー:space product
投稿日:2014年2月25日 16:33
土臭くかぐわしい雨に濡れた大地、
納屋の前庭、ヒッコリーの実の殻、
そしていつも嵐が来る前の、
激しく冷たい風に揺れる大きな葉をつけたイチジクの木の匂い。
薪が燃えるストーブの温もりを感じ、
食べ残しのトウモロコシやブラックベリーのパイから、
こぼれた紫の汁の味も思い浮かぶ。
食器を洗ったよごれ水がたまった深くて丸いほうろうの鍋の形や匂い、
色褪せた格子柄のオイルクロスを広げたテーブルも目に映る。
そんな楽しい時間が過ぎて行くあいだも、灯油ランプがほそぼそと燃えている。
闇に包まれる、一日の終わりかた。
先日1月30日、GASA*白金台本店のすぐ近くにNATIVE VILLAGEがオープンしました。
NATIVE VILLAGEは『Que?』が前身のブランドです。
空間は、そのQue?をメインブランドとして扱っていた、
『3+Re² GASA concept room恵比寿店』のプロダクトをそのまま移設して作りました。
このお店は、3+Re² よりも倍の広さとたくさんの採光がありますので、
日中では透明感のあるキリッとした雰囲気があります。
それでも一転して夜が訪れる時間には、あのほの暗い雰囲気を垣間見せてくれます。
3+Re² GASA concept roomは不思議な空間でした。
どこか異次元の、別の自分がいる世界に迷い込んだようでした。
この新しい空間は、そこからまたさらに時空を遡った場所なのかもしれません。
冒頭の一文は、この新しい空間に付する自分なりのイメージです。
NATIVE VILLAGEの「NATIVE」は変えれない事であり変わらない事、
「VILLAGE」は小さな古里を意味します。
あの不思議な空間で耳を澄ました時に聞こえてきた、
太古から変わらない雨音が導くネイティブな感覚。
そんな世界観を感じられる場所だと思います。
この数ヶ月、3+Re² GASA concept roomの印象が強く、コアなファンの方も多いため、
度々回想に耽るお話をいただく機会がありました。
僕の中で、あの空間はいつでもどこでも再現することは可能ですが、
NATIVE VILLAGEという新しいブランドの歩みと同じように、
あの空間よりもまたさらに進んだ空間にしていきたいと考えて作りました。
お近くにお越しの際には、是非お立ち寄りください。
NATIVE VILLAGE
東京都港区白金台3-17-4 第一松島ビル2F
お問い合わせ:03-5422-8044
営業時間:12:00 – 20:00
定休日:月曜、第1 . 3火曜
http://gasa.co.jp
カテゴリー:space product
投稿日:2014年2月1日 11:26
先日の台風がかすめて通り過ぎた日に、佐島マリーナのN様邸に行ってきました。
佐島は横須賀市西にある相模湾に面する地域です。
ヒガンバナ科の温暖な海浜で見られるハマユウの北限とされている天神島や、
イワシやブリ、カツオやしらす、そしてタコなどで有名な佐島漁港があります。
昔の金曜ロードショーのオープニング映像を覚えている方は少ないかもしれませんが、
あの夕日にトランペットは、この佐島マリーナで撮影されたものだそうです。
今年の年頭から始まったN様邸。
階段手摺などの金物工事や家具意匠工事などを担当させていただいていました。
6月に本工事は竣工されて、僕らもおおよそ納め終えていましたが、
今回、追加分と少しの残工事を行い、すべて無事に納めることができました。
階段手摺、家具や建具の他にエイジングやN様秘蔵のアイテムの取付やポストまで 、
金物に限らず木まで、いろいろとお任せしていただきました。
愛犬のガガちゃんもとても喜んでいました。
竣工までのことや先日納めたもの、
ガガちゃんのことなどこちらからご覧になってみて下さい。
http://denaani.exblog.jp/blog.asp?tag=sajima&p=6&srl=20684860&dte=2013%2D07%2D05+06%3A36%3A00%2E000/
作業終了後、N様と近くの海辺のレストランへ。
たくさんの海の幸をごちそうになって、だいちゃんたちは終止満面の笑みでした。
みんなですそを上げて少しだけ海に入って、
ワークショップの「かけら」も採集できました。
信頼していただいて、この仕事を任せていただいて大変感謝しております。
N様どうもありがとうございます。
カテゴリー:space product
投稿日:2013年10月5日 9:34
昨日、西麻布にあるビストロ『Les VINUM』さんがリニューアルオープンしました。
SHIMON DESIGNの渡辺さんから、「ブドウなんですけど得意ですか?」と依頼されたのがきっかけです。
植物は華奢なものばかり制作していますが、一応一般的なロートアイアンワークスも承っております。
「全然いけますよ」と、余裕の返事をしてしまいましたが、
フロント全面の解体、サッシの取付け、フローリング、クロスの貼り替え、
造作や左官なども含めて工期が一週間ということで、けっこう不安でした。
ブドウや葉っぱ、ツタなどのアイアン制作に関しては、
細かくもなく巨大でもないので問題なく制作が進みましたが、
100kg近い強化ガラスが入るサッシのフレームやスチールドアは、
正確な現調と業者さんとの段取りなどを数回重ねての作業でしたので、
失敗がゆるされない状況ということでプレッシャーでした。
それでも工事が始まると、一週間という短い工期での施工でしたが、
業者さんみなさんのコンビネーションも良く、問題なく納めることができました。
みなさんどうもありがとうございました。
今回は渡辺さんの感性で、Les VINUMの空間にとてもマッチしたサッシになったと思います。
お近くにお越しの際は、立ち寄ってみて下さい。
Les VINUM 港区西麻布4-5-8 1F http://www.les-vinum.com/
カテゴリー:space product
投稿日:2012年9月27日 10:07
『ケミカル展』も前半を終えて、中盤に入りました。
平日のお忙しい中、お越しいただいてどうもありがとうございます。
今回の『ケミカル展』の作品は、恵比寿南の『3+Re2』GASA*concept roomでも展示しています。
ある意味スペソー的には、このスリートゥリーの方が、ケミカルな感じかもしれませんね。
照明や細かい部品なども制作しているお店ですので、じっくり見ていただけたらと思います。
先日iphoneを始めてから、友達づてにNY在住の友人と、
久しぶりにコンタクトが取れるようになって、
年末に帰国するというメッセージが届きました。
展示会には間に合いませんが、
『3+Re2』には連れていきたくなります。
昨日、shawn&meguの久保田くんが、
歩いて向かいましたが、彼の感想を聞くと、
白金台のGASA *shopから恵比寿南までは、
なんとか歩けなくはないのですが、
季節がら、目黒から山手線の方が良さそうですね。
そこで、大ちゃん在店日の今度の10日の土曜日は、
白金台から『3+Re2』まで、送迎車出動いたします。
15:00 3+Re2 発
15:30 白金台店 発
17:00 3+Re2 発
17:30 白金台店 発
19:00 3+Re2 発
大ちゃんの運転はだいぶ危ないのですが、
10分弱の移動時間ですので、ご了承下さい。
乗車ご希望の方は、ショップスタッフまで
お気軽にお申し付け下さい。
今回出展した作品のうち、植物に関しては、だいぶ細かい造形など、作りに関しては、
行けるところまでは到達した感覚があります。
毎回、回を重ねるごとに作れなかった花が作れるようになるなど向上してきましたが、
これ以上作り込むことは、金属という特性と、時間と価格のバランスを保てないので、
現時点では不可能と考えています。
技術的な完成度では、これ以上の上乗せはできないのですが、
その分純粋に、それぞれの植物の良さを表現できればと思っています。
作品にはすべて通し番号が記されています。
額の作品だけで、いつの間にか100番を超えるまでになっていました。
皆さんのあたたかいご支援のおかげです。
本当にどうもありがとうございます。
また、ちゃんとした写真を撮影していないものが大半を占めています。
今後それらをまとめるなど、いろいろ検討しはじめなくてはならない状況になってきていますので、
メンテナンスも含めてご協力をお願いすることがあるかもしれませんが、
その際にはどうぞよろしくお願いします。
カテゴリー:space product
投稿日:2011年12月8日 11:48