「金属の像刻花」はじまりました。

 

 

 

 

 

 

 

昨日より「金属の像刻花」がはじまりました。

 

昨日も多くの方にお越しいただくことができました。

 

本当にどうもありがとうございました。

 

2013年最後のatelier galleryは3週に渡っての土日月、のべ9日間オープンいたします。

 

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

今回は「金属の像刻花」というタイトルが示すように、

 

和名を持つ草花を制作しています。

 

日本原産とは限りませんが、古くから日本で親しまれている花たちです。

 

 

私見で申し訳ありませんが、西欧の芸術、美というものは、

 

おそらく人間があってその上に個人という自己を確立してきたように思います。

 

一方日本では、人間ではなく自然ではなかったか、と感じます。

 

自然と寄り添い調和していく中で美という境地が生まれ、

 

自然に対して人間の心を介在させることによって、

 

自然に宿る意志を美というものまで到達させました。

 

西欧の芸術との決定的な違いは、そこにあるのかなと考えています。

 

 

枯れた花、虫の喰った葉、鳥たちが喰い散らかした実の中にも、

 

自然が垣間見せる真実の顔があり、その一瞬をとらえる。

 

かの千利休がもたらした侘び茶の美意識、

 

どんな名もなき花にも神が宿ることを見出したその革命的な理念は、

 

西洋化された現在の日本にも脈々と受け継がれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「金属の像刻花」は、世界中どこの土地へ行っても受け容れられるようにありたいと考え、

 

欧米のステンドグラスを用い、ソリッドな鉄のフレームの中に納め、

 

博物学的な姿に草花を閉じ込めるという、西洋の様式を意識して作られています。

 

 

今回の和名を持つ草花たちは、以前からatelier galleryの洋の空間に、

 

和テイストを強くもつ花たちがどう見えてくるのか、

 

グローバルな視点を養う上で、まず日本の作家としての自然美の捉え方や、

 

客観的な視点を理解したいと考えていたところからモチーフに選定しました。

 

 

 

 

 

「金属の像刻花」は明日9(月)、来週の14(土)15(日)16(月)、

 

再来週の21(土)22(日)23(月)のオープンとなります。

 

その他の平日は、作業着でのお出迎えになってしまいますが、

 

事前にご連絡いただければ調整が可能な日もございますので、お気軽にご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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