ウンナンシボリアゲハ
先月末のNHKニュースで、幻の中の幻のチョウとされていた、
ブータンシボリアゲハが発見され、映像として映し出されるという、
ビックリ仰天の大発見ニュースを見ました。
ただでさえ見つけるのも大変だったのに、どうやってTVに。。。
いろいろ複雑な気分にさせられてしまいましたが、
とにかく78年振りの世紀の大発見に、小学生だった頃のあの出来事を
思い出さずにはいられなくなったのでした。
1981年、北海道山岳連盟隊が、中国四川省のミニヤコンカ山に挑みました。
残念なことに不運に見舞われ、多くの犠牲者を出してしまいました。
当時とても大きなニュースでしたので、小学生でしたが、僕も覚えていました。
僕が小学生でも覚えていられたのは、世紀の大発見とされたニュースがあったからでした。
この登山の副産物として、隊員の梅沢さんらが持ち帰って来た珍しいチョウのことです。
それは、長い間謎のチョウとされていた、ウンナンシボリアゲハでした。
イギリスの植物学者のジョージ・フォレストが、このチョウを雲南省で採集したのは、
1918年頃のことでした。この発見は、それ以来の大発見として、とても話題になっていたのでした。
小学生だった僕はもちろん、次の日にはワギとたーちゃんたちとカブト山に行って、
いるはずもないウンナンシボリアゲハを探しまわっていたのでした。
何日も何日も。。。
ウンナンシボリアゲハ
学名:Bhutanitis mansfieldi
生息地:中国四川省、雲南省
現在はだいぶ装備も進歩して、
危機管理能力が高まったおかげで、
難しくはなくなって来ていますが、
以前までは、このチョウを採集するのは、
命がけだったそうです。
僕が制作したのは、原名亜種は見られないので、
生息数の多い同属亜種のものですが、
それでも、このチョウには、近づいてはいけないと
思わせる神聖な何かを感じます。
今週金曜日から始まる『ケミカル展』では、スペソー10周年記念として、
写真の「The world butterflies」の作品から、あるキーワードを探していただくと、
1名様のみで申し訳ありませんが、記念品を差し上げたいと思っています。
解答用紙はGASA*shopスタッフにお尋ね下さい。
抽選は最終日に行う予定です。
詳細はGASA*HPのinformationまたはblogをご覧下さい。
在店日時です。
12月3日(土)2人
4日(日)モリソン
10日(土)大ちゃん
11日(日)モリソン
17日(土)大ちゃん
18日(日)モリソン
※平日の在店日時は、また後日お知らせします。
※大ちゃんは忙しくても絶対休むので、日曜はだめだそうです。