Jasminum polyonthum Franch.

 

 

 

 

 

 

先月末にだいちゃんとシモンさんと溝ノ口の場末の居酒屋で遅めの新年会をした時、

 

久しぶりに島酒(泡盛)を飲みました。

 

どうでもいいことなんですが、僕はあまりこっちでは島酒を飲みません。

 

なぜなら、なんとなく内地で飲むよりも沖縄で飲む方がおいしい気がするからです。

 

島酒はやはり温暖で湿度が高い沖縄の風土が生み出したお酒ですので、

 

東京の、特に乾燥した冬に飲むには適さないのだとは思います。

 

ではなぜ島酒を頼んだかというのはさておき、

 

沖縄では飲み易い部類に入る「残白(残波の白)」の25度がありましたので頼みましたが、

 

案の定、何かもの足らないのです。

 

ふたりはおいしいと言って飲み続けますが、

 

僕はやっぱりしっくりいきませんので、何か良い割ものはないかなと厨房をちらちら探索しました。

 

沖縄では当たり前のように用意されているシークワサーやうっちん茶ですが、

 

こちらでは残念ながらありませんでした。

 

失望する僕は一縷の望みをかけて店員さんに「ジャスミン茶とかありませんか?」と聞きました。

 

すると店の奥から出てきたのは「さんぴん茶」のペットボトル。

 

僕はあまりの嬉しさに店員さんと固い握手をしていました。

 

 

 

 

正月明けに沖縄に帰省すると、ちょうど東京でジャスミンの花が咲く頃の気候になります。

 

僕は正月に帰れないこの数年を顧みながら、

 

ジャスミンの香りのする島酒を飲んで、親戚や友人たちのことを思い出しながら、

 

冬の東京でもいけてる島酒の割り方の発見に、ひとりにやにやしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羽衣素馨

 

Jasminum polyonthum Franch.

 

モクセイ科ソケイ属の蔓性常緑灌木

 

 

 

香りが良く、うすいピンクがかった白い五光星のような花をつけ、

 

おもに観賞用植物として栽培されています。

 

ジャスミン茶として使用されるのは主にアラビアジャスミン(茉莉花)ですが、

 

この花は見た目も良く、お茶の上に香り付けとして重用されています。

 

 

 

※「さんぴん茶」とはジャスミン茶の中国語「香片茶 (シャンピェンツァー)」から転じた名称です。

 

沖縄でもっともポピュラーなお茶です。

 

しかし沖縄では「さんぴん茶」で島酒を割る人はあまり多くはないようです。。

 

北部のリゾートホテルなどでは、お茶やお酒にこの花が香り付けに入れられていて人気のようですが。。。

 

 

 

 

 

 

 

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