一瞬の果敢なさ

「一瞬の果敢なさを表現している作品です…..」
2009年の「物質の循環展」で、 hikeの須磨さんが書いてくれた文です。
とても気に入っています。

 

 

 

実は昨日、物質の循環の世界とはまったく違う現実世界で、「一瞬の果敢なさ」を感じました。

 

伏線は年末の12月21日、藤沢へ打合せに行った帰り道。

 

お昼ご飯を食べて帰ろうと話しながら1号を上っていきますが、いくつもの飲食店を通り過ぎていきます。

 

 

 

(モ)「だいちゃん、なんでもいいから入ろうよ」

 

(だ)「ええ。。なんですけど、なんかこれといって惹かれるところがないもんで。。。」

 

 

(モ)「あっ!COCO壱番館あるよ!」

 

 

(だ)「。。。。。」(シカトしてにやにやしながら通り過ぎる。。。)

 

 

(モ)「あ〜あ、これ逃したからもう横浜新道入っちゃうよ。。」

 

 

(だ)「あっ〜。。かつやが見えてきましたよ。。」

 

 

ようやく『肉全面』に巡り会ってうれしそうに減速して入ろうとするだいちゃんに、まさかの事態が!!

 

 

(モ)「あれっ!?26日オープンって書いてあるよ。。。」

 

 

(だ)「。。。。。。。。。。。。。」

 

 

 

結局そのまま高速に乗ってスペソーまでノンストップになってしまい、

 

買いにいくのも面倒くさいだいちゃんは、置いてあったカップ麺を寂しそうにすすっていました。

 

それから年が明けて1月11日の昨日、同じように打合せが14時くらいまでかかり、腹ぺこで帰る道中。

 

 

 

(モ)「今日はいい加減食べて帰りたいな」

 

(だ)「そうですね。。なにがいいですかね。。」

 

(モ)「だからCOCO壱番館のスープカレーって言ってんじゃん」

 

(だ)「。。。。。」(にやにやしながら。。)「いいですね。。。」(ずっとにやにやしたまま。。。)

 

(モ)「あった!COCO壱番館!って、あーっ!!また通り過ぎちゃったじゃんかー!!」

 

(だ)「。。。。。」(満面の笑み。。してやったり顔)

 

満願かなっただいちゃんは駐車場に車を停めると、さらに猫背になって小走りにかつやに入っていきました。

 

 

そして、かつじゃないエビフライ定食をほおばって満足しただいちゃんは、スペソーに帰ってもろくに働かずに、

 

20時ジャストで「今日は早く帰らないと行けないんで。。」と言い残し帰っていきました。

 

僕はというと、40代半ばには空きっ腹にかつやは応えたらしく、胃がもたれてどうしようもない感じで帰宅すると、

 

 

うちの奥さんに上着が油臭いと怒られてしまう始末。。。

 

 

 

 

「一瞬の果敢なさ」。。。。。

 

 

 

それは僕にとってはCOCO壱番館を素通りされたときだったのかもしれません。

 

そしてだいちゃんにとっては、26日オープンって書いてあったときでしょうか。。。

 

日常の中で繰り返されるかけがえのない一瞬の果敢なさ。。

 

 

 

 

 

なくてもいいような、一瞬の果敢なさもあります。

 

 

 

 

 

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