鷺草
今から約6500万年前、恐竜をはじめとする多くの生物が地球上から姿を消したK/T境界。
これを機に劇的な分化を経て、地球上の植物の中で最も多様化が進み、
現在の植物相においてキク科と並び繁栄を極める植物がランです。
17世紀から19世紀にかけて多くのランの種が発見され、
世界各地で乱獲が相次ぎ、現在では絶滅危惧種が最も多い植物ともなっています。
鷺草は日本に自生するランのひとつです。
その名の通り、白鷺が羽根を広げ、飛翔しているかのような姿をしています。
その特異な造形美のため、この花も多くの美しいランと同様に、
自生地が非常に限られる絶滅危惧種です。
花たちが持つ独特の不思議な造形には、いつも感心させられます。
もちろん鷺草は名付けられるずっと以前から、その姿で咲いていた花ですが、
どうやってこのかたちへと行き着いたのか、とてもロマンを感じさせてくれる花です。
鷺草
Habenaria radiata Thunb.
『金属の像刻花』出展作品
solid metal plants:h275,t9x100steelbase
先日DMを発送いたしました。
都内では中目黒のGEODESIQUEさん、HIKEさん、atelier cabaneさん、
白金台のGASA*さん、吉祥寺のshawn&meguさん、銀座のmokuhonさん、浅草橋のsyuroさん、
名古屋ではcarafeさん、haseさんに置いていただいております。
また会期中に行なうワークショップへのご参加は、引き続きお待ちしております。
http://specialsource.jp/myblog/2013/11/22/12月のatelier-gallery-workshop-2%E3%80%80『アロマテラピー』/