こんにちは。
今年は鎌倉に通っています。
長谷駅の近くです。
スチールドアなどでお手伝いをさせていただいています。
小学校から神奈川県ですので、何度も訪れているのですが、
何遍来てもいいですね。
空気が滞留しないからなのか、
それとも何か特別な磁場があるのか分かりませんが、
自分にとってとても落ち着く場所です。
山は低いなりにいい山がけっこうあるのですが、
どうも登る人が少ないみたいでして、
道が見えないくらい草が生い茂っていて、
危険な生きものが蠢いています。
何と言うか、人間界とあっちの境目、
もしくは出入り口的な感じが漂っています。
鎌倉は霊場なのでしょうか、単にケモノが多いだけなのでしょうか。。
それでもここのものの怪たちは、
みんなどこか愛嬌があって優しい種族のような気がしています。
仕事を納めた後も通い続けたいですね。
カテゴリー:未分類
投稿日:2023年2月24日 21:52
梅花黄蓮が咲く季節になりました。
春はもうすぐ、花粉ももうすぐです。。
梅花黄蓮といえば牧野富太郎博士が愛した花として有名ですが、
学名にはMakinoとは記されていません。
命名されたのは19世紀、おそらく1840年から1860年代頃で、
オランダの植物学者フリードリヒ・アントン・ヴィルヘルム・ミクェルが名づけました。
ミクェルはオランダ国立植物標本館の館長を務めた人でしたが、
海外へ採集に出向くことはなかったそうですので、
日本にしか自生していない日本固有種の梅花黄蓮の標本を、
どうやって手に入れたのでしょうか。
時代は江戸末期の日本が大きく変わろうとしていた頃になります。
長崎に来ていた採集家が運んだのでしょうか。
その頃に日本にいて、植物学に精通していた人物と言えばシーボルト。
シーボルトが来日していたのは1820年代と1860年頃で、
このどちらかの来日時に採集されたものかもしれません。
12,000点以上の植物標本を持ち帰ったようですので、
オランダの著名な植物学者が手分けして分類、命名する流れで、
ミクェルの手に渡ったものと思われます。定かではありませんが。。
日本の植物を日本の植物学者が命名していくのは、
残念ながらもう少し後になってからになるんですね。
牧野先生が誕生された1862年頃は、
山野の至る所で群生していたようですが、
それから160年が過ぎた今では、
なかなか見かけない花になってしまいました。
梅花黄蓮
バイカオウレン
Coptis quinquefolia Miq.
キンポウゲ科オウレン属
本州の福島県以南及び四国に分布
山地から亜高山帯の針葉樹林林床などに自生します。
雪解けが始まるまだ緑の芽吹きを探すのに苦労する土色の景色の中に、
小さいけれど瑞々しい緑の葉を広げ、
真っ白できれいな萼片を開くこの花には、
牧野先生をはじめ、多くの人々が魅了されてきたのでしょう。
私もそのひとりです。
大ちゃんは通り過ぎましたけれど。。
カテゴリー:未分類
投稿日:2023年2月12日 16:58
この足跡は誰のものですかね。
カテゴリー:未分類
投稿日:2023年1月29日 21:25
冬ですね。
極寒です。
そんな中、神奈川の生藤山と山梨の高川山に登ってきました。
どちらも標高1000M弱の低山ですが、
なかなか気持ちのいい登山となりました。
高川山は道の駅都留から歩いたのですが、
なかなかいいですね、この道の駅都留。
ここから歩いて登れる山がもう一つあるのを知りまして、
次回はその九鬼山という同じくらいの標高の山に登ってみようと思っています。
冬場は山梨の低山歩きが多くなっていまして、
いよいよ山梨百名山の全山登頂が現実味を帯びてきたというところ、
諸々バタバタとし始め、
次回はいつになるのやらと溜息が混じる今日このごろです。
カテゴリー:未分類
投稿日:2023年1月23日 22:51
こんにちは。
北アルプス展でのアンケートの結果ですが、
1番は牧野富太郎と日本の植物学者でした。
次いで北海道、星野道夫が見たアラスカ、
そしてなんと山びこ山怪伝説の山と植物が入り、
リンネと17世紀、世界の希少種、絶滅危惧種、南アルプスと続きました。
皆さまから多数の激励のお言葉を頂戴いたしました。
ありがとうございました。
大阪guliguliさんにて11月19日からの「日本の植物と山びこ探訪」では、
山びこ伝説にまつわる4つのお話しと、
山のこぼれ話と題しまして、山の都市伝説、山の戦利品、
高山の小さな樹木、イレギュラーに惹かれる訳、
絶滅種の誇りの5つのお話しも展示いたします。
来年は+106さん、haseさんと同じ二人展が続きますので、
このあたりのお話しは、新編も含めて展示していけたらと思っています。
カテゴリー:未分類
投稿日:2022年11月6日 13:31
こんにちは。
10月のateliergalleryオープンは無事終了しました。
ご来場くださいました皆さまありがとうございました。
来月11月は「日本の植物と山びこ探訪」と題しまして、
大阪では初めてとなります展覧会に向かいます。
車に作品を積んで行きますので、
池田市は兵庫県寄りにありますから、結構なドライブになりそうです。。
会場のguliguliさんは造園業を営んでおられまして、
植物には精通なさっており、
広い中庭を見るとそれがとても良く分かります。
また、建物にはカフェや宿泊施設もあります。
今回、広いギャラリーでどう見せようかと色々思案中です。
初めてということもありまして、
あまり多くの作品をご用意するのは勇気がいりますから、
なかなかまとまっていない状況です。
初日には、ピアニストの上柿絵梨子さんと、
バイオリニストの新村隆慶によるライブがあります。
お二人とも長く交流がありまして、
ずっと前からこのような機会を伺っていました。
実現できてとても嬉しいです。
大阪の皆さまどうぞよろしくお願いします。
カテゴリー:未分類
投稿日:2022年10月23日 15:53
こんにちは。
9月のateliergalleryにご来場くださいました皆さま
天候不順の中どうもありがとうございました。
今月10月もオープンいたします。
20日木曜日から22日土曜日の3日間になります。
そして11月は大阪府池田市のguriguriさんでの展示、
「日本の植物と山びこ探訪」というタイトルになりました。
大阪の皆さまどうぞよろしくお願いします。
詳細はまた後日お知らせします。
カテゴリー:未分類
投稿日:2022年10月11日 22:26
こんにちは。
IDEE TOKYOさんでの個展「北アルプス」が開催中です。
ご来場くださいました皆さまありがとうございます。
会期はあと4週ほどございます。
東京駅にお越しの際は少々お立ち寄りくださいませ。
先日、北アルプスではなく、南アルプスに行ってきました。
この晩夏の時期に見られる絶滅危惧種に会うことができ、
大変充実した山旅を過ごせました。
さて、来週後半からatelier galleryをオープンします。
常設展になります。
金属植物作品は18点ほど出せるものがありますので、
展示する予定です。
今回は予約などはありませんので、
お気軽にお越しくださいませ。
詳細はateliergalleryページをご覧ください。
カテゴリー:未分類
投稿日:2022年9月13日 16:31
北アルプスの最奥を目指す道中にある双六小屋。
登山口の新穂高温泉から7時間の場所にあります。
松本インターから上高地の玄関口の沢渡まで約45分、
そこから新穂高温泉までまた45分かかりますから、
登山口まで車でざっと5時間になります。
旅ですね。思い出す度に腰が痛いです。。
北アルプスの最奥は雲の平や高天原温泉になりますが、
ここへは双六小屋からさらに6時間で、
1日では辿り着けません。最奥ですから。。
そんなロングハイクの中間に位置する双六小屋ですが、
見えてからが遠いんです。
長距離運転と7時間登山で、
すっかりバテバテですから無理はありません。
さすがにこの工程はキツいと思いまして、
直近では登山口から1時間ちょっとのわさび平で幕営して、
双六小屋は立ち寄るだけで雲の平を目指しました。
ずいぶん楽になりました。。
初めからこうすれば良かったですね。。
先月のateliergallery で山好きな方から、
双六小屋にある池のことを聞かれていたのですが、
勘違いをして鷲羽岳の池のことだと思って話をしてしまいました。。
すみません。。
双六小屋の近くには確かに池があります。
双六岳はお花畑がたくさんありますから、
次回は双六小屋までなんとか頑張って登って泊まりたいと思います。
カテゴリー:未分類
投稿日:2022年8月15日 17:56
尾瀬ケ原の池塘に浮かぶヒツジグサ。
涼しげでいいなぁといつも思います。
写真はそのものをそのままリアルに伝えてくれるので、
作品の植物が自生していた姿が分かり易いのですが、
自分のイメージだともっと素朴な風景だったなと、
思うことが多々あります。
ノミや彫刻刀は使い慣れているとは言え、
また別の技法を要する木版画ですので、
まだまだ稚拙で申し訳ありませんが、
自分が見て感じたものと、
尾瀬ケ原のいろいろなイメージが刷り込まれていました。
植物作品は、自然を非常に微視的に捉えて制作されていますが、
山に入るのは制作のためではなく、
山の自然を感じることが好きだからという、
おおらかで巨視的な原点を忘れてはいけないなと思いました。
カテゴリー:未分類
投稿日:2022年7月1日 23:10