遠いシーズンイン

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

爽やかな日々が続いています。

 

山麓では新緑が輝いていてきれいな季節ですが、

 

そろそろ次の季節に移ろうかというところでしょうか。

 

通常ですと丹沢や山梨周辺の低山を巡り終えて、

 

雪解けで可憐な花たちが姿を見せる八ヶ岳や谷川岳などに向かう時期です。

 

今年は遠いですね、シーズンイン。。

 

年頭の山行スケジュールが大幅に変更となりそうです。。

 

 

 

 

 

さて、そんな時はというと、道具のメンテナンスや、

 

撮影した写真のネガをスキャナーで取り込んだり、

 

予定している山の地図を見ながらルートを確認したり、

 

なんだかんだでバタバタしてしまうものです。

 

テントや登山靴を干すとテンションは上がりますし、

 

カメラを磨いてレンズにカビが見つかったり、

 

フィルムの使用期限を確認して焦ったりなどもありますが、

 

準備は総じて楽しいものです。

 

 

 

 

山で携行するそのカメラですが、

 

昨シーズンからフィルムカメラを使っています。

 

特に写真家になろうなどという不届きなものでは全然ありません。

 

写真家の方たちに怒られます。。

 

理由は作品に付随して贈りたいと思ったのがきっかけです。

 

デジタルプリントですと劣化がだいぶ早いということを知り、

 

フィルムも劣化はしますが風合いになると考えまして、

 

昔使用していたKonicaのbig miniやcanonのkissなど、

 

軽くてコンパクトなフィルムカメラを使いました。

 

その焼き上がった写真を見て、何ていうんでしょうか、

 

ノスタルジーにすっかり魅了されてしまいまして、

 

大変重いのですが、中判カメラも持って行くようになりました。

 

デジタルと違って露出計も有ったり無かったり、

 

ISOも100から400、せいぜい800までしかありませんし、

 

撮影してその場で画像を確認できない、

 

失敗写真も大量生産、フィルムや現像代がかかるなどなど、

 

デメリットしかないような過去の遺物ですが、

 

その場の風景の美しさというより、

 

その場の空気を感じられるのは、デジタルにはないものかと思いました。

 

画像は昨年晩秋に6×7判のレンジファインダー機で撮影した那須連峰です。

 

構図はだいぶ良くないのですが、モノクロームでも、

 

晩秋の夕刻の空気感が伝わってくるかなと自分では思っています。。

 

印画紙ではなくて、パソコンでは伝わらないのが難点ですが。。

 

とにかく作品の補足という点では、許容していただけたらと思っています。

 

 

 

 

そういうことがありまして、今年のシーズンインは、

 

いつにも増して楽しみにしていました。

 

作品と一緒に、植物たちが生息している場の空気感も贈れるように、

 

また、そんな場面に出会えるように、

 

とにかく待ち遠しいシーズンインです。

 

 

 

 

 

 

 

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