甲斐小貝母
カイコバイモ
Fritillaria kaiensis Naruhashi
ユリ科バイモ属
絶滅危惧IB類EN
日本固有種
観察地:山梨県南巨摩郡
春を告げる球根植物で非常に希少な絶滅危惧種です。
花期は3月中旬から4月上旬ころまでになります。
ブナが多い自然林の林内に見られますので、
植林が多い山域では見ることができません。
この花が咲く頃はまだスミレもちょこっと咲いているくらいですので、
見つけられそうな気がしますが、
非常に小さな植物のうえ、
枯葉の陰に隠れてそっと咲いていますから、
見つけるのにはなかなか苦労します。
それでもこの春の妖精スプリングエフェメラルに出合うと、
小さいながらも温かな幸せを感じることができます。
size B5: h244 w173 t44 /1.4kg
自然礼賛2023「枯葉枯色」