la racine
今週の金曜日から、中目黒は青葉台にあるGEODESIQUEさんにて、
以前にもご紹介させていただいていました、atelier cananeの高橋さんの展示会が始まります。
植物を作り始めてからというもの、花や植物たちとの関わりを考えずにはいられません。
それは、花が美しいのは僕らのためではないからです。
もしも人類すべてが滅んでしまったとしても、花や植物にとっては何の違いもないはずです。
でも、植物が地上から消えてしまったとしたら、人類を含む生命そのものが、
すべて消滅していくのではないかと思います。
僕らはお互いを必要とする以上に、花や植物を必要としているのではないでしょうか。
僕たちは花を踏みつけたり、摘んだりもできますが、花たちによって生かされているのは、
僕たちの方だからです。
花や植物が美しいのは、すべての生命とともにつながり、関わり合い、
共存しているからに違いないと思うんです。
高橋さんをならって、ほんの少しでも、花たちが微笑んでくれるような関わりを、
持ち続けたいと思います。
「ほんの少しの間でも、植物の慎ましい仕事ぶりに向き合ってみようとすれば、
種子や花ばかりではなく植物全体に、茎や葉や根にも、
慎重にして活発な知性の形跡を数多く見出すことができよう。」
maurice macterlinck『花の知恵〜V根』より
詳細はGEODESIQUE webサイトをご覧下さい。
http://www.geodesique.co.jp/news/index.php