「Poems to Poets 詩人たちへの詩」

 

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9日間にわたり開催しました「Poems to Poets 詩人たちへの詩」、

 

無事会期を終えました。

 

お越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。

 

 

 

早いものでatelier galleryをオープンしてから4回目の12月を迎えました。

 

回を重ねるごとに、年末にずれ込んでいっていましたが、

 

今回はついに最終日が27日となってしまいました。

 

そんな年の瀬の日曜日でしたが、内田輝さんの演奏会のおかげで、

 

とても盛り上がりのある最終日となりました。

 

参加された皆さま、お手伝いしてくれた方々、

 

そして内田さん、どうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

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「Poems to Poets 詩人たちへの詩」

 

修道1

 

 

 

 

 

「修道生活の書」より

 

 

 

 

私は私の生を、事物の上に、

 

次第に大きな輪を描きながら生きてゆく。

 

最後の輪はきっと描き終えないだろう。

 

それでも私は試みてゆくつもりだ。

 

 

 

私は神のまわりを、

 

蒼古の塔のまわりを旋回する。

 

数千年にわたって旋回する。

 

しかも私はいまだに知らない。

 

私が鷹であるのか、嵐であるのか、

 

それとも大きな歌であるのか。

 

 

 

R.M.リルケ

 

 

 

 

 

 

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「Poems to Poets 詩人たちへの詩」

 

モリソン小林と高里千世の二人展

 

会期:2015年12月19(土)〜27(日)12:00〜19:00  ※最終日は17:30まで

 

会場:special source atelier gallery

 

 

 

 

※内田輝さんの演奏会は定員に達しました。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

「Poems to Poets 詩人たちへの詩」

 

 

ラクリモーサ2

 

 

 

O Lacrimosa Ⅰ

 

 

 

 

 

 

おお ラクリモーサ

 

 

おお 涙を湛えたひとよ、こらえている空よ、

 

悲しみの土地の上で次第に重さを増してゆく。

 

そして彼女の泣くとき、斜めに降る

 

柔らかな驟雨は心の砂地に吹きつける。

 

 

おお 涙で重くなっているひとよ、涙の秤よ、

 

晴れている間は自分を空と感じなかった人よ、

 

けれど雲のために空となるよりほかないひとよ。

 

 

こんなにまで明らかに、近いのか、おまえの悲しみの国は、

 

きびしい単一な空の下で、まるで

 

横になったままゆっくりとめざめてゆき、

 

世界の深淵に面して水平に思考する顔のように。

 

 

R.M.リルケ

 

 

 

 

 

冬至をすぎて、いよいよ年の瀬となってきました。

 

2015年のatelier galleryのしめくくりは「Poems to Poets 詩人たちへの詩」。

 

R.M.リルケ、W・ホイットマン、W・ブレイク、E・ウォラー、T・キャンピオン、

 

そしてO・レルケという6人の詩人たちの詩から、

 

絵画と彫刻を制作しています。

 

 

 

 

 

 

 

「Poems to Poets 詩人たちへの詩」

 

モリソン小林と高里千世の二人展

 

会期:2015年12月19(土)〜27(日)12:00〜19:00  ※最終日は17:30まで

 

会場:special source atelier gallery

 

 

 

 

 

 

 

「Poems to Poets 詩人たちへの詩」

 

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今回は「Poems to Poets 詩人たちへの詩」と題しまして、

 

彫刻と絵画の作品が並んでいます。

 

ほんのわずかな一歩で、少しずつしか進むことはできませんでしたが、

 

atelier galleryは、4回目の12月を迎えました。

 

 

 

人とのつながりは不思議なもので、

 

深く親愛なるものになるものもあれば、

 

彼方へ過ぎてゆくものもあります。

 

atelier galleryを始めてからでもそれらは変わらず生じますが、

 

少しずつの歩みを経て、

 

みずからがすみやかな存在となれれば、

 

それぞれの渇きをしずめるものであり、

 

存在のあかしとなるものと思いつづけていました。

 

 

 

今回の「Poems to Poets 詩人たちへの詩」は、

 

すべては過ぎ去るものなのならば、

 

過ぎ去るかりそめの歌を、詩人たちの言葉を借りて、

 

表現することだったのかもしれません。

 

 

 

わたしたちを孤独にする精神は、かえって、

 

わたしたちを結び合わす自信に満ちていて、

 

とても静かなものなのかもしれません。

 

 

 

 

 

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「Poems to Poets 詩人たちへの詩」

 

モリソン小林と高里千世の二人展

 

会期:2015年12月19(土)〜27(日)12:00〜19:00  ※最終日は17:30まで

 

会場:special source atelier gallery

 

 

 

 

 

 

 

 

「Poems to Poets 詩人たちへの詩」

 

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彩りのある情景を描き、自然を讃え自由を謳歌し、希望を語る言葉の彫刻家。

 

詩人たちが紡いだ言葉の1ページが、彫刻となり絵画となります。

 

 

 

12月のatelier galleryは「Poems to Poets 詩人たちへの詩」と題しまして、

 

モリソン小林の彫刻と高里千世の絵画展になります。

 

明日の19日(土)から27日(日)までの9日間のオープンとなります。

 

ダイレクトメールは早い方では先週には届いていたと思いますが、

 

このblogでの告知が前日になってしまいました。

 

実は、もう先週にアップしていたと思い込んでしまっていたようです。。

 

毎年のことですが、年の瀬で大変お忙しい時期ですので、

 

奇跡的に時間が空いた方や、奇跡的に久地近辺に来てるという方は、

 

是非お立ち寄り下されば幸いです。

 

 

 

 

「Poems to Poets 詩人たちへの詩」

 

モリソン小林と高里千世の二人展

 

会期:2015年12月19(土)〜27(日)12:00〜19:00  ※最終日は17:30まで

 

会場:special source atelier gallery

 

 

 

 

最終日は音楽家の内田輝さんの演奏会があります。

 

穏やかな気持ちに満ちて、2015年を送れるような音色を奏でてくれるクラヴィーコード。

 

お時間ございましたら、是非お越し下さい。

 

 

 

「内田輝さんクラヴィーコード演奏会」

 

開催日:2015年12月27日(日)

 

18:30開場、19:00開演

 

 

 

※定員に達しました。ありがとうございました。

 

当日の受付はございません。ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

奥多摩 初冬

 

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季節は冬に入り、降雪も間近。

 

東京都の最高峰へ。

 

 

 

 

 

 

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都内近郊、随一のロングコース。

 

長く続く樹林帯の勾配を、ひたすら登り続ける。

 

 

 

 

 

 

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大きくそびえる富士山。

 

2,800Mからは白銀の世界のようだ。

 

 

 

 

 

 

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樹林帯を抜けるとさらに勾配がキツくなるが、

 

眺望の良い稜線では、疲れていても脚は前へと進んでいく

 

 

 

 

 

 

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山頂が近づくとガスが広がりはじめた。

 

 

 

 

 

 

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そんな時でもピークハンターは笑顔を絶やさない。

 

 

 

 

 

 

 

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こんな時の山頂での温かなカップラーメンは、

 

星のついた店のどんな料理よりもおいしくてありがたい。

 

 

 

 

 

 

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下山を始めるとガスで夕陽が拡散して、

 

とても幻想的だった。

 

 

 

 

 

 

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樹林帯に入り、予定下山時刻まであと2時間というところで、

 

上弦の月が昇り、夜の帳が下りた。

 

真っ暗な登山道を1時間で駆け下りた代償は大きかったが、

 

澄んだ空気と枯れ葉の香りを充分に堪能できた、初冬の奥多摩だった。

 

 

 

 

 

 

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