「川口江里 器展」 ありがとうございました
秋のシルバーウィークに合わせて7日間オープンしました9月のatelier gallery。
川口江里さんの器展、無事会期を終えました。
川口さんの慈愛に満ちた世界観に包まれた、
とてもしあわせな7日間でした。
福島県の南東に位置するいわき市は、
先の震災で多大な被害を受けました。
大変な状況は今もなお変わってはいませんが、
太平洋からの風向きにより原発の影響をほとんど受けなかったことで、
川口さんはなんとか作陶をつづけることができました。
陶芸に限らず作家活動を始めることは、とても難しいことではありませんが、
継続していくことは、何よりも難しいことです。
しかしそういったことにかけられる時間があるということは、
とても幸せなことなんだと思います。
今回、川口さんから伝えていただいたのは、
作家として生きていくことの大変さや、
作品に向き合うために自問自慰する思考云々ではなく、
純粋に大変なことは、生きつづけたいと願うことを、
日々叶えていくことではないかということです。
この7日間、多くの方にご来場いただきまして、
どうもありがとうございました。
この素晴らしい機会を与えてくださった川口さん、そして稲葉さんに、
心より感謝しています。