赤田のみるくウンケー
今回の帰省では16年振りに、おうちの前を通る「みるくウンケー」を見ることができました。
もう300年も続いている伝統行事で、無病息災、五穀豊穣を願い、みるくがスネーイ(道を練り歩く)します。
写真の真ん中、右手にうちわを持ってるのがみるくです。
みるくとは弥勒菩薩の弥勒を指していますが、その昔、弥勒菩薩の化身として現世に現れたといわれる
布袋様の姿が元になっているようです。
でも、僕としてはみるくはみるくという神様だと思っているので、
そのへんのことはどうでもいいんですけどね。
みるくが通るのは、赤田、鳥堀、崎山の三町の
スージグワー(細い路地)です。
町内の子どもたちが赤田首里殿内を奏でながら
おうちの前を通り過ぎていきます。
みるくをウンケー(迎える)できて良かったです。
それにしても、本当にみるくは幸せそうな顔を
していますね。ご利益をいただいた感があります。
みるくが帰る首里クラブのある首里殿内
ではありませんが、夕飯は金城町の石畳下の、
首里殿内に家族で行きました。
朝早くからお墓の掃除まわりをして疲れていましたが、
ご先祖様、神様に感謝できた良い一日でした。
東京にいると、お祭りなんかにはまず行かないのですが、
こういう伝統行事は、年に一回は訪れたいですね。
何か浄化されたような気がします。
また来年もこの時期に帰って来れるといいなと思いました。