work wagon

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それぞれのアトリエにそれぞれの作業ワゴンがありますが、

 

10数年前、大森にあった取引先の工場にあった作業ワゴンはとても薄汚くひねこびていましたが、

 

とても素敵なワゴンでした。

 

「フランス製のものをカスタムしたりしてこうなったんだ」、

 

「見た目はボロいが使い勝手はバツグンだよ」と細部までいろいろと見せてくれました。

 

2、3年前に高齢が理由で工場を閉められてしまったようですが、

 

数ヶ月前にあのワゴンはどうしちゃったんだろうとの追憶が頭から離れない時期があって、

 

写真のはその時制作した作業ワゴンです。
 

 

 

 
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全体を錆させてから表面の錆を落としてクリアワックスを塗布しています。

 

ウレタンやラッカークリアなどを塗ってしまうと、

 

後から錆が膨れ上がってきて塗膜が剥がれてしまいます。

 

色を塗ってあれば味になるんですが、クリアだとただ汚いだけで全部剥がしたくなりますが、

 

大変なので結局汚いまま使い続けなければいけません。

 

こういうものは自分でメンテナンスするものなので、

 

錆が気になってきたらサンドペーパーで落としてまたワックスをかけます。

 

それを気長にやっていけばどんどん味が出ていきます。
 

 

 

 
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抽き出しは上段の木の方はストックしておいた古いものを使っています。

 

下の鉄のものは取り出して作業台の上に置いて使ったりもしています。

 

すべて鉄で味が出ているアメリカ製のものもかっこいいですが、木が少し入るといいですね。

 

こういったワゴンを使う方は皆さん自作される方が多いと思いますが、

 

それぞれに使い込んだ味があって、どの工場にお邪魔させてもらっても、まず初めに探してしまうものですね。

 

 

 



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w1040 d440 h900 スチール錆仕上げにクリアワックス

 

 

 

 

 

 

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