こんにちは。
+106さんでの「日本アルプス」会期が始まりました。
今展では北アルプス、中央アルプス、南アルプスに自生する植物を制作しています。
一番好きな山はどちらですか?という質問を良くいただきます。
月並みですが、今までに登った山はすべて好きになりました。
標高3000Mを超えるアルプスの高山も、
標高100Mに満たない鎌倉の山もまた登りに行きたいと思います。
とは言うものの、僕は植物に会いに山に登りますので、
やはり時間の関係もありまして、
たくさんの植物が自生している山に登らなければならないことの方が多くなります。
僕が一番植生が豊かだなと思うのは北アルプスの白馬岳になります。
次に南アルプスの北岳、北海道の大雪山、尾瀬、八ヶ岳の横岳の順です。
高山植物に限れば大雪山が圧倒的ですが、
山麓からの植生で見ると、白馬岳の方が豊富だと感じます。
そういう観点から総合的に判断しますと、
僕が一番好きな山は白馬岳ということになりますね。
morison kobayashi exhibition
「日本アルプス」
会期:2021.12.18 sat ~ 2022.1.9 sun
11:00 ~ 18:00
close:12.27 ~ 1.2
会場:+106
香川県高松市屋島西町2453-20 renown yashima 106
instagram:plus106
カテゴリー:exhibition
投稿日:2021年12月19日 21:29
こんにちは。
香川県をはじめ四国の皆さまお久しぶりでございます。
12月18日の土曜日から+106さんでの個展が始まります。
今回は「日本アルプス」と題しまして、
日本アルプスに自生する植物を制作しました。
白馬岳をはじめ立山、槍穂高連峰などを擁する北アルプス、
木曽駒ヶ岳を中心とする中央アルプス、
そして北岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰山、光岳など、
個性的な山々が連なる南アルプスと、
この3つの山域の総称が日本アルプスというわけですが、
ここだけで実に多種多様な植生が見られます。
今展では、自然礼賛2021でもご好評をいただきました、
石シリーズも3点出展いたします。
実際に近い見え方となりますので、
高山の雰囲気を感じていただけましたら幸いです。
フレーム作品は22点、石作品を含む立体作品は8点の予定となります。
Anemone narcissiflora L.
白山一花
ハクサンイチゲ
キンポウゲ科イチリンソウ属
本州中部以北から東北の高山帯に自生します。
高山植物の女王はコマクサですが、
こちらは高山植物の王様でしょうか。
ハクサンイチゲを見て、ようやく高山に来たと思えるほど、
高山帯では必ず見られる種です。
風に揺れる姿はずっと見ていられるほど美しい花です。
size:w400h400d44/3.7kg
Dryas octopetala L. var. asiatica Nakai
長之助草
バラ科チョウノスケソウ属
北海道、北アルプス、南アルプス、八ヶ岳の高山帯に自生します。
ロシアの植物学者マキシモヴィッチの助手として、
多くの植物を採集した須川長之助さんの名前が付けられています。
高山の岩場に群生する矮小低木で、花弁は8枚です。
北半球のツンドラや高山帯に広く分布する種で、
北欧にシベリア、アラスカやロッキーでも見られます。
アイスランドの国花としても有名です。
size:w220d220h230/4.0kg
morison kobayashi exhibition
「日本アルプス」
会期:2021.12.18 sat ~ 2022.1.9 sun
11:00 ~ 18:00
close:12.27 ~ 1.2
会場:+106
香川県高松市屋島西町2453-20 renown yashima 106
instagram:plus106
カテゴリー:exhibition
投稿日:2021年12月12日 19:34
こんにちは。
自然礼賛2021、無事会期を終えました。
ご来場下さいました皆さま、どうもありがとうございました。
予約制という制約がある中で、
前回を上回るご来場ということに驚いております。
この一連のCOVID-19情勢が落ち着いた状態になったことが大きかったのでしょうか。
2年間クローズしていたこともあり、
会期が非常に長く感じまして、非常に疲れました。。
次回の自然礼賛は2023年を予定しています。
たくさんの改善点が出てきましたが、また予約制でいきます。
改善できないようなデメリットはほとんどありませんでした。
来年2022年に何回かオープンするatelier galleryでいろいろと伺いながら、
また2023年になってからご予約の手順などを考えていきたいと思います。
それでは、次回は12月18日からという年末年始に開催されます、
香川県高松市の+106さんでの展示についてお伝えします。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2021年12月3日 21:37
こんにちは。
自然礼賛2021、会期後半になりました。
いやいや、長いですね。。
今日辺りで終了という案もありました。
久しぶりのギャラリーオープンということで、
もう1週間プラスしましたが、息切れしております。。
今回の作品はすべて絶滅危惧種です。
ワンシーズンで見て来れるようなものではなく、
何年もかかってのこの点数となっています。
次にこのテーマでとなると、
4、5年くらいはリサーチの時間を必要としますので、
しばらくはお待ちくださいませ。
自然礼賛 2021
「絶滅危惧植物」
会期:2021年11月6日(土)〜21日(日)
休廊日:10日(水)、18日(木)
会場:special source atelier gallery
川崎市高津区久地4-11-46
※ご予約受付は終了いたしました。
たくさんのご予約どうもありがとうございます。
artページに全作品を掲載しています。
よろしかったらそちらもご覧下さい。
1階の山びこもごゆっくりご鑑賞くださいませ。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2021年11月14日 21:39
こんにちは。
自然礼賛2021、いよいよ今週末より始まります。
おかげさまでたくさんのご予約をいただきました。
普段は作業場のatelier galleryです。
仕事をストップするので、予約制は大変助かります。
この度はご協力どうもありがとうございます。
2年ぶりのatelier gallery のオープンでもありますので、
いろいろと忘れていることが多いですね。
だいぶ心配になってきました。
さて、今展では6年ぶりに木彫作品を制作しました。
今回は10年くらい前の作品に近い雰囲気になると思います。
植物作品だけでは何かが足りないとずっと思ってはいまして、
何が必要かも分かってはいました。
やっぱりあるといいですね。
この木彫像は、自然の中で感じた自然のイメージを人の形に具象化したものですが、
自分にとっては自然そのものです。
雄大で寛容で、厳しく、憂いがあって、
静かに微笑むかのように、ありのままの自分を受け入れてくれる自然な存在です。
植物作品だけでは伝えられない、
自然という存在をどう感じているのかを、
自分なりに表現できているのかなと思っています。
自然礼賛 2021
「絶滅危惧植物」
会期:2021年11月6日(土)〜21日(日)
休廊日:10日(水)、18日(木)
会場:special source atelier gallery
川崎市高津区久地4-11-46
※ご予約及び詳細はatelier galleryページをご覧下さい。
会期前日までにartページに全作品を掲載します。
よろしかったらそちらもご覧下さい。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2021年10月30日 23:27
こんにちは。
自然礼賛2021の会期まで二週間を切りました。
DMも16日に無事発送して、その一週間後にSNSでの告知も済ませました。
ご予約も思っていた以上に埋まってきています。
2年ぶりの接客で体力が大丈夫かどうか不安になってきました。。
今回の予約制については、一応アドバイスをいただきながら決めました。
予約制については敷居が高いなど、否定的な意見がほとんどでした。
しかし、そもそもこの立地条件で、さらに来場者が非常に少ない場所に、
他の店舗やギャラリーと同じ手法を用いてもあまり意味がないのでは?
そこにこのCOVID-19による緊急事態宣言などがありまして、
とりあえず一度、予約制でやってみよう、
とまあこんな感じです。
感染者数の急激な減少で予約制の意味を問う声も出てきましたが、
すでに予約制を決定してDM制作の発注を終えていたということがありますし、
11月の会期が始まってから急激に増加する可能性もあります。
現在のご予約の状況をみても、
予約制ではなかった前回とほとんど変わらない感じですし、
全日の予約制は、メリットの方が上回っているのかなと思います。
また、WEBサイトで先に予約を開始していたことで、
DMやSNSで知った方々から憤怒の声が聞こえてきますが、
何を持ってフェアとするかは難しいところですね。
ずっとWEBサイトを見ていなくても、
展示を心待ちにしている人たちもいらっしゃると思いますし、
前回のご来場でとりあえず観れたからもういいですという人もいらっしゃるでしょうし、
DMが届く時間は一律で同じではありませんし、
僕は今回の方法が一番フェアだと思いましたが、
今展で何かご意見などございましたらお願いします。
自然礼賛 2021
「絶滅危惧植物」
会期:2021年11月6日(土)〜21日(日)
休廊日:10日(水)、18日(木)
会場:special source atelier gallery
川崎市高津区久地4-11-46
※ご予約及び詳細はatelier galleryページをご覧下さい。
会期前日までにartページに全作品を掲載します。
よろしかったらそちらもご覧下さい。
次回のblogでは、6年ぶりの制作となりました木彫像をお伝えします。
冒頭画像 名護蘭 Sedirea japonica Garay&H.R.Sweet 絶滅危惧IB類 EN
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2021年10月24日 14:00
こんにちは。
IDÉE TOKYOさんで開催されておりました中村大介個展「流動」は、
無事会期を終えました。
ご来場下さいました皆さま、IDÉE TOKYOの皆さま、
どうもありがとうございました。
今回の個展では、過去にない作品数の展示となりまして、
随分とプレッシャーがかかって本人も大変だったと思います。
そんな中、夢中になって作業をすることができて、
新しい方向性がいくつも垣間見えて、
本当に良かったなと思います。
またどうぞよろしくお願いします。
カテゴリー:exhibition
投稿日:2021年10月17日 15:48
こんにちは。
紅葉シーズン真っ盛りとなりました。
色とりどりの景色が綺麗な季節ですが、
夜はかなりの冷え込みとなります。
寒がりには厳しいシーズンです。
今頃の装備といいますと、
寝袋はモンベルのスパイラルダウンハガーNo,2、黄色いのですね。
エアーマットはサーマレストの銀色のもので、
オールシーズン用のです。
それにゴアテックスのシュラフカバー、
着るのはアルパインダウンフーディー、
下もダウンパンツでもちろん靴下も履いて寝ます。
それでも深夜から氷点下になったりしますので、
寒くて1時間おきに目が覚めたりします。
ホッカイロを敷き詰めるのもいいですが、
重いテントを背負って登るこの時期は、
15kgくらい背負うことになりますので、
登山口で車中泊して、毛布の上に寝袋の方が、
格段に暖かく眠れますし、装備的にもすごく楽です。
山域は限られてしまいますが、
関東北部や東北あたりなどは、この方法が1番いい感じですね。
他愛もない話ですみません。。
自然礼賛2021「絶滅危惧植物」は、
ateliergalleryにて、11月6日から21日の会期を予定しております。
本展はCOVID-19感染拡大防止及びご来場者さまの安全を優先いたしまして、
全日1時間半2組(1組2名まで)の予約制となります。
ご予約受け付けは、
10月2日(土)11:00〜から始まりました。
詳細はateliergalleryページをご覧ください。
artページに本展の作品を少しずつですがアップしていきます。
こちらもよろしければご覧ください。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2021年10月10日 22:40
こんにちは。
3回目を迎える自然礼賛展ですが、
今回は絶滅危惧種がテーマになっていまして、
環境省のレッドデータを基にしています。
一口に絶滅危惧種と言いましても、絶滅種を含めて6段階もあります。
①絶滅 EX(Extinct)
すでに絶滅して日本には存在しないと考えられる種
②野生絶滅 EW(Extinct in the Wild)
飼育栽培によって存続しているが、野生では絶滅した種
③近絶滅 CR(Critically Endangered)絶滅危惧IA類
生息地が非常に限られた場所しかなくなっていて、
近いうちに野生絶滅すると考えられるほど激減している種
④危機 En(Endangered)絶滅危惧IB類
生息地が激減し、絶滅する危険性が高まっている種
⑤危急 VU(Vulnerable)絶滅危惧II類
生息域が減少し、絶滅する危険が増えてきている種
⑥近危急 NT(Near Threatened)準絶滅危惧種
生息環境の変化によっては絶滅が危惧される種
今回は①の絶滅種以外の植物を制作しています。
②の野生絶滅種は1点だけあります。
沖縄のヤンバルに生息していた種で、
ダム建設のために、集落とともに消えてしまった種です。
現在は沖縄の植物園で種は存続しています。
もしかするとダムの底の地中で、眠っているのかもしれませんね。
すでに絶滅してしまって見ることができない種、
過去の資料を基に、ある程度は想像でしか作れない種というのも、
活動に興味を持ってくれる植物学者さんが現れれば、
今後制作できるかもしれませんが、かなりハードルが高そうですね。
画像は先日立体作品でもご紹介しました姫薄雪草です。
中央アルプスの主峰木曽駒ヶ岳特産のエーデルワイスになります。
NTの準絶滅危惧種に分類されています。
保護柵が設置され、個体数も多く群生しているのですが、
自生地は非常に限られており、このまま温暖化が進むと、
いつVUの絶滅危惧II類になってもおかしくない状況だと思われます。
日本に自生するウスユキソウ属は7種あります。
そのうち5種が絶滅危惧種となっています。
この日本のエーデルワイスを巡るというための山旅も、いいかもしれません。
自然礼賛2021 「絶滅危惧植物」は、
ateliergallery にて、11月6日から21日の会期を予定しております。
本展はCOVID-19感染拡大防止及びご来場者さまの安全を優先いたしまして、
全日1時間半2組(1組2名まで)の予約制となります。
ご予約受け付けは10月下旬を予定しておりましたが、
受け付け開始日の混雑を避けるため、
webサイト以外の告知をする前に、ご予約受け付けを始めることにしました。
これは日頃からwebサイトをご覧の方々を第一に考えてという思いもあります。
ご予約受け付け開始は10月2日(土)11:00からとなります。
詳細はateliergallery ページをご覧ください。
また本展のDMは、前回2019年ご来場でご記帳の方にお送りする予定でおりますが、
ご希望でしたら本サイト右上のcontactからメールをお願いいたします。
カテゴリー:atelier gallery,exhibition
投稿日:2021年9月23日 12:59
こんにちは。
今年の夏は短くて、すっかり秋の気配となりました。
IDEE TOKYOさんにて山びこ展が無事始まりました。
この夏はずっとアトリエに籠もりっきりで制作に没頭していました。
そのおかげでいろいろな山の神さまが生まれました。
また、しばらくは山に入ってインプットする時間に充てたいなと思っているところでしょうか。
中村大介個展「流動」
会期:2021年9月8日(水)〜10月12日(火)
会場:IDÉE TOKYO
千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅 改札内 グランスタ東京B1F スクエアゼロエリア
カテゴリー:exhibition
投稿日:2021年9月12日 16:30