梅雨

 

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6月を迎えて少し天気がぐずつくと、

 

もう梅雨入りかなと思うような季節になりました。

 

気分の波が少しあるかなと思うような季節でもあります。

 

 

 

「個展やりたいんですけど場所がなくて。。

 

メールを送ったりしても返信がなかったり、

 

作家がすでに決まっているからとか、

 

うちのお客さんの趣向には合わなそうだからとか、

 

なかなか難しいですね。

 

みんなどうやっているんですかね。

 

やっぱりツテなんでしょうか。。」

 

 

 

先月のatelier galleryでのことです。

 

あまりうまく受け答えできなかったので、

 

少しばかり考えてみました。

 

 

 

こういった悩みは作家さんと親交があれば良いのですが、

 

良く知らない場合はなかなか受け答えが難しいですね。

 

ツテなのか、と言われればそうかもしれません。

 

僕でも作家さん自体を良く知らないと受け答えが難しいのですから、

 

お店やギャラリー側も同じなのかもしれませんね。

 

 

僕も知人の個展を見に行ったときなどに、

 

良い空間だなあと思うと、後で作品の画像を添付してメールを送ったりします。

 

滅多にないですけど、僕もそういうことはします。

 

同じように返信が来ないなんてざらですし、

 

趣向が合わないとはっきりと断られたことはありませんが、

 

作家さんが埋まっているからとやんわり断られたりします。

 

こればかりは仕方がないですからね。

 

自分の世界観が他の人も好きかどうかは、わかりませんから。

 

山の天気と同じといったらなんなんですが、

 

いろんな状況で変わってしまうものだと思いますね。

 

 

そうは言っても作品を発表する場所がなければ、

 

作家としての成長は見込めませんし、

 

かといって場所に思い入れがないところでは、

 

価値を落としてしまうことも危惧されます。

 

それでも、学校のツテや知り合いのツテで合同展にすべり込んだり、

 

実績のない小さなところでも、自分がリスペクトできるところが何かあれば、

 

いいんじゃないかなと僕は思います。

 

 

また山の話になりますが、

 

山登りで一番つらいのは、景色の見えない急勾配の樹林帯です。

 

ガスに覆われた雨の稜線も嫌ですね。

 

どちらにしても視界がないというのがつらいんですね。

 

遠くに一筋の陽光が見えて、それを頼りに前に進むというのはとても危険です。

 

どんなときでも足元はなんとか見えるはずですから、

 

一歩一歩確実に辿ることが迷わない手段です。

 

作家としてつらい時期というのは、

 

同じように視界が利かない時なのかもしれません。

 

自分の今の状況を受け入れて、

 

一歩一歩できるところから辿っていくことが、

 

確かかなと思います。

 

 

 

まあ、僕も視界は利いていませんので、

 

こんな考え方もあるな、くらいで察してもらえるとありがたいですね。

 

 

 

 

 

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