尾瀬ケ原のヒツジグサ
尾瀬ケ原の池塘に浮かぶヒツジグサ。
涼しげでいいなぁといつも思います。
写真はそのものをそのままリアルに伝えてくれるので、
作品の植物が自生していた姿が分かり易いのですが、
自分のイメージだともっと素朴な風景だったなと、
思うことが多々あります。
ノミや彫刻刀は使い慣れているとは言え、
また別の技法を要する木版画ですので、
まだまだ稚拙で申し訳ありませんが、
自分が見て感じたものと、
尾瀬ケ原のいろいろなイメージが刷り込まれていました。
植物作品は、自然を非常に微視的に捉えて制作されていますが、
山に入るのは制作のためではなく、
山の自然を感じることが好きだからという、
おおらかで巨視的な原点を忘れてはいけないなと思いました。