羊たちの沈黙
展示会も2010年も、最後の週末を迎えました。
来週はもう2011年なんですね。まったく実感がありません。
会場には、大ちゃんが土日ともに終日おりますのでよろしくお願いします。
僕は、残念ながらいられないと思います。もしかするとお会い出来るかもしれませんが、
確定できないのです。申し訳ございませんが、お許し下さい。
さて、冒頭の写真は、精霊をイメージして彫ったもので、羊の姿にも見えます。
僕は出来上がってから早速、大ちゃんと話しました。
「羊と言ったら、春樹の羊をめぐる冒険だね、もしくは羊たちの沈黙かな」
すると大ちゃんは自信を持ってこう言いました。
「セガールですね」
「…………………。」
僕の長い沈黙の後に、こうも言いました。
「見たことないですね。沈黙の羊たちって言うんじゃないんですか?」
「……………………………………………。」
大ちゃんには僕の彫像が、セガールに見えていたんでしょうか。
僕はなんとなく不安を抱えたまま、今回の展示会を迎えていました。