慰霊の日
1945年6月23日から、68年を数えました。
親や親戚たちが歳をとったなと感じるのも、無理はありませんね。
沖縄は先日、一足早く梅雨明けを迎えたそうです。
友人たちから送られてくる眩しそうな空の写真を眺めながら、
6月23日という一日を憶うのです。
その時そこにいたわけではありませんが、
モノクロの画像は記憶の中にいつでも引き出せるようにあるようです。
それは、たくさんの出来事を伝え聞いて来たからなのかもしれませんし、
沖縄のおうちに置いてあった、坂本万七さんの写真集をいつも見ていたからかもしれません。
もしかすると、塀に残っている、無数の銃痕のせいかもしれません。。。
大戦後68年、戦争開始から72年になりました。
帰省しても、病院や介護施設にいることの方が多くなってしまいましたが、
これからあと何十年経っても、沖縄戦は語り継がれていきます。
人々が生きるということを必死で見つめていたわずかな時間。
戦後これだけの時間が経とうとも、いまだ消えることのない、
生と死を焼き付けたセルフポートレート。
五感のすべてを塞いではならない、6月23日という伝承式。