japanist

 

 

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先日、季刊誌『 japanist 』さんの取材がありました。

 

「ニッポンに、詳しくなろう」というコンセプトで、日本とは、日本の文化とは、

 

世界の中における日本のあり方とは、日本の多様性とはなど、

 

幅広い角度から日本を取り上げている季刊誌です。

 

 

 

「まず、モリソン小林という名前に惹かれました」

 

 

 

話を受けてから不安だった僕は、そのひと言で楽になりました。

 

書道家、画家、陶芸家といった作家さんたちが名を連ねた中で、

 

何をやっているかわからない、しかもカタカナのあだ名を冠した者が

 

出てもいいものだろうかと思っていたからです。

 

 

「文章が人を作るんだから、よく勉強しておけ。そのうち、文章で交流する時代が来るから…」

 

 

学生の頃、兄に良くこう言われていたことを思い出しました。

 

編集長の高久さんは兄の言った通りの方で、素晴しい方でした。

 

自分が文章でどう表現されるのか、期待感でいっぱいになりました。

 

高久さんは、いろいろな仕事を通じて、たくさんの素材を扱ってきたことが、

 

僕の作品の独自性を生んでいるのではないかとおっしゃっていました。

 

日本人は古来から、一芸に秀でることを良しとする価値観が定着していて、

 

いろいろなことに手を出す人は、器用貧乏と言われてきました。

 

僕も同じで、何でもやるねぇと良く言われますが、特別何ってものがないねと

 

言っているんだなとわかってもいました。

 

実際その通りなので、もともと持っている限られた才能を最大限に引き出すためには、

 

たくさんの知識と経験と技術を身につけておかなければならないんです。

 

そうしないと生活していけないということを、本能的に理解できていたのは、

 

いろんなことを知ろうと思うことが大事だと教えてくれた、兄のおかげです。

 

特出した才能がないという本質的なものの見方や、

 

自分らしく生きるという人生の命題を、早くから意識できていたことが、

 

今の仕事や、創作活動を支えてくれているんだと改めて実感することが出来ました。

 

取材だったのですが、僕の方がいろいろなことに聞き入ってしまったり、

 

考えたりしてしまいました。僕にとっては、貴重で、とても楽しい時間でした。

 

高久さんどうもありがとうございました。

 

 

 

 

『japanist』13号は、4月25日に発売されます。

 

書店などで見かけられましたら、是非ご覧になって下さい。

 

高久さんの文章はとても面白くて、プッと吹き出してしまうかもしれませんが、

 

きっと惹き込まれてしまうと思います。

 

高久さんのブログに、取材時のことが書かれています。

 

是非覗いてみて下さい。

 

 

多楽スパイス:www.compass-point.jp/diary.shtml

 

『japanist』の詳細は、タイトル下バー右のjapanisitをクリックしてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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