フレーム作品

 

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皆さんこんにちは。

 

天候不順が続いた今年の夏でしたが、

 

皆さんはご無事でしたでしょうか。

 

 

 

この夏はステンドグラス業界に大きな衝撃がありました。

 

世界最大手のステンドグラスメーカーである米国のスペクトラム社が、

 

経営難から廃業することになりました。

 

新築住宅が20年前から半減してしまっている状況と、

 

そもそもステンドグラスを取り入れることが少なくなっている現状、

 

そして色ガラスの製造過程で排出されるヒ素の環境問題などによって、

 

これ以上経営を続けていくのは困難ということだそうです。

 

日本でも主に使用されているのがこのスペクトラム社でしたので、

 

米国の他メーカーがどこまで引き継いでくれるのかがクリアにされないと、

 

現場の混乱状態はまだまだ続いてしまうのではないでしょうか。

 

 

 

スペソーとしてステンドグラスのサッシなどに関しては、

 

代替えできるガラスがヨーロッパのものでありますので、

 

あまり影響は出ないかと思われますが、

 

問題は植物のフレーム作品です。

 

ご存知のように、この作品は細かいクラックの入ったステンドグラスを使用しています。

 

スペクトラム社のガラスです。

 

朽ちていく雰囲気など作品の持つ世界観をより深めてくれていました。

 

作品の生命線です。

 

フロートガラスではクッキリ過ぎて、映り込みも大きいため使用出来ませんので、

 

現在いろいろなガラスを吟味していますが、

 

残念ながらこれといったものは見つかっていません。

 

フレーム作品を所蔵していただいている方々には、

 

くれぐれも破損などのないようにお願いいたします。

 

万が一の場合はフロートガラスにての修繕か、

 

ガラスが見つかるまでお待ちいただくことなってしまいますので、

 

どうぞご了承のうえお気をつけ下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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